「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

2024年2月の振り返り

「2月は逃げる。3月は去る」と言いますが、本当ですねえ。あっという間に過ぎ去りました。

 

2月は、なんと言っても猿若祭が圧巻でした。中村屋恐るべし。昼の部の『野崎村』では、勘三郎の「3番目の息子」鶴松が奮闘、『籠釣瓶』では、勘九郎七之助が圧倒。そして夜の部では華やかな『猿若』で勘太郎が存在感を示せば、トリの『連獅子』では勘九郎と長三郎が、歌舞伎座場内をゆるがすような拍手の中、千穐楽を終えました。

って、私は千穐楽には行っていませんが、SNSで知ったところによれば『連獅子』ではカーテンコールがあったとのこと。

もちろん、脇を支えた皆さんも素晴らしかったけれども、新しい時代の幕開けを予感させるような2月の猿若祭でした。

 

『野崎村』鶴松のお光に泣かされた

彌十郎のととさんにも泣けて泣けて…。

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『釣女』

どこがよいのかわからないので、勉強中。

『籠釣瓶』哀れな八ツ橋、狂気の次郎左衛門に中村兄弟新境地

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『猿若江戸初櫓』図らずもダブルキャストとなった

勘太郎途中休演で、勘九郎が登場。運よく両方見られました。勘太郎も3日で無事復帰してその後ははつらつと踊っていました。若衆たちも美しく。

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「すしや」大柄な江戸っ子権太も悪くなかった

芝翫の権太も初役とか。いつもは気になるわしゃわしゃした声も、それほど気にならず。大柄なのに甘えたで、認めてもらいたかったおとっつあんには誤解され、最後には無意味な死となる哀れな権太を好演。歌六の弥左衛門が泣けて泣けて。

『連獅子』勘九郎長三郎で、18世勘三郎追善を締めくくる

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文楽1部

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浄瑠璃を聴く会

 

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曽根崎心中』@国立アーカイブ

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人形浄瑠璃『木下蔭狭間合戦』@松本

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この年になって松本は初めてだったんです。文楽もさることながら、周辺観光も楽しかった。東京から近いので、行きやすいですね。またぜひ行きたいです。木ノ下さんの楽しい企画をまたお待ちします。

能『小督』を観る

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こうしてみると、今月はずいぶん文楽関係を観たことで、これはこれで大変幸せ。藤蔵さんのすべて違う演目でひと月に3回も♪(しかし、東京公演の2部3部はみていないのだった)

 

一方、『ヤマトタケル』や2月花形歌舞伎などは断念。これからもあれこれ見たいけれども、お財布とカレンダーとにらめっこしつつ、絞り込んでこれぞ!と思うものを観ていきたいです。

 

一幕見ツアー

一幕見ツアーが開催できたのはよかったです(今年最初)

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3月は歌舞伎座パスポート。西にはやはり行きません。(多分)

パスポートもよいのだけれど、最近人気が出てきたのか電話がつながりにくくなってきました。また観劇マナーも悪くなっています。気をつけて楽しみましょう~♪