刀剣乱舞のシネマ歌舞伎上映が終わりましたね。皆さんは観に行かれましたか?
私は結局シネマは行けなかったのですが評判よかったようで何よりです!
次のシネマ歌舞伎は『三人吉三』です。これはぜひともおススメなのです。
シネマ歌舞伎としてのおススメは、いつも3階4階席から見ている人ならばびっくりするその臨場感、衣裳の縫い目まではっきり見え、セリフもよくわかるなどですが、それだけには終わらない魅力が『三人吉三』のシネマ歌舞伎があります。
それは、この作品が『三人吉三』大体すべてを網羅しているからです。その理由って、つまりコクーン歌舞伎の特徴なんですけれどね。※コクーン歌舞伎については、下にリンク貼りました。
『三人吉三』と言えば、大川端の場はよく上演されますが、あれしか見たことがない人は多いのではないでしょうか。あそこだけ見ても前後の話がわかりませんよね。
2023年2月には、歌舞伎座で半通しで上演されました。それでも半通し。
あれってどうなるの?的な疑問が残った人も多いのでは?
実は『三人吉三』というのは、因果の応酬が渦巻く話で、全体を知っているととても面白いのです。
長いのでめったに通しでは上演されませんが、それがこのコクーン歌舞伎では、現代的な演出もあったうえで原作を損なわず、全体がわかりやすく描かれているので、歌舞伎が初めての人でも入り込めます。
何より話の全体がわかることで、今後の観劇の助けになること請け合いなのです。
とにかく『三人吉三』は人気なので、その一部が上演されることは多いので、全体の話が理解できているか否かでは、面白さが全く変わってきます。
というわけで、これはぜひ観ていただきたい。
2014年の記事になりますが、All Aboutで書いたコクーン歌舞伎についてはこちら。
前編では「コクーン歌舞伎とは」について書いています。
後編では『三人吉三』観劇レポです。
そして、シネマ歌舞伎を観たあとで、6月23日の木ノ下さんの講座に参加してみれば、もうバッチリ『三人吉三』について解説してもらえます。さらに9月の木ノ下歌舞伎の『三人吉三』を見ればさらにグー♪
その後の歌舞伎座での『三人吉三』がずっとずっと深く楽しめるようになりますよ♪
だんだんわかるようになっていく。これこそ歌舞伎の醍醐味♪