「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

5月のふりかえり

今月はしんどかった。楽しい旅行に始まったが、18日に前代未聞の事件が起こり、そこからはもう脳みそ半分そちらに取られてしまった。(ただでさえ少ない脳みそなのに) 呆然としてしまい、しばらく仕事が手につかず。 どれくらい呆然としていたかというと、…

マジ、ヤバ、ガチ

今日はちょっといつもと違う時間に家を出たせいか、電車には大学生がたくさん乗っていました。12時半とかなんだけれど。大学生ってそんな感じでしたっけ? 若い男子大学生って20歳前後だから、もううちの息子たちとも10歳くらい違うわけで、知り合いにも大学…

事件について

5月の明治座。私は16日の昼の部と19日の夜の部をとっていた。 偶然知人も16日に昼の部をとっていて、幕間で浜町公園でサンドイッチを食べ、終わった後も隣の喫茶でお茶をしつつ、ああだこうだと楽しくおしゃべり。 知人は、そのまま夜の部も観るということで…

六月大歌舞伎 歌舞伎座演目紹介

波乱万丈の5月でした。 6月も当初は左團次も出る予定だったのに、亡くなってしまって演目変更。そしてまさかの猿之助休演で、傾城反魂香は演目は変えず、役者が変更となります。 ドラマならいざ知らず、リアルでこんなにいろいろ続くとちょっと神経が参っ…

松浦の太鼓~古典芸能への招待で放映

今週の古典芸能への招待は、「松浦の太鼓」です。 こちらであらすじと見どころを紹介しています。 munakatayoko.hatenablog.com 今回放映するのは、昨年南座で上演されたもの。 松浦の殿様は仁左衛門が演じてとってもキュートですよ♪ 大高源吾が獅童。妹お縫…

駅ナカ手荷物サービスCrosta で手ぶらで観光~スーツケースを駅からホテルに送れるサービス

→続きます。 munakatayoko.hatenablog.com 紬屋を出て、一路京都駅へ。 今回、京都のホテルでチェックアウトしたあとに観光をして京都駅から東京へ戻ったのですが、助かったのはこのサービスです。 ホテルから京都駅までガラガラスーツケースを送っておいて…

紬屋~路地裏の町屋カフェ

そうこうするうちに雨がだんだん強くなってきまして。 なんだかちょっと休憩もしたくなり、路地裏のお店に飛び込んだのが紬屋というお店でした。 京都はいいですね。路地をちょっとのぞけばこんな風情のあるお店がどこにでもあるのだから。 紬屋 あまりガッ…

幽霊子育て飴

幽霊子育て飴ってなに!? 翩翻と翻る赤いのぼり 慶長4年(1599年)に江村という人の妻を葬ったところ、何日かたって赤ん坊の声が聞こえてきたそう。墓を掘り返してみると、その女性が産み落とした赤ちゃんが土中で生きていたそう。そのころ、夜な夜な飴を買…

あの世とこの世の境目~六道珍皇寺あたり

→六波羅蜜寺から続きます munakatayoko.hatenablog.com 建仁寺の勅使門 六道珍皇寺 建仁寺の勅使門 六波羅蜜寺は以前に行ったことがありますが、以前はガイドブック頼りでしたので、 六波羅蜜寺→八坂の塔→二年坂・三年坂→清水寺 と点と点を結ぶような行き方…

六波羅蜜寺

munakatayoko.hatenablog.coや↑これ間違い。消し方わからない(;'∀') 続きます。 錦市場を抜け、四条通から鴨川沿いを歩き、松原橋を見て六波羅蜜寺を目指します。 六波羅蜜寺 六波羅蜜寺は、奥の令和館に空也上人立像や平清盛坐像があることで知られています…

【受付スタート】「近松門左衛門」「作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎のセカイ」第7回~木ノ下裕一×田中綾乃

2021年に始まった「作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎のセカイ」。不定期で開催されてきましたが、早くも第7回となりました。 次回のチケットの売り出しが始まりましたのでお知らせします。 今回のテーマは待望の「近松門左衛門」! 今年は近松の生誕370…

o・mo・ya東洞院でランチ ~京都

o・mo・ya東洞院須磨・神戸の旅 続きます。munakatayoko.hatenablog.com 2日目夜は京都に泊り、3日目。5月1日。 朝は少し時間に余裕があったので、鴨川沿いを散歩。 どこを歩いても様々な時代が浮き上がってくるのが京都のすごいところです。京都というか西…

『与話情浮名横櫛』~切られ与三 人が恋に堕ちる瞬間を目撃

死んだはずだよお富さん ストーリー 客席降り 恋に堕ちる瞬間とは 赤間源左衛門別荘の場 源氏店の場 原作の結末 ▲右は見染の場。左は源氏店の場ですね。 死んだはずだよお富さん 春日八郎の歌う「死んだはずだよ、お富さん~」。軽快なテンポの歌だから小学…

6月より一幕見再開!

待ちに待ったる歌舞伎座の一幕見が6月より再開です。 一幕見席再開 一幕見とは 一幕見席再開 リニューアルオープンということで以前より若干システムが変わります。 新たにできることは事前に指定席を予約できること。70席 今まで通り、当日販売の自由席もあ…

達陀(だったん)〜お水取りをリスペクトした清らかな舞踊劇

ティンパニーがとどろき、シンバルが響く。お経の声が低く、高く聞こえて、いつもの歌舞伎座から不思議な世界へと一挙に誘われた。 命がけで祈る 甘く艶やか。美の極致の前半 僧の群舞が圧巻の後半 受け継ぐ役 粛々と祝う 命がけで祈る 京都のお水取りを見た…

髪結新三~やっぱり新緑の季節に観るのがいいね!

5月の團菊祭 夜の部。達陀のあとは、「髪結新三」 「目に青葉、山ホトトギス、初鰹」の5月 歌舞伎には珍しく(笑)、季節感がピッタリです! 切羽詰まった白子屋・お熊・忠七 うしろから囁かれるという状況 季節感たっぷり。江戸の香りたっぷり 勝奴は将来の新…

須磨の展望台から、一ノ谷を見下ろす

ロープウェイに乗って、展望台まで行く。 12月に須磨に行った時のブログがあるので今回の詳細は省くけれど https://munakatayoko.hatenablog.com/entry/2022/12/27/200012 ただ今回は天気がよかったので、良い景色を観ることができたのが何より! ここが鵯越…

須磨寺〜敦盛の首塚を目指す

「道行再考」を観た翌日、須磨を歩いた。 前回須磨に旅行した時に、敦盛塚にまでは行ったけれど、首のある須磨寺までは行けず。ってか須磨駅から遠そうだなーと思って日和ったのだが、今回行ってみたら駅からすぐ近くだった 途中遊びながら! 敦盛の首塚があ…

「道行再考」観劇レポート~古典と現代がつながった!

ゴールデンウィークが始まって早々、伊丹、神戸、大阪、京都と駆け足で巡ってきた。 目的の一つがこちら!4月29日に伊丹アイホールで行われた「道行再行」の観劇。 「道行再考」とは ★平知盛の道行 ★巴御前の道行 ★二人の六条御息所の道行 ★芦刈の道行 ★俊徳…

厳しい父ちゃんと食らいつく息子の、リアル連獅子~松緑・左近

と4月の演目紹介に書きましたが、まさに!そうなりました。 munakatayoko.hatenablog.com 今の左近クンより小さい時に父辰之助を亡くした松緑、ついにお父さんと連獅子を踊ることは叶いませんでした。 左近クンには小さな時から「いつ父が亡くなってもいいよ…