2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧
8月は、毎年楽しみな自主公演やらいろいろあるので、大変忙しい。ついに歌舞伎座1部は観ることなく終わってしまった。 研の會 munakatayoko.hatenablog.com munakatayoko.hatenablog.com 音の会 ブログでは書いていなかった。若きホープ和太夫さんの伸びや…
17日に、新・水滸伝を観た 中国の四大奇書のひとつと言われる「水滸伝」は、明の時代に創作された。(1368~1644)。江戸時代には日本に渡り、滝沢馬琴などが訳したという。 「新・水滸伝」は、2008年に横内謙介脚本・演出、現猿翁が演出・美術監督として手…
9月です。播磨屋にとって大切な月。歌舞伎座で、秀山祭があるから。 秀山祭は、初代吉右衛門の所縁の深い演目を並べてその偉大な功績を偲ぶということで2代目吉右衛門が始めたのですが、その2代目が亡くなり今年は3回忌。 もはや、2代目吉右衛門を偲ぶと…
初代吉右衛門が定めた家の芸「秀山十種」に入っています。全3幕ですが、今回は淀川御座船の場のみ?それは残念ですね。 あらすじ 太閤豊臣秀吉が死んだ後、徳川家康が天下を掌握し、すでに豊臣家の行く末も風前の灯。 秀吉につかえていた加藤清正も病身とな…
2018年以降の連獅子上演についてまとめておきます。 上に重ねていくので、今後も追記していきます。 繊細で美しい宝石のような連獅子 菊之助・丑之助 清新、フレッシュ、さわやかな連獅子~音蔵・音幸 厳しい父ちゃんと食らいつく息子の、リアル連獅子~松緑…
とても心が打たれる名作ですので、多くの人に観てほしいです。ただし… 歌舞伎というよりは新派のような芝居ですから、隈取や豪華な衣裳を観たい人にはあえてお勧めしませんが、「これも歌舞伎なの?」と知ってほしいし、ぜひハンカチを涙でぬらしてほしいで…
8月19日~20日にかけて、国立劇場小劇場で中村京蔵の自主公演「中村京蔵爽涼の會フェードル」が上演されたので、20日の昼の部に観てきた。 クラファン達成 摂州合邦辻とフェードル 歌舞伎をベースにした和様式でのフランス古典悲劇!? 歌舞伎との違い 時空…
宗家藤間流いろは会が、8月21日昼夜8月22日昼夜と4公演、日本橋劇場にて行われました。 4公演のうち、22日の夜の部に行ってきました。 いろは会というのは、藤間流の勉強会として今の藤間勘十郎さんのおじい様が立ち上げた会ですが、東京での開催は30年ぶり…
昨日、家の近くの八百屋さんに行ったら、レタスがずらーっと並んでいて、ご丁寧に全部のレタスに「返品不可」ってシールがはってあったのです。 140円で安い! でも、中から虫でもうじゃうじゃ出てくるのかしらと一旦伸ばした手を引っ込めて、躊躇。。。しち…
7月15日(土)から根津美術館で開催されていた企画展~物語る絵画~に終わる直前に行ってきました。 明日8月20日(日)までです。 解説がわかりやすくてとても楽しめました。 神仏と高僧の物語 お釈迦様や弘法大師の伝説が描かれたものが展示されています。 …
29回稚魚の会・歌舞伎会合同公演、しめくくりの演目は連獅子です。 →菅原伝授手習鑑から続きます。 munakatayoko.hatenablog.com 幕間のあとは、連獅子。 このブログでも何度も紹介している連獅子。大人気ですね。9月の歌舞伎座も菊之助・丑之助で上演され…
29回稚魚の会・歌舞伎会合同公演。 廓三番叟はこちら munakatayoko.hatenablog.com 廓三番叟から続きます。 幕間のあとは、「菅原伝授手習鑑」から、「車引」と「佐太村賀の祝いの場」です。 車引きはしょっちゅうかかる演目ですが、佐太村賀の祝いの場はな…
今年も楽しみにしていた稚魚の会・歌舞伎会合同公演。 今年は千穐楽に、台風もものともせずに行ってきました。役者さんたちにとっても1年に1度の貴重な公演。中止などにならずに本当に良かったです。 稚魚の会・歌舞伎会合同公演とは 国立劇場の研修修了者に…
少し休んですっかり元気になった私。 観てきました! 相変わらずのトム!スタントなしですよ。 美しいフォームで走る!飛ぶ!なぐる!そしてまた走る!飛ぶ!ぶっ壊す。 ▲飛んでます。海抜1200メートルの崖からバイクに乗って落下、地上152メートルのところ…
8月の歌舞伎座は、毎年気軽に楽しめる演目が並び、3部制なのでお値段も若干安くて初心者でも見やすくなっています。 コロナ禍ではずっと3部制だったので、今の2部制の方がかえってなじみのない方もいるかもしれませんが。 夏は短時間で楽しめる3部制はいかが…
あらすじ 見どころ ホラーなのに、コミカルな部分も ファンタジックなのにリアル 小心者の伴蔵と生活者として強いお峰 変更されたラストシーン かわいそうなのは誰? 怖いのは誰? さて南座で、玉三郎と愛之助の「牡丹灯籠」です。 牡丹灯籠というと、怪談。…
さて、大阪で文楽を観て宿泊、翌日10日は京都に移動。どこまでもついてくる仕事を片付けながら、しんどい旅。本当に芝居を見ている時だけが現実逃避できる時間です。 南座の坂東玉三郎特別公演!は2時~なので、しばし時間があり。ウロウロして店を探し、お…
大阪国立文楽劇場2部は「妹背山婦女庭訓」です。 ▲お三輪ちゃん4月公演では初段から三段目までを上演。今回は四段目。現在できる全てを2回に分けて上演です。秋には、現国立劇場最後の歌舞伎で9月と10月に分けて「妹背山婦女庭訓」が上演されると発表された…
大阪にやってきました。 仕事に挟まれて、大変な状況です 3部の夏祭浪花鑑。 5月の文楽でも見たし、研の會で2回見たのが先週! その上でまた文楽で夏祭見るって、バカなのか?と思うかもしれませんが、これがとても面白い。 歌舞伎を見るか。文楽を見るか 人…
研の會。夏祭浪花鑑のあとは、京鹿子娘道成寺。 こちらの記事でかいたように、目眩く道成寺の世界を演出するのに所化たちの存在は欠かせない。 ↓https://munakatayoko.hatenablog.com/entry/2023/08/02/230614だが今回、自主公演ということもあり、能力二人…
尾上右近の自主公演今回が7回目。8月2日と3日に、昼夜4回。私は初回と千穐楽の4回目の2回観てきました。 今までは国立劇場小劇場(座席数590席)で開催していたけれども今回は満を持しての浅草公会堂(1070席)。これが4公演完売ということなので、本当にお…
京鹿子娘道成寺は、安珍清姫の伝説が元になって宝暦3年(1753)年に江戸中村座で初演された。 ■安珍清姫の伝説とは。 ■歌舞伎の京鹿子娘道成寺とは。 ■私と京鹿子娘道成寺 ■京鹿子娘道成寺を踊るときの気持ち。菊之助 ■そしてめくるめく衣裳と舞。怨みと陶酔…
風たちぬにすごく腹が立ったことは覚えているのだけれど、何にそんなに腹がたったのか忘れてしまった と思ったが、Facebookを掘り起こしたら当時の文章が出てきたので、こちらに転記する。ブログを書く前は結構Facebookに書いていたのだよなあ。 今回の映画…