大阪にやってきました。
仕事に挟まれて、大変な状況です😭
3部の夏祭浪花鑑。
5月の文楽でも見たし、研の會で2回見たのが先週!
その上でまた文楽で夏祭見るって、バカなのか?と思うかもしれませんが、これがとても面白い。
歌舞伎を見るか。文楽を見るか
歌舞伎と文楽の違いもわかるし、人形の凄さをまた目の当たりにできる。両方見るのがおすすめです!
歌舞伎見た後の文楽人形って、ちゃちにならないかなと思うかもしれないが、とんでもない。全然逆ですよ。
もともと本家本元は文楽ですしね。
こちらが本家なんだということがすごく納得てきて面白い。
ほぼ同じで、歌舞伎のあとに文楽をみれば、人形が役者とダブって見えます。
想像してみてください。大好きな映画を観た後でそのものの人形劇を観たらそのまんまだったら驚きませんか?そんな感じです。見得もあります。
違うところは、役者の「どや!」を見せるところね。
お辰の胸を叩くところ、団七が佐賀右衛門をけちょんけちょんやっつけて、琴浦に昆布やにいく道筋を佐賀右衛門の体を使って教えるところ(歌舞伎だと痛快ですね)など。
文楽ではそこはないけれど、ほぼ同じで、体の動かし方などが強調されますし、どの場面もリアリティがあって驚きます。
人形を見るか、床を見るか
人形もいいのだけれど、文楽でやっぱり注目したいのは床。たまらんぜ。太棹三味線と腹の底からうなる義太夫の一騎打ち。また、ずらりと並ぶ床も壮観ですし、義太夫VS義太夫の一騎打ちもあり
特に夏祭は、義平次と団七の義太夫さんの一騎打ちの迫力が本当にすごいです。
私は人形と床と両方見たいので、両方が視界に入るように、中央よりやや下手で、両方視界が入るように。
大阪の国立文楽劇場では、10列目が前に通路で遮るものがないので、こちらの、やや下手をとります。
お友達は、人によって床を見たい時は、床の前。
人形を見たい時はセンターでと分けているそう。
5月もそうでしたが、今月の大阪も織太夫(団七)VS藤太夫(義平次)の並々ならぬ対決。二人とも熱量すごく、口角泡を飛ばし、にじり寄り、そっくり返り、悔しがり、表情豊かにうなる様が大変面白いのでたくさんの人に見ていただきたいのだけど、観客少ない。もったいないです。見てください。