「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

観劇レポ

上州土産百両首~ピュアな友情とねじれた根性が交錯する

『上州土産百両首』は、2014年浅草で、2019年大阪松竹座で上演された作品です。牙次郎役は、2014年には巳之助でしたが、2019年も今回も菊之助です。 あらすじ 見どころ ★牙次郎のピュア精神 ★菊之助の牙次郎に思う ★人情味のある獅童正太郎 ★みぐるみ三次の…

初夏の新派祭を観てきた~三越劇場

初夏の新派祭に行って来た♪ 会場は三越劇場。雰囲気があっていいんですよねえ、ここ。ここは楽屋も狭いため、コロナ禍では全く使えず、もうこのまま三越劇場は使えなくなるのでは?なんて噂も聞いたことがあったけれど、また芝居が見られるようになってよか…

時鳥花有里~義経千本桜であって、そうでない

私は常々「歌舞伎はある程度予習しておいた方がいい」と言っているのですが、それは何も「原作を読んでおけ」とか「解釈をしておけ」とか「本は3冊読んでおけ」とか言っているわけではないのです。 今度見るのが、たとえば昼の部であれば、何をやるのか。 (…

昔の牢内の様子がリアルにわかる『四千両小判梅葉』(しせんりょうこばんのうめのは)

四谷御門外の場 見どころ 牛込寺門前藤岡内の場 見どころ 中仙道熊谷駅の場 見どころ 伝馬町牢内~牢内言い渡し 見どころ 実際の事件 牢名主のセリフにこもった黙阿弥の思い 河竹黙阿弥の白浪(泥棒)モノです。 安政の時代(幕末)に実際にあったご金蔵破り…

心洗われる『双蝶々曲輪日記』~引窓 盤石の布陣 感想レポ

『引窓』は、1749(寛延2)年 人形浄瑠璃として大阪竹本座初演。歌舞伎は同年8月京布袋屋梅之丞座で初演された。 作者 竹田出雲、三好松洛、並木千柳。 今月昼の部は「引窓」と、後に「夏祭浪花鑑」(1745年)がかかっていたが、両方見ていると何やら共通点…

記憶に残る今回の『夏祭浪花鑑』その6 出色の出来♪

改めて、『夏祭浪花鑑』の感想。 ▲なんつうかっこよさじゃい。愛之助団七(左)と菊之助徳兵衛 今までもこの芝居は好きだったし、その都度感動しているが、今回はまたとびきりよい出来だった。 とにかく団七九郎兵衛を演じた愛之助がよかった。上方の言葉がス…

狂言『鎌腹』と能『土蜘蛛』を観る

毎月一度は、なにか引っかかるフックを手掛かりに能を観ようという決意のもとに、もう10か月ほどたちました。で、今月は、4月13日の狂言「靭猿」(大蔵流)と「吉野静」(金春流)と19日の狂言「鎌腹」と「土蜘蛛」(観世流)。今月のフックは当然吉野静と言…

五街道雲助一門会~雲助祭り的な~楽しかったぜい♪

昨日、渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて開催された五街道雲助一門会に行ってきました! 『鹿政談』蜃気楼龍玉 『締め込み』隅田川馬石 『犬の災難』桃月庵白酒 『幾代餅』 五街道雲助 私はこの一門が大好きです。話始めはゆる~っとした話しぶ…

『三本の糸』~チャレンジングな芝居を楽しんだ

第2回 中村福助・児太郎の会『三本の糸』を観に行ってきました。 東京国際フォーラムホールC 東京メトロ有楽町線の有楽町駅からは直結。アクセスのよい場所ですね。 2回目の中村福助・児太郎の会ですが、私は初めての観劇。 行ったきっかけは、 1、歌舞伎以…

『喜撰』華やかで多幸感あふれる♪

3月の千穐楽で、夜の部。 『伊勢音頭』のあとは、『喜撰』です。『伊勢音頭』が結構凄惨なので、そのあと『喜撰』でよかったですねえ。華やかで多幸感いっぱいになって帰路につくことができました。古今和歌集で優れた歌人として挙げられた6人のうちの一人…

『傾城道成寺』雀右衛門所縁の人々が華やかに彩る

今月の昼の部の二つ目の演目は、四世中村雀右衛門十三回忌追善狂言として「傾城道成寺」がかかりました。 四世中村雀右衛門(1920~2012)は、昭和2(1927)年に初舞台を踏んでから立ち役を中心に活躍していました。昭和15(1940)年に兵役につき、南方戦線…

『伊勢音頭恋寝刃』観劇レポ 

前半コミカルで後半シビアな『伊勢音頭』。 簡単にだまされて折り紙も刀もだまし取られる情けない男が菊之助。あなた、さっき桜丸を思って泣いていたのに~~。というのは歌舞伎あるあるでして。 こちらの菊之助はいかにもニンで、しょうもない優男なんだけ…

寺子屋~『菅原伝授手習鑑』感想レポ

3月昼の部『寺子屋』を観ました。 松王丸・菊之助(左)源蔵・愛之助 ■自分の運命を知らない小太郎、知っている小太郎 ■人間味あふれる菊之助・松王丸 美しい松王丸 苦悩する松王丸 ■野太い源蔵愛之助・戸浪新悟 ■千代・梅枝で決まり!その悲しみに追いつけ…

松本で観る『木下蔭狭間合戦』松本その2

今回松本に行った目的は、人形浄瑠璃文楽『木下蔭狭間合戦「竹中砦の段」』を観ることです。木ノ下裕一さんが昨年秋にまつもと市民芸術館の「芸術監督団」に就任。 今年度は参与として活動し、令和6年4月から「芸術監督団」の団長として、演劇部門の芸術監督…

『連獅子』~勘九郎・長三郎 かわゆらし。仔犬のごとく跳ねて走ってたわむれて

今月の「猿若祭」、夜の部の最後を締めくくるのは、勘九郎と次男長三郎の『連獅子』。勘九郎と長男勘太郎の『連獅子』がもう3年前かと驚く。またひとつ、中村屋の歴史が続いた。めでたかるべし。 静謐な前ジテ。 振り切っている宗論。 荒ぶる後ジテ。 籠釣…

『新版歌祭文』~野崎村 幸せだったのはたったの1時間

歌舞伎座2月の昼の部。トップバッターは『新版歌祭文』の「野崎村」でした。 ■登場人物(前段までの話に絡めて) ■あらすじと見どころ ・八方ふさがりの久松と、お光とお染の三角関係 ・お染久松の不毛の話し合いとお光の決意とは ・見送るお光の本心は ■付…

『籠釣瓶花街酔醒』(かごつるべさとのえいざめ)すべてが見どころという名作!

簡単なあらすじ 詳しく見よう。あらすじと見どころ 次郎左衛門。八ッ橋にひとめぼれ 釣鐘権八現れて不穏 釣鐘権八、繁山栄之丞に八ツ橋の裏切りを吹き込む 栄之丞現れ動揺する次郎左衛門 栄之丞、八ツ橋に愛想尽かしを迫る 場が凍り付く縁切りの場 戻ってき…

壮絶 二つ玉の段 『仮名手本忠臣蔵』文楽1部 2024年2月日本青年館ホール

2024年2月の文楽1部。 歌舞伎での5段目、6段目に相当する「山崎街道出合いの段」「二つ玉の段」「身売りの段」「早野勘平腹切の段」。見ごたえ聴きごたえがありました。 定九郎の衣裳は、歌舞伎からの逆輸入 文楽では、定九郎と与市兵衛のやりとり多め 太…

『猿若江戸の初櫓』レポ~勘太郎本日より休演。

夜の部に行きました。 ▲とてもいいポスターですね。篠山紀信さんです 『猿若江戸の初櫓』は、中村家由来の演目です。 ▲猿若人形が2階ロビーに展示されていました。初代以来300年以上中村家に伝承されているそうです。 詳しいあらすじなどはこちらに書きまし…

『熊谷陣屋』~悲しみを内に秘めて大きく。次のステップへつながる熱演

あらすじと見どころ 価値観は違っても我が子を失う悲しみは同じ 熊谷直実(歌昇) 藤の方(莟玉) 相模 (新悟) 義経 (巳之助) 『熊谷陣屋』は、ちょっと今の時代の価値観では計り知れないお話なので敬遠される方もいるかもしれません。 あらすじと見どこ…

『どんつく』~浅草メンバー大集合でやんややんや~神楽諷雲井曲毬(かぐらうたくもいのきょくまり)

浅草1部は、『本朝廿四孝』と『与話情け浮名横櫛~源氏店』のあとは、かろやかな『どんつく』で浅草メンバー全員が出てきて軽やかに踊ります。 いつもの『どんつく』は亀戸天神の前という設定ですが、今回はせっかく浅草での上演なので、浅草寺の前という設…

『石切梶原』で真正面から梶原の表情をつぶさに見る

新国立劇場初春大歌舞伎の『石切梶原』とてもよかったです。 梶原菊之助をずっとガン見 2回観ましたが、1回目は2階。2回目は1階のど真ん中の席。梶原はほとんど動かず中央にいるので、私もずっとオペラグラスを抱えて菊之助の梶原をガン見しました。表情の…

『芦屋道満大内鑑~葛の葉』 狐の愛情に涙しちゃうファンタジー

新国立劇場での二つ目の出し物はこちらです。 葛の葉とは 見どころ 葛の葉の早替わり。 狐の霊力 和歌を障子に書き写す 狐葛の葉の深い母性愛 梅枝(葛の葉) 時蔵(保名) 葛の葉とは 平安時代の陰陽師・安倍晴明といえば聞いたことのある人も多いはず。そ…

『荒川十太夫』2024 観劇レポ 十太夫の抑えた演技に見ごたえあり

松緑十太夫の抑えた演技に見ごたえあり ますます磨きがかかったほかの役者たち 松平隠岐守貞直(坂東亀蔵) 杉田五左衛門(吉之丞) 泉岳寺和尚長恩(猿弥) 大石主税(左近) 時の経過をどう表すか 松緑十太夫の抑えた演技に見ごたえあり 2022年に引き続き…

『流星』~軽やかに4人を演じ分ける種之助

新春浅草歌舞伎の2部。『熊谷陣屋』でずっしりと重い狂言を観たあとにかかるのが、この『流星』です。肩に力がはいっていたのがすーっと楽になり、楽しい気分が観客席にあふれました。 軽やかに踊る流星=種之助 雷一家の騒動とは 替わるのは面だけではなく…

『本朝廿四孝』(ほんちょうにじゅうしこう)~十種香 まっすぐな愛がまぶしい八重垣姫米吉

しっかり押さえてからみよう。人物背景 最初がわからないと最後までわからない 恋一途でぐいぐい行くけれど、まっすぐでいやらしくない八重垣姫 今回の役者たち。 八重垣姫(米吉) 濡衣(新悟) 花作り簔作 実は武田勝頼(橋之助) 長尾謙信(歌昇) 白須賀…

松也の『魚屋宗五郎』粋で妹思いで人間味があふれていた♪

魚屋宗五郎とは 演じた「チーム宗五郎」 浅草新春歌舞伎1部では、源氏店のこうもり安と、どんつくの田舎侍。どちらも薄汚れたあごひげにもったりとした風体だった松也だが、2部の最後の『魚屋宗五郎』ででてきた宗五郎は「待ってました!」とでも言いたく…

『与話情浮名横櫛』~隼人・米吉版2024

隼人与三郎と米吉お富の美カップル 脇を固める橘太郎と歌六 作者 3世瀬川如皐って? 浅草新春歌舞伎の1部で『与話情浮名横櫛』がかかりました。 今回は、源氏店の場のみですのでそこまでのお話をしっかり把握しておくとより楽しめます。そこまでのお話とみ…

爪王~野生の狐と鷹の戦いに魅せられた♪濃密な30分

あらすじ 今回の爪王。原作を読みながら ★余裕で鷹をいたぶる狐が憎い ★最後の鷹匠のプライドが勝利を呼ぶ ★雪舞う平原に、空高く舞う鷹が見えた 平成22年の爪王との違い ★老いた鷹匠 ★わかりやすく誇張した部分も なんの説明もいらないので、とにかく観てほ…

旅噂岡崎猫(たびのうわさおかざきのねこ)のエピソードや感想など♪

やゑ亮健闘 巳之助の思い 立師・坂東八重之助『影の名優』 『岡崎猫』は45分ほどですが、もとは長いお話の中の一部分です。そのお話というのは長く上演の途絶えていた鶴屋南北原作の『獨道中五十三驛』。先ごろ亡くなった市川猿翁が1981年に復活させました。…

逸青会~今年もあふれ出るアイデアとパワーが楽しかった!

16日に渋谷セルリアンタワーでおこなわれた「逸青会」に行ってきました。 15回目となる今回も盛況で、私はチケットを取りそこなって「しまった!」と思っていたところ、東京の最後の公演のあとで追加公演が行われることになり、滑り込みで行くことができまし…

マハーバーラタ戦記その3 菊之助に思うこと

最後の日、昼の部を観ました。 夜も見たかったけれど、別件あり断念しました。秋空に千穐楽の幟が映えます。 その1 菊之助の「月」のようなスター性 その2 菊之助は、前に立ちはだかる壁を芝居に昇華する これからのマハーバーラタ戦記 マハーバーラタにつ…

天使にラブ★ソングを~シアター・アクト

都民半額観劇会に応募して当たったので、若い人と東急シアターオーブへ。 天使にラブソングといえば、我が家は大好きでテレビでオンエアされるたびに何度も観たものです。 話の内容は、歌手のデロリスはある日、ごろつきの恋人が殺人を犯す現場を目撃してし…

マハーバーラタ観劇レポ vol.2 両花道と回り舞台と。

先日、マハーバーラタ戦記の観劇レポを書きました munakatayoko.hatenablog.com その続きです♪ みどころ その6 花道と仮花道 通常の歌舞伎の芝居は花道を使います。時々反対側の上手側にも花道が作られます。それを仮花道といいます。 仮花道を使う芝居は、…

翔の會~さわやかな鷹之資・愛子兄妹のチャレンジに心洗われる

10月6日はこちらに。浅草公会堂にて「翔の會」 中村富十郎さんの13回忌。お子さんである鷹之資くんと愛子さんが、自主公演「翔の會」で富十郎さんにゆかりのある演目をつとめました。 「矢の根」 2世市川團十郎が初演。7世が「歌舞伎十八番」に選定した「矢…

国立劇場さよなら特別公演~妹背山婦女庭訓2部

9月の1部に続き、妹背山婦女庭訓2部を観てきました。 最後の公演とあってか、皆さんの力の入り様は並々ならず。また演目も普段なら「三笠山御殿」で終わるところ、大詰めで三笠山奥殿の場、入鹿誅伐の場まであるから、入鹿を倒すために必要のアイテムをす…

国立劇場講談三夜~熱気あふれるおもしろさ。家康からマリリン・モンローまで♪

本日3夜のうちの第2夜。 お目当ては神田伯山で、激戦チケットをゲットしたので(自慢とか言わないでね)楽しみにしていたのですが。。 本日国立劇場に行く途中で友達より、伯山休演とのLine。がーっくり。 なぜか演芸場のチケットをゲットしたときにはお目…

車引~播磨屋親子で三つ子役。魂のこもった演技で圧巻

今回の車引。あんまり素晴らしくて涙が出るほどでしたし、つぶやくことすらできませんでした。車引のあらすじみどころはこちら! munakatayoko.hatenablog.com梅王丸と桜丸が、歌昇・種之助兄弟。そして梅王丸桜丸より一段格が上の役者がつとめる松王丸は、…

繊細で美しい宝石のような連獅子 菊之助・丑之助

『連獅子』と言えば、親獅子と仔獅子ががっぷり四つに組み、「さあ、がけを這い上って来い!」「待ってろ、父さん」みたいな力強いイメージを持っている方もいるかもしれません。実際そんな『連獅子』もあります。 が、しばしば優美で美しい連獅子を観ること…

一本刀土俵入~よかったなあ

一本刀土俵入り とてもよかったです。 あらすじと見どころ 印象的なシーン さりげなく他人を装う野次馬たち 取手の宿でのお蔦と茂兵衛 利根の渡しで、辰三郎を見送る老船頭(東蔵)と船大工(錦吾) 「あ!思い出した~」で場内ふわっ ダブルキャストで見た…

祇園祭礼信仰記~金閣寺~スリリングでアクティブで美しくておもしろい

9月秀山祭の昼の部の最初にかかるのは『祇園祭礼信仰記~金閣寺』です。 この演目は、とにかく舞台が美しい。たっぷりご堪能ください。 ナウシカ味のある米吉雪姫 どこか憎み切れない大膳歌六 演出の違い 勘九郎の此下東吉、後に真柴久吉がすっきり あらすじ…

木ノ下歌舞伎『勧進帳』 古典と現実行ったり来たり

木ノ下歌舞伎『勧進帳』を見に、池袋の東京芸術劇場シアターイーストに行ってきた。 さながら舞台は、大きく細長いテーブルのよう。テーブルのあっちとこっちに観客席が階段状にあり、テーブルの上の至近距離での舞台は白熱、迫力、高密度だった。 (シアタ…

二条城の清正~爺と若殿を、祖父と孫が熱演

「二条城の清正」のあらすじは、こちら。 munakatayoko.hatenablog.com 今回は、白鸚が清正。秀頼役を孫の染五郎が演じているので、とてもグッと来ますね。こういうのも、役者を魅せる歌舞伎ならではなんですね。 2016年にこの二人はやっているのですね。染…

『曽根崎心中』 ~文楽~美しくてはかなくて、哀しい名作。今月必見

今月文楽3部は『曽根崎心中』。 ストーリーもシンプルでわかりやすく、魅力いっぱいの作品です。ぜひ多くの人に観てほしいです。 あらすじとみどころ 生玉社前の段 ~ことの発端 天満屋の段 ~心中の決意 天神森の段~心に残る情景の美しさ 概況その他 美し…

【再演】マハーバーラタ戦記 11月歌舞伎座にて上演 とてもおもしろいよ♪

大変大変!事件でがす。 11月の歌舞伎座の演目が発表になりました。昼の部は「マハーバーラタ戦記」です。大変おもしろいので、ぜひ皆様。www.kabuki-bito.jp とるものもとりあえず、ご報告!ちなみに、初演のときのレポはこちら↓ munakatayoko.hatenablog…

新・水滸伝 観劇レポ

17日に、新・水滸伝を観た 中国の四大奇書のひとつと言われる「水滸伝」は、明の時代に創作された。(1368~1644)。江戸時代には日本に渡り、滝沢馬琴などが訳したという。 「新・水滸伝」は、2008年に横内謙介脚本・演出、現猿翁が演出・美術監督として手…

連獅子まとめ

2018年以降の連獅子上演についてまとめておきます。 上に重ねていくので、今後も追記していきます。 繊細で美しい宝石のような連獅子 菊之助・丑之助 清新、フレッシュ、さわやかな連獅子~音蔵・音幸 厳しい父ちゃんと食らいつく息子の、リアル連獅子~松緑…

中村京蔵爽涼の會「フェードル」~歌舞伎とギリシア悲劇がマッチング♪

8月19日~20日にかけて、国立劇場小劇場で中村京蔵の自主公演「中村京蔵爽涼の會フェードル」が上演されたので、20日の昼の部に観てきた。 クラファン達成 摂州合邦辻とフェードル 歌舞伎をベースにした和様式でのフランス古典悲劇!? 歌舞伎との違い 時空…

29回稚魚の会・歌舞伎会合同公演~廓三番叟

今年も楽しみにしていた稚魚の会・歌舞伎会合同公演。 今年は千穐楽に、台風もものともせずに行ってきました。役者さんたちにとっても1年に1度の貴重な公演。中止などにならずに本当に良かったです。 稚魚の会・歌舞伎会合同公演とは 国立劇場の研修修了者に…

牡丹灯籠~京都南座・玉三郎、愛之助

あらすじ 見どころ ホラーなのに、コミカルな部分も ファンタジックなのにリアル 小心者の伴蔵と生活者として強いお峰 変更されたラストシーン かわいそうなのは誰? 怖いのは誰? さて南座で、玉三郎と愛之助の「牡丹灯籠」です。 牡丹灯籠というと、怪談。…