さあ。五月です。五月の歌舞伎座は團菊祭。9代目團十郎と5代目菊五郎に縁の深い演目と役者が並びますよ~。
- 昼の部
- 鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)11:00~11:53
- 歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)12:28~1:28
- 極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)1:53~3:22
- 夜の部
- 伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)4:30~6:06
- 四千両小判梅葉(しせんりょうこばんのうめのは)6:41~8:31
- 上演スケジュール
- チケット金額、売り場
- 歌舞伎座アクセス
昼の部
鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)11:00~11:53
『相撲』と『鴛鴦(おしどり)』に分かれた所作事。
『相撲』 股野五郎と河津三郎が双六勝負、その後相撲の勝負をし、どちらも股野は負けてしまい、遊女喜瀬川を河津に譲ることとなる。
『鴛鴦』 雌雄の仲が良く、雄を殺すと雌は狂い死にをするという言い伝えから、悔しがる股野は鴛鴦の雄を殺してその血を河津に飲ませ殺そうとする。
雌の鴛鴦は悲しみ、雄を慕い、雄は河津の姿となって現れ、股野が登場するとつがいの鴛鴦はとびかかるという幻想的な所作事。
(参考:三省堂「日本舞踊ハンドブック」より)
ぶっそうなのか幻想的なのか、激しいのか優美なのか。私も初見なのでどんなものなのか、楽しみです。
河津三郎 雄の鴛鴦の精 松也
遊女喜瀬川 雌鴛鴦の精 尾上右近
股野五郎 萬太郎
幕間35分
歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)12:28~1:28
ばかばかしいっちゃあ、ばかばかしいですが、なんともおおらかで楽しい『毛抜』。
子どもから大人まで楽しめること請け合いです。後見を團十郎がつとめるというのも話題でしょうか。
5月の一幕見ツアーは、こちらでやる予定です♪
詳しいあらすじとみどころはこちら!
幕間25分
極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)1:53~3:22
世話物で、こちらもわかりやすく初めての方にもおすすめ。劇中劇があって、その芝居を観ている舞台に酒に酔った男が乱入。それを客席から幡随長兵衛が出ていき、追い払うというまあ、考えられる中でとびきりかっこいい出ですね、こちらは團十郎。敵役が菊之助。團菊祭にふさわしい演目です。
酔客にオタオタする劇中劇の俳優たちもおもしろいし、湯殿での立ち回りも見事。見どころの多い芝居です。
詳しいあらすじとみどころはこちら!
夜の部
伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)4:30~6:06
こちらはガッツリ時代物なので、どんなお話かは予習をしておきましょ。
若君を守る乳母、政岡が菊之助。
若君は種太郎。
政岡の息子、千松が丑之助。
これは楽しみです。丑之助がまた涙なくしては観られない演技を見せてくれるのではないでしょうか。
菊之助は、今回この3人を「運命共同体」と言っており、並々ならぬ気合も感じます。
詳しいあらすじとみどころはこちら!
幕間35分
四千両小判梅葉(しせんりょうこばんのうめのは)6:41~8:31
肝の据わった無宿人富蔵と弱腰の武士藤十郎がご金蔵破りをしますが、結局つかまって牢に入れられます。
牢内の様子は、作者河竹黙阿弥が囚人に直接聞き、いわば実録ドキュメンタリーということで、当時(明治18年)評判になったとか。
美しい衣裳を観たい人にはおすすめしませんが、江戸時代にちょっとワープしてみましょ。
世話物ですので、セリフも聞き取りやすくストーリーもわかりやすいと思います。
富蔵 松緑
詳しくはこちら!
上演スケジュール
初日5月2日(木)→千穐楽5月26日(日)
休演日8日(水) 16日(木)
チケット金額、売り場
1等席18000円
2等席14000円
3階A席6000円
3階B席4000円
1階桟敷席20000円
にて購入できます。
歌舞伎座アクセス
◯ 東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅[3番出口]
◯ 東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅[A7番出口]徒歩5分
◯ JR・東京メトロ 東京駅 タクシー10分
ではお楽しみに~♪