「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

2019-01-01から1年間の記事一覧

跳んだ!菊之助ナウシカ

12月6日に幕があけた『風の谷のナウシカ』。3日目の12月8日に、主演のナウシカを演じる菊之助丈が、ケガをして演出などが大幅に変わったことは、9日のブログにも書いた通りです。 munakatayoko.hatenablog.com 左の肘の骨にひびが入ったとのことで、演出もか…

ナウシカ歌舞伎 主演の尾上菊之助けが。8日の夜の部休演

6日に始まった新橋演舞場の「風の谷のナウシカ」。 口コミに見る評判は上々で、私も楽しみにしていますが、昨日残念なニュースが入りました。 昼の部のもう少しで終わるところ。ナウシカが鳥馬「カイ」に乗って花道から揚幕へ、あと数メートルというところで…

研辰の討たれ vol2 幕見ツアーで観る

先日、歌舞伎一幕見ツアーを開催しました。ゲストと共に観たのは「研辰の討たれ」です。 10時半チケット売り出し。9時半集合で観劇までの間に演目の解説や歌舞伎についてのお話をします。 11時から12時半まで観劇。今回はそこまでのツアーの予定でしたが、ゲ…

研辰の討たれ

【概要】 【登場人物】 【あらすじ】 <序幕 第一場 粟津城中侍溜りの間の場>~事の発端。町人上がりの辰次が、武士たちに嫌われるの巻 <序幕 第二場 大手馬場先殺しの場>~ついに事件勃発!嫌われ辰次、市郎右衛門を殺害するの巻 <二幕目第一場 信州越中の国…

銀座しらたまや

歌舞伎ファンが集う店として、知る人ぞ知る小料理屋「銀座しらたまや」。 歌舞伎が好きであれば、楽しめること間違いなしなので、行ったことのない人はぜひ一度行ってほしい。 銀座から5分くらいかな。地下のお店で入口がちょっぴりわかりにくいが、「ここか…

第10回清道會 隅田川 三社祭

昨日、浅草演芸場で行われた第10回清道會に行ってきました。 清道會というのは、清元斎寿さんの自主公演です。 斎寿さんは、清元延寿太夫さんのご長男。三味線の奏者で、弟は尾上右近さんです。 清道會は、10回目だけれど、実は11年かかっているそうです。そ…

蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)

台風19号で被害を合われた方、心よりお見舞いを申し上げます。 さて、幕見ツアーを昨日開催。天気にも恵まれ、幕見日和の10月です。そして初めて歌舞伎を観るのにぴったりのこの演目。ぜひ多くの方に見ていただきたいものです。 【概要】 【登場人物】 【あ…

高時

こんにちは。今日は7月歌舞伎座で上演されている「高時」のご紹介です。 予習にお役立てください♪ ■概況■ 上演時間54分。 明治17年(1884年)初演。 ■登場人物■ 北條高時 市川右團次 秋田入道 市川寿猿 大仏陸奥守 片岡市蔵 衣笠 中村児太郎 ■あらすじ■ 簡単に…

「恋飛脚大和往来」こいびきゃくやまとおうらい

恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい) ※(こいのたよりやまとおうらい)という読み方もあります。 元になった実話 宝永年間(1704~11)亀屋忠兵衛が金銀を盗んでその金で遊女を身請け 近松門左衛門が 冥途の飛脚 その後改作の末、歌舞伎化されたのが恋飛…

寿式三番叟

舞台中央には大きな松が描かれています。能から来た作品は、このようにシンプルな舞台に松の絵のみ描かれており「松羽目物」と言われます。 この作品は、能楽の「翁」から派生したもの、国土安穏、五穀豊穣を祈るもの。 そもそも能と歌舞伎の違いとはなんで…

インバウンド歌舞伎ツアー「寿曽我対面」を観る

本日、インバウンド歌舞伎ツアーでした。 今日のお客様は、アメリカの学校の先生ジョンさんと助産師学校の先生をされていたクリスさんご夫婦。 ステキなジョンさんとクリスさん 月曜に70歳になったばかりのジョンさんは、日本に来る途中の飛行機でサプライズ…

西郷と豚姫

2019年7月に歌舞伎座でかかる「西郷と豚姫」についてご紹介します。 ■作 池田大伍 ■初演 大正6年 昨年の大河ドラマを見た人であれば「近藤春菜のやっていた西郷にポーっと惚れる女中さんと、西郷どんのお話ですよ」と言えば、あーなるほど!とポンと膝を打つ…

寿曽我対面

こんにちは。宗像陽子です。2019年團菊祭昼の部のしょっぱなにかかる寿曽我対面について、ご紹介します。 ■概況■ 1676(延宝4)年1月江戸の中村座で初演。 現在は、明治期に河竹黙阿弥が整理した台本による。 47分ほどの、演目です。おめでたいときに出る演目…

小学生のための歌舞伎体験教室 申し込み締め切り間近

こんにちは。宗像陽子です。 常日頃から、歌舞伎は子どものときから見せてあげてほしいなあと思っています。 大人よりずっと頭が柔らかいので、理屈ではなく感性で観てくれるんですよね。 きれいだなー!とかチャンバラすごいなー!で十分だと思うので、触れ…

曽我綉俠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ) 御所五郎蔵

2019年の團菊祭で上演される曽我綉俠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ) のあらすじと見どころをご紹介します。 ●元治元年(1864年)江戸市村座で初演。 ●作者 河竹黙阿弥 ◆登場人物 御所五郎蔵(松也) 元は陸奥国大名浅間巴之丞に仕えていた須崎角弥。腰元…

絵本牛若丸 尾上丑之助初舞台

團菊祭五月大歌舞伎が、5月3日に初日があけます。 團菊祭というのは、名優である九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎をしのんで行われ、毎年5月に團十郎と菊五郎の得意としていた演目がかかります。 今年も、昼の部で成田屋の「勧進帳」、音羽屋の「め組の喧…

四国こんぴら歌舞伎 金丸座に行く その4 昼の部夜の部振り返り

その3金丸座の魅力 から続きます munakatayoko.hatenablog.com こんぴら歌舞伎、駆け足で振り返ります。 昼の部は「義経千本桜のすし屋」と「心中月夜星野屋」。 グーっと来ちゃうすし屋のあとに、お腹を抱えて笑える星野屋で打ち出し。気持ちよくスッキリ…

四国こんぴら歌舞伎 金丸座に行く その3 金丸座の魅力

四国こんぴら歌舞伎 金丸座に行く その2 観劇までの巻から続きます。 munakatayoko.hatenablog.com 金丸座の魅力はいくつかあります。 日本に現存する最古の芝居小屋であること。 中村吉右衛門、澤村藤十郎、中村勘三郎の3人が1984年にテレビの収録で、使わ…

四国こんぴら歌舞伎 金丸座に行く その2 観劇までの巻

四国こんぴら歌舞伎 金丸座に行く その1 リムジンバスにご注意!の巻 から続きます munakatayoko.hatenablog.com さて、その2です。なんとか琴平にたどり着きました。 琴平は、どんな場所だったでしょう。 苦労して着いた甲斐あって、そこは桃源郷のようなと…

四国こんぴら歌舞伎 金丸座に行く その1 リムジンバスにご注意!の巻

日本最古の芝居小屋。四国の金丸座。歌舞伎ファンであれば一度は訪れたい場所の一つです。 私も今年初めて行ってきました。 金丸座に着くまでに、みんな!これだけは注意して!という事案が発生したので、(私だけかもしれませんが) 注意喚起のため、恥を忍ん…

インバウンド歌舞伎ツアー 開催

昨日は、tabicaの歌舞伎ツアーで、カナダ人のお客様3人をご案内してきました。 あけましたー。 通訳さんはついてますが、前回の反省を生かし、少々英語を準備しておきました。 前回の反省というのは、通訳がいるのでまったく安心しきって、英語のえの字も準…

平成代名残絵巻 おさまるみよなごりのえまき

みなさんこんにちは。 4月の歌舞伎座も明けました。 あけたー! さて、平成のあとの元号が「令和」と決まりましたね。 4月歌舞伎座では新作「平成代名残絵巻」がかかります。 昼の部最初はこれ。 源平になぞらえて、平成の世を終え来たる新たな時代への期待…

女鳴神

3月の歌舞伎座。昼の部最初の演目は予習不要の肩ひじ張らずに楽しめる「女鳴神」です。もともと歌舞伎十八番に『鳴神』という作品があります。この主人公の男女が入れ替わった作品です。 ・登場人物 鳴神尼 片岡孝太郎 雲野絶間之助 中村雁治郎 ・あらすじ …

3月の歌舞伎一幕見ツアーは、3月20日に開催♪

2月が千穐楽を迎えました。 昼の部も夜の部も素晴らしかったですね…。 昼の部をもう一度観たいと思いつつ、それはかなわず。夜の部は千穐楽に2回目を幕見で通しで観ることができました。 待ち時間なし。通しで買えば寒い思いもせず、楽々ゲット。 吉右衛門の…

地口行灯と尾上辰之助三十三回忌追善狂言 2019年2月歌舞伎座

2月の歌舞伎座は、いつもとちょっと違う雰囲気です。 木挽町広場、歌舞伎座内部、特に3階に地口行灯が灯されています。楽屋にも灯されているそうですよ。 何とも言えずいい雰囲気です。地口行灯というのは、祭礼のときに飾られる行灯で、要するに駄洒落と絵…

文楽「鶊山姫捨松(ひばりやまひめすてのまつ)」と「壇浦兜軍記 阿古屋琴責の段」

昨日は、文楽第3部「鶊山姫捨松(ひばりやまひめすてのまつ)」と「壇浦兜軍記 阿古屋琴責の段」を観てきました。 今月は、3部制なので、時間も短い。「せわしない」と感じる方もいるかもしれませんが、心身ともに楽で、お財布にも優しいので、初めての方に…

阿古屋 壇ノ浦兜軍記より

昨年はずいぶんと阿古屋が話題になりました。12月の歌舞伎座で、玉三郎・児太郎・梅枝と3人が日替わりで演じました。今まで、玉三郎しかできないと言われていた難しい役「阿古屋」をついに、若い世代に継承するという試み。次代への継承という意味でも、興行…

熊谷陣屋 一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)

熊谷陣屋は、毎年のようにかかっている人気の演目です。「のように」と言いましたが、今調べてみると平成になってからだけでも、昨年の2月までで43回もかかってる! このほかシネマ歌舞伎にもなっていますので、見たことがある方はかなりいるのでしょうね。…

1月の幕見ツアー開催しました。

こんにちは。宗像陽子です。 今年の最初の投稿で 「役者の皆様のご健康をお祈りしつつ、私も元気に体調管理をしつつ、観劇をし、さらに皆さんに歌舞伎の楽しさをお教えし、かつ教えていただければと思っております。」 なんて書いたにもかかわらず、先週風邪…

廓文章 吉田屋~あらすじと見どころ

さて、今月昼の部で最もおすすめなのは、こちら 「廓文章 吉田屋」です。 ■概況 ■登場人物 ■簡単あらすじ ■もう少し詳しいあらすじ ■見どころ■ ★伊左衛門の登場 ★傾城の中の傾城!夕霧 ★上方和事の色男とは ★ふすまの演出 ★現代でも通じる?恋人あるある 今…

1月の一幕見ツアー

みなさん。こんにちは! 海老蔵さんが襲名するということが昨日発表されました。 カンカンも新之助を襲名するとか。 来年は大変な歌舞伎ブームが巻き起こりそうですね。 さて、大ブームが来る前に、少しでも歌舞伎に触れておきましょう! 1月の一幕見ツアー…

新派 小川絵莉さん

たまに歌舞伎以外のコトも書きます。新派だから、ちょっと関係あるけれど。 大人未来というコンテンツで書いている50歳以上の生き生きとしている方々に月に1度ずつ取材しているのですが、もうすぐ4年目突入。 今回アップしたのは、33人目。劇団新派で活躍中…

2018年歌舞伎ベストテン

みなさま。あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。 年が明けた途端に昨年の話で恐縮ですが。。。 2018年ベストテン発表。個人的なもので、好みに偏っています(笑)。 時系列でのベストテンなので、1位は決めてません。 ベスト…