8月の歌舞伎座は、毎年気軽に楽しめる演目が並び、3部制なのでお値段も若干安くて初心者でも見やすくなっています。
コロナ禍ではずっと3部制だったので、今の2部制の方がかえってなじみのない方もいるかもしれませんが。
夏は短時間で楽しめる3部制はいかが?というのが本来の姿にもどった感じです。
今月より、部またぎの観劇の場合でもいったん外に出なくて良くなりました。
助かりますね。外は暑いし。。
第1部 11:00~13:18
裸道中 11:00~11:49
博奕がやめられずに貧乏暮らしをしている勝五郎と女房みき。着るものにも事欠くありさまで喧嘩が絶えないが、昔の恩人清水の次郎長がやってくることになり、大慌て。
さて大恩人をちゃんともてなすことはできるのか。
勝五郎 獅童
みき 七之助
法印大五郎 虎之介←なんだろう?法印大五郎という名前からくるイメージと虎之介クンが合わないので、気になる。期待。
芸達者なみなさんなので、楽しめそう~~!
新国劇で上演されていた「裸道中」ですが、歌舞伎座では初めてだそう。相性もよさそうですね。
大江山酒呑童子12:24~13:18
17世中村勘三郎のために萩原雪夫が書き下ろした作品(昭和38年初演)なので、中村屋所縁の舞踊劇として受け継がれています。
大江山に巣くう酒呑童子を退治するように言われた源頼光が、平井保昌らとともに酒呑童子の館へ。そして酒をしこたま呑ませたため、酒呑童子は酔いつぶれてしまいますが、その後鬼神へ変身。立ち回りの末、退治します。
楽しく、華やかな舞踊劇です。
第2部 14:15~16:45
新門辰五郎 14:15~16:12
幕末の開国派と攘夷派が分かれて、風雲急を告げる京の町。江戸の火消し新門辰五郎率いる「を」組一党は、将軍のお供として京都の町にやってきましたが、会津ともギクシャクしたり、水戸天狗党ともトラブルになったり。。
幕末モノは、やはりおもしろいですよね。また群像劇の名作と言われていますから、歌舞伎座の大きな舞台いっぱいに広がる若い衆たちの活躍が見られそうです。
真山青果作。。。となれば長セリフが有名です。辰五郎は幸四郎。がんばってね。
芸妓八重菊 七之助
絵馬屋の勇五郎 歌六←気になる
気っ風のいい辰五郎、会津っぽらしいまじめで一本気の会津の小鉄 いい女の八重菊とそれぞれニンにピッタリのお役で堪能できそうです。
(古い話で恐縮ですが、阿弖流為コンビですね!)
1部では汚い女房役だった七之助ですが(それはそれでイイんですが)、2部では芸妓ですから目の覚めるようないい女を見せてくれるのでは。。?
団子売り 16:32~16:45
楽しい楽しい踊りです。団子売りの杵造とお福夫婦が杵と臼を取り出して餅を搗くのですが、ちょっといろっぽいところもあったりして、楽しい気分になれますよ。
今回巳之助の杵造と児太郎のお福。踊り達者な巳之助とぽったりと色気も十分な児太郎の若い二人の踊り、とても楽しみです!
第3部 18:00~21:05
新・水滸伝
スーパー歌舞伎なので、派手派手で楽しめそう。
水滸伝というのは、もともと中国の長いお話。これを3代目猿之助が娯楽作品として新しく作り直したのが「新・水滸伝」。2008年初演で、歌舞伎座では初めての上演となります。
天下一の悪党林冲(りんちゅう)たちが大暴れ。本来であれば猿之助が演じるはずでしたが、中村隼人が演じます。以下澤瀉屋をはじめとした面々が一致団結して魅せてくれることでしょう。幸四郎が魯智深として、盛り上げ隊長。
林冲 隼人
晁蓋 中車
上演スケジュール
初日8月5日(土)→千穐楽8月27日(日)
休演日14日(月) 21日(月)
チケット金額、売り場
1等席16000円
2等席12000円
3階A席5500円
3階B席3500円
1階桟敷席20000円
にて購入できます。
歌舞伎座アクセス
◯ 東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅[3番出口]
◯ 東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅[A7番出口]徒歩5分
◯ JR・東京メトロ 東京駅 タクシー10分
ではお楽しみに~♪