2024-01-01から1年間の記事一覧
3月の歌舞伎座。本日マイ初日です。 天気は悪く、午後からは雨模様でしたが、歌舞伎座の中は熱気ムンムン。四世中村雀右衛門十三回忌追善狂言もあり、1階ロビーでは遺影が。 2階ロビーにはお役のポスターが飾られ、たくさんの方が写真に見入っていました。 …
本日は快晴の中、歌舞伎座の初日を迎えました。おめでとうございます。つつがなく千穐楽を迎えられますように。 私も早く行きたいです。 3月の演目紹介はこちら! munakatayoko.hatenablog.com そして、5月の『團菊祭』の演目も出ました!! これはなかな…
3月の一幕見の料金が出ています。 幕見席の料金の設定 初日の状況は? ▲4階からの見え方 幕見席の料金の設定 一幕見の料金というのは、昼の部夜の部それぞれ、全ての演目を観ると歌舞伎座3階B席と同じになるよう設定されています。 (2部制だと4000円:2024年…
3月です!少しずつ日ものびてきて、春近しですね。寒いけど。 歌舞伎座は初日が明けるのが3日です。 演目紹介します。 ■昼の部11時~ 『菅原伝授手習鑑』~寺子屋 『傾城道成寺』 『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』 ■夜の部 4時15分~ 『伊勢音頭恋寝刃』 『喜…
「2月は逃げる。3月は去る」と言いますが、本当ですねえ。あっという間に過ぎ去りました。 『野崎村』鶴松のお光に泣かされた 『釣女』 『籠釣瓶』哀れな八ツ橋、狂気の次郎左衛門に中村兄弟新境地 『猿若江戸初櫓』図らずもダブルキャストとなった 「すしや…
今日は能を観に国立能楽堂へ。 平家物語の「小督」 歌舞伎の「仲国」 能の「小督」 初心者の私が毎月ひとつ能を鑑賞する日を設けるようになって数か月。なにもわからぬままどの演目を観るか決めるのは、「どこかひっかかるもの」です。歌舞伎で観たことある…
先日も、中村芝のぶさんが『第31回読売演劇大賞』を受賞したとブログで紹介しましたが、その贈賞式の様子がYouTubeで上がっていました。 中村芝のぶのスピーチ全文 感謝の心を美しい言葉でつづる この賞は、2023年の優れた演劇作品や演劇人を顕彰するもので…
松本城に行ったあと、ぶらぶらお散歩。 おみやげを買ったあとは、松本市立博物館へ。 ■2階企画展「至極の大衆文化 浮世絵 ―酒井コレクション―」 ■ 歌舞伎を思い出しながら浮世絵を楽しむ 士農工商の内 工(歌川国貞)第3章 江戸の風俗 契情五軒人 大文字楼本…
松本城に行ってきました。 姫路城とは対照的 真っ白の姫路城とは真逆な漆黒の城。だが美しいです。駅からズドーンと見える姫路城。近づいてるはずなのになかなか姿が見えない松本城。それも敵を撹乱する目的だとか。やっと姿を現してくれました。 天守6階ま…
今回松本に行った目的は、人形浄瑠璃文楽『木下蔭狭間合戦「竹中砦の段」』を観ることです。木ノ下裕一さんが昨年秋にまつもと市民芸術館の「芸術監督団」に就任。 今年度は参与として活動し、令和6年4月から「芸術監督団」の団長として、演劇部門の芸術監督…
今日は松本に来ています。雪でびっくりしました! 2時開演の文楽が目的でしたが、早すぎたかなー。お蕎麦屋さんに入ります! さすが松本、めちゃ美味しかったです。9割。冷たいお蕎麦のみ。店の名前は「丸周」 うまーい!
長瀬記念ホールというところに行ってきました。初めてです。 京橋駅からすぐ。 「映画の保存・研究・公開を通して映画文化の振興をはかる拠点」だそうです。シンポジウムや講演会も行っているようですが、様々な映画を上映しています。 今回観たのは人形浄瑠…
歌舞伎座に行くときはいつもサンドイッチやおにぎり持参のことが多いです。 ・家で用意できる ・安上り ・お腹いっぱいにならないよう、さりとてお腹がグーグーならないような分量にできる という理由だけなんだけれど、今月はお弁当も買いました! 好きでよ…
今月の「猿若祭」、夜の部の最後を締めくくるのは、勘九郎と次男長三郎の『連獅子』。勘九郎と長男勘太郎の『連獅子』がもう3年前かと驚く。またひとつ、中村屋の歴史が続いた。めでたかるべし。 静謐な前ジテ。 振り切っている宗論。 荒ぶる後ジテ。 籠釣…
本日は一幕見ツアーでした。チケットの取り方や歌舞伎の話をしたり、歌舞伎座周辺をご案内したあと『籠釣瓶花街宵醒』を観ました。 お客様は2人。6年前に参加して下さった方のリピートと歌舞伎初めての方でした。 リピーターの方は、その後、幕見席4階から…
ついにやってしまいました。 今週末に行く予定の地方都市でのチケットを確認しようと思って探したのが、ない。 コンビニ発券だと思ってサイトの予約履歴などを調べたところ、ない。 予約完了のメールは、ある。 うーむ。もう一度メールを確認すると、4日以内…
歌舞伎座2月の昼の部。トップバッターは『新版歌祭文』の「野崎村」でした。 ■登場人物(前段までの話に絡めて) ■あらすじと見どころ ・八方ふさがりの久松と、お光とお染の三角関係 ・お染久松の不毛の話し合いとお光の決意とは ・見送るお光の本心は ■付…
今月の「古典芸能への招待」。 2022年6月の博多座でおこなわれた「6月博多座大歌舞伎」での、菊之助の『鷺娘』と菊之助が宗五郎を演じた『魚屋宗五郎』が放映されます。 これは、特に『鷺娘』が素晴らしかったです。 munakatayoko.hatenablog.com 宗五郎は、…
14日は浄瑠璃を聞く会に行って来ました。 おはなし 『絵本太閤記』から妙心寺の段 『絵本太閤記』尼崎の段 演奏を後押しした屏風 会場は、趣のある三越劇場です。 おはなし 吉坊さんの司会のもと、織太夫さんと藤蔵さんのお話。今回は新人ふたりが出ていると…
人形浄瑠璃・歌舞伎の土台をつくった巨人 『近松門左衛門』生誕370年没後300年記念として、3回シリーズで取り上げる「歌舞伎のセカイ」. 近松シリーズは今回が最終回となります。 1回目、2回目と参加していない方のために、簡単に。 1回目の内容 2回目…
『籠釣瓶花街酔醒』はあでやかな花街、吉原が舞台です。衣裳も豪華で出てくるし、出てくる花魁たちの美しいこと。 でも吉原の実態といえば女性を品物のように扱う性搾取の世界。花街は「苦界」とも言われました。では、『籠釣瓶花街酔醒』では表面的な美しさ…
3月19日に一幕見ツアー開催します。 『御浜御殿綱豊卿』を観る予定です。 こんなお話です。 munakatayoko.hatenablog.com 申込、詳細はこちら。 初心者歓迎。一幕見で、歌舞伎を安く楽しもう!丁寧にレクチャーします♪ 【ゲストへのご挨拶】 歌舞伎は庶民の…
簡単なあらすじ 詳しく見よう。あらすじと見どころ 次郎左衛門。八ッ橋にひとめぼれ 釣鐘権八現れて不穏 釣鐘権八、繁山栄之丞に八ツ橋の裏切りを吹き込む 栄之丞現れ動揺する次郎左衛門 栄之丞、八ツ橋に愛想尽かしを迫る 場が凍り付く縁切りの場 戻ってき…
今日のニュースは、こちら! 今年度のシネマ歌舞伎のラインナップが発表になりました。 シネマ歌舞伎とは シネマ歌舞伎は、歌舞伎の舞台を映画で見せるものです。 まるで一等席で見るように、セリフもはっきり聞こえ、表情もくっきりわかります。衣裳の柄な…
9日から勘太郎君が歌舞伎座に復帰しました。 よかったよかったと思っていたら、 今度は、新橋演舞場で『ヤマトタケル』の主役を演じている市川團子が、体調不良のため、休演となってしまいました。代役はダブルキャストで主演を演じている中村隼人です。スー…
2024年2月の文楽1部。 歌舞伎での5段目、6段目に相当する「山崎街道出合いの段」「二つ玉の段」「身売りの段」「早野勘平腹切の段」。見ごたえ聴きごたえがありました。 定九郎の衣裳は、歌舞伎からの逆輸入 文楽では、定九郎と与市兵衛のやりとり多め 太…
三番叟は、能の「翁」という演目から派生した、天下泰平や国土安穏を願う祝祭的な演目です。歌舞伎でも、もっとも儀式的なものが『寿式三番叟』。翁と千歳が舞ったあとで、三番叟が軽快に踊ります。『寿式三番叟』のほか、『舌出し三番叟』、人形にみたてた…
アクセス。4駅から行けるが、外苑前駅が一番近い 会場内飲食禁止だがカフェ、コンビニあり 1部の感想 本日は、文楽鑑賞。 12月のシアター1010に続き、新しい劇場での公演にちょっとドキドキ。 2月は日本青年館ホールです。神宮球場やら国立競技場やらの近…
夜の部に行きました。 ▲とてもいいポスターですね。篠山紀信さんです 『猿若江戸の初櫓』は、中村家由来の演目です。 ▲猿若人形が2階ロビーに展示されていました。初代以来300年以上中村家に伝承されているそうです。 詳しいあらすじなどはこちらに書きまし…
おはようございます。3月4月の演目が出ています。 3月 4月 ブログ内で演目紹介済みのものもありますが、まだのものについてはこれから少しずつ紹介していきますね。3月も4月もワクワクする演目が続きます。
1月が終わってほっとする間もなくあっというまに2月の初日が、昨日あけました。 2月は18世勘三郎十三回忌追善ということで、所縁の演目が並びます。 詳しい演目についてはこちら! munakatayoko.hatenablog.com 初日の昼の部に行ってきました! 中村屋の…
2月は中村勘三郎十三回忌追善。早いものでもう勘三郎が亡くなって12年たつのですね。中村家ゆかりの演目が並び、中村屋ファンにはたまりません!いや、中村屋ファンでなくても。 ざっと並べてみますと、わかりやすい人気狂言が並んでいますね。初めて歌舞伎…
浅草メンバーから嬉しいニュースが飛び込んできました。 坂東新悟さん3月にご結婚 まずは4日前に、坂東新悟さんが3月に結婚されるというニュース。 坂東新悟さんは、坂東彌十郎さんの長男で1990年12月5日生まれの33歳。 たおやかな女方として活躍されていま…
災害に始まった新年 新春浅草歌舞伎【浅草公会堂】 初春歌舞伎公演【新・国立劇場】 初春大歌舞伎【歌舞伎座】 能楽堂ショーケース 晴れやかに新年が明けたと思ったら、元旦からの悲惨なニュースに心が痛みました。 災害に始まった新年 そして早ひと月。能登…
あらすじと見どころ 価値観は違っても我が子を失う悲しみは同じ 熊谷直実(歌昇) 藤の方(莟玉) 相模 (新悟) 義経 (巳之助) 『熊谷陣屋』は、ちょっと今の時代の価値観では計り知れないお話なので敬遠される方もいるかもしれません。 あらすじと見どこ…
『息子』は大正11(1922)年に発表された小山内薫の戯曲ですが、これは小山内薫のオリジナルではなく、イギリスのハロルド・チャピンの「父を探すオーガスタス」という作品の時代背景を江戸に置き替えたものだそうです。齋藤雅文演出も細かく丁寧でいいです…
昨日は、新春浅草歌舞伎の千穐楽。そして本日は国立劇場と歌舞伎座の千穐楽です。大きな事故もなく千穐楽を迎えられて本当によかったです。(まだ国立劇場と歌舞伎座は終わっていませんが) さて、私は昨日歌舞伎座の夜の部を観たあとに、しらたまやに行った…
▲浅草の楽しさをご家庭で♪ 今日のニュースはこちらです。 本日新春浅草歌舞伎が千穐楽を迎えます。行けなかった人、もう一度観たかった人、たくさんいると思いますが、本日歌舞伎オンデマンドで生配信です! 千穐楽ならではの盛り上がりを見せることと思いま…
浅草1部は、『本朝廿四孝』と『与話情け浮名横櫛~源氏店』のあとは、かろやかな『どんつく』で浅草メンバー全員が出てきて軽やかに踊ります。 いつもの『どんつく』は亀戸天神の前という設定ですが、今回はせっかく浅草での上演なので、浅草寺の前という設…
こういう類のお弁当は買ったことなかったのですが、このメンバーも最後だし!記念に買いました。ちょっと高くて2100円なのですが、昼夜通しなら、2回に分けて食べてもいいななんて思って。メンバー全員の写真とサイン入りメンバーひとりずつのお好みのおかず…
新国立劇場初春大歌舞伎の『石切梶原』とてもよかったです。 梶原菊之助をずっとガン見 2回観ましたが、1回目は2階。2回目は1階のど真ん中の席。梶原はほとんど動かず中央にいるので、私もずっとオペラグラスを抱えて菊之助の梶原をガン見しました。表情の…
今日のニュースはこちら! NHKの「古典芸能への招待」は、毎月月末の日曜の夜9時から放送です。 古典芸能というだけあって、歌舞伎だけではなく能狂言など様々な芸能の舞台が紹介されますが、カットなどせずがっつり放映してくれます。 今月は、昨年9月に国…
本日のビッグニュースはこちらです。 natalie.mu 6月歌舞伎座で、大きな襲名披露が行われます。 中村時蔵が初代中村萬壽 時蔵長男中村梅枝が6代目中村時蔵に! 梅枝の長男、小川大晴くんが5代目中村梅枝に! そして、中村獅童の長男小川陽喜が、初代中村陽…
新国立劇場での二つ目の出し物はこちらです。 葛の葉とは 見どころ 葛の葉の早替わり。 狐の霊力 和歌を障子に書き写す 狐葛の葉の深い母性愛 梅枝(葛の葉) 時蔵(保名) 葛の葉とは 平安時代の陰陽師・安倍晴明といえば聞いたことのある人も多いはず。そ…
能は初心者の私ですが、今年も何とか月に1度は観ていこうと思っています。 今月は19日の「国立能楽堂ショーケース」に行きました。 ショーケースは、能・狂言を初めて観る人にも親しみやすい作品を選んでコンパクトに上演する入門向け。事前には無料で参加で…
朝一番にうれしいニュースが飛び込みました。 歌舞伎俳優中村芝のぶが「読売演劇大賞・優秀男優賞」にノミネートされたということです。ノミネートされた時点で優秀賞は確定なので、先ずは本当におめでとうございます! 「マハーバーラタ戦記」の王女役で「…
今日は、インボイスのせいで10月分から記帳の仕方が少し変わるので、指導してもらいに青色申告会に行ってきた。余計な手間がかかる上にお金を取られるなんて、腹の立つことこの上ない。しかもお上のやっとることがニュースで流れてくると、腹立たしさも倍増…
松緑十太夫の抑えた演技に見ごたえあり ますます磨きがかかったほかの役者たち 松平隠岐守貞直(坂東亀蔵) 杉田五左衛門(吉之丞) 泉岳寺和尚長恩(猿弥) 大石主税(左近) 時の経過をどう表すか 松緑十太夫の抑えた演技に見ごたえあり 2022年に引き続き…
浅草公会堂 役者自ら募金の声掛け(21日(日)まで) 歌舞伎座 サインがもらえる (17日(日)まで) 新国立劇場もサインがもらえる! (17日(水)から21日(日)まで) ただ募金だけしたい人は 能登半島地震から2週間。まだまだ日常に戻るにはほど遠い現…
新春浅草歌舞伎の2部。『熊谷陣屋』でずっしりと重い狂言を観たあとにかかるのが、この『流星』です。肩に力がはいっていたのがすーっと楽になり、楽しい気分が観客席にあふれました。 軽やかに踊る流星=種之助 雷一家の騒動とは 替わるのは面だけではなく…