「2月は逃げる。3月は去る」と言いますが、本当ですねえ。あっという間に過ぎ去りました。
- 『野崎村』鶴松のお光に泣かされた
- 『釣女』
- 『籠釣瓶』哀れな八ツ橋、狂気の次郎左衛門に中村兄弟新境地
- 『猿若江戸初櫓』図らずもダブルキャストとなった
- 「すしや」大柄な江戸っ子権太も悪くなかった
- 『連獅子』勘九郎長三郎で、18世勘三郎追善を締めくくる
- 文楽1部
- 浄瑠璃を聴く会
- 『曽根崎心中』@国立アーカイブ
- 人形浄瑠璃『木下蔭狭間合戦』@松本
- 能『小督』を観る
- 一幕見ツアー
2月は、なんと言っても猿若祭が圧巻でした。中村屋恐るべし。昼の部の『野崎村』では、勘三郎の「3番目の息子」鶴松が奮闘、『籠釣瓶』では、勘九郎・七之助が圧倒。そして夜の部では華やかな『猿若』で勘太郎が存在感を示せば、トリの『連獅子』では勘九郎と長三郎が、歌舞伎座場内をゆるがすような拍手の中、千穐楽を終えました。
って、私は千穐楽には行っていませんが、SNSで知ったところによれば『連獅子』ではカーテンコールがあったとのこと。
もちろん、脇を支えた皆さんも素晴らしかったけれども、新しい時代の幕開けを予感させるような2月の猿若祭でした。
『野崎村』鶴松のお光に泣かされた
彌十郎のととさんにも泣けて泣けて…。
『釣女』
どこがよいのかわからないので、勉強中。
『籠釣瓶』哀れな八ツ橋、狂気の次郎左衛門に中村兄弟新境地
『猿若江戸初櫓』図らずもダブルキャストとなった
勘太郎途中休演で、勘九郎が登場。運よく両方見られました。勘太郎も3日で無事復帰してその後ははつらつと踊っていました。若衆たちも美しく。
「すしや」大柄な江戸っ子権太も悪くなかった
芝翫の権太も初役とか。いつもは気になるわしゃわしゃした声も、それほど気にならず。大柄なのに甘えたで、認めてもらいたかったおとっつあんには誤解され、最後には無意味な死となる哀れな権太を好演。歌六の弥左衛門が泣けて泣けて。
『連獅子』勘九郎長三郎で、18世勘三郎追善を締めくくる
文楽1部
浄瑠璃を聴く会
『曽根崎心中』@国立アーカイブ
人形浄瑠璃『木下蔭狭間合戦』@松本
この年になって松本は初めてだったんです。文楽もさることながら、周辺観光も楽しかった。東京から近いので、行きやすいですね。またぜひ行きたいです。木ノ下さんの楽しい企画をまたお待ちします。
能『小督』を観る
こうしてみると、今月はずいぶん文楽関係を観たことで、これはこれで大変幸せ。藤蔵さんのすべて違う演目でひと月に3回も♪(しかし、東京公演の2部3部はみていないのだった)
一方、『ヤマトタケル』や2月花形歌舞伎などは断念。これからもあれこれ見たいけれども、お財布とカレンダーとにらめっこしつつ、絞り込んでこれぞ!と思うものを観ていきたいです。
一幕見ツアー
一幕見ツアーが開催できたのはよかったです(今年最初)
3月は歌舞伎座パスポート。西にはやはり行きません。(多分)
パスポートもよいのだけれど、最近人気が出てきたのか電話がつながりにくくなってきました。また観劇マナーも悪くなっています。気をつけて楽しみましょう~♪