歌舞伎
にざたまの熱演に燃えた2月3月。3月の千穐楽も間近になってきましたね。 さて、そろそろ4月の演目が気になります。 4月の見どころはなんでしょうか?そして初心者向けの演目とは? 4月の歌舞伎座にかかる演目を観てみましょう。 4月昼の部 ◆西郷と勝 真山青…
初心者向きのおすすめ演目をお知らせします。 昼の部 ■国性爺合戦 長くて若干夢の国からお誘いが来たりしますが、愛之助のりりしい和藤内にほれぼれ。 ■男女道成寺 道成寺ものの1バージョン。踊りやきれいなものが好きな人はぜひ。踊りは眠くて苦手という人…
夜の部の、『於染久松』のあとが、『神田祭』であります。 これがあんまり素晴らしいので、ぜひ多くの方に観てほしい。 一幕見ツアーで、歌舞伎初心者のみなさんにも見てもらいましたけれど、みなさんがっつりハートをつかまれていたご様子! 予習も何もいり…
今月は国立劇場で27日まで歌舞伎がかかっております。 「増補忠臣蔵」と「梅雨小袖昔八丈」です。 まだまだ席が空いているので、あと1週間ですけれど、ぜひ観劇をおすすめします。 ◆特別当日券 国立劇場にはキホン一幕見はないのですが、今月国立劇場さんが…
2018年3月歌舞伎座夜の部で、「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)」がかかります。 「お染と久松の心中事件?あの?悲劇はいやよ。」と思う人、ご安心ください! 今回の、たばこ屋・油屋 は、とても楽しくて、粋で、美しくておすすめです! …
2018年2月歌舞伎座。昼の部。 一幕見ツアーはこちらを対象にして開催しました。こちらに記録を今さら~。 「暫」とは? 配役 悪人側 善人側 あらすじ (1)A清原武衡の家来VS B加茂次郎義綱と三郎義郷の家来 もめている (2)もめているところに清原武衡登…
一幕見ツアーを何にするか悩みつつ、楽しく昼夜を観てきました。 【昼の部】 ◆春駒祝高麗 高麗屋の襲名をお祝いする華やかな舞踊です。パッと幕が開けば、富士山に紅白の梅でこれだけでもめでたい感じ♪ ◆一條大蔵譚 これもおすすめです。あほかと思われてい…
歌舞伎座130年の幕開けを飾るのは、37年ぶりの高麗屋3代襲名。まことにめでたいことでありますなあ……。 歌舞伎界の中で3代同時襲名というのは、歴史上2回目。その1回目というのが、37年前の白鸚・幸四郎・染五郎だってことですから、もう奇跡の高麗屋と…
みなさん。あけましておめでとうございます。 もう年明けて1週間もたち、高麗屋の襲名興業も始まっているってのに。なんなの、そのタイトル。 でも、これは書いておかないとね。 ツイッターではアップしていたけれど、こちらでも恥ずかしながら今頃のアップ…
歌舞伎、観に行きたいな~と思っても、どこでチケット買うのか、何を選べばいいのか、はたまた何を着て行けばいいのか、基本のキがわかりませんよね。 歌舞伎初心者でも大丈夫!押さえておくべき10のこと という記事にまとめましたので、これでばっちり! 明…
今月の一幕見ツアーは「らくだ」です。 12月は、3部制でどれもおもしろくてどれを一幕見ツアーで紹介するか悩みました。 1部の「土蜘蛛」は、松緑丈がシャーシャーっと投げかける蜘蛛の糸が美しい。 でもどうせ松緑なら、やはり2部の「蘭平物狂」でしょう。 …
こんにちは。今日は気持ちのいい日でした。 今月も、一幕見ツアーを開催します。今月はこちら! tabica.jp あら?これじゃわかりませんね(^_^;) 染五郎さんの「鯉つかみ」です。 来年、幸四郎・染五郎・金太郎が3代襲名を行います。今月は、幸四郎・染五郎・…
充実の10月歌舞伎。 歌舞伎座:昼の部 マハーバーラタ戦記 すばらしかった。 ★衣裳すばらし。衣裳:高橋佳代さん。 「下品なペラペラ」でもなく「ゴテゴテ」でもなく、とても重厚で、丁寧で、オペラグラスをなんども覗き込んでため息をついた。特に神々の…
こんにちは。宗像陽子です。 オールアバウトで、観劇レポアップしました。 2年前の初演のときのレポートも貼り付けてあるので、読んでいただけるとありがたいです。初演のときは、「これを歌舞伎と言えるのだろうか?」みたいな戸惑いがありましたが、今回は…
市川猿之助丈が、上演中のワンピースで左腕を三ヶ所も骨折する大怪我をしました。 一日も早いご回復をお祈りいたします。 「一日も早い復帰を祈る」ではなく「回復」ですからね! 左腕以外は元気ということで、ウズウズしている様子の猿之助さん。スクワット…
今月も無事に一幕見ツアー終了しました。 今回は、いつもと違って、先に歌舞伎座ギャラリーで遊び、木挽町広場で軽くお昼をとってからの一幕見行列です。 幡随長兵衛は、1時間半。長い1日となり、ゲストさんは疲れたかな~。 それにしても、今月は割と空い…
『極付幡随長兵衛』(きわめつきばんずいちょうべえ)をご紹介します。 作者 河竹黙阿弥 初演 明治14年 配役 あらすじ ●村山座舞台の場 ●花川戸長兵衛内の場 ●水野邸座敷の場 ●水野邸湯殿の場 見所 ・劇中劇 ・幡随長兵衛の出てくるところ ・血気盛んな奴た…
「8月の納涼歌舞伎は、初めて見る人向け。秀山祭は重厚だからむずかしい?」そんな変な思い込みがどこかにあるとしたら、まずとっぱらってください。 今回の秀山祭、初心者でもとっても楽しめます。(そして、幕見も空いているので、気楽に見に行けますよ( …
刺青奇偶(いれずみちょうはん) 作:長谷川伸ジャンル:新歌舞伎 ★配役手取りの半太郎(中車) 博打がもとで喧嘩沙汰を起こし江戸にいられなくなって下総に流れてきた。 荒木田の熊介(猿弥)半太郎に恨みをもっている。 酌婦 お仲 (七之助) 不幸な境遇か…
一昨日シネマ歌舞伎 喜撰/棒しばりを観てきました。 いつものように 「面白うて、やがて哀しき勘三郎」でした(´;ω;`) そして三津五郎。勘三郎が亡くなったとき 「体の半分もぎ取られたようだ」(人生の半分って記事には書いてあったけど、記憶では体って…
こんにちは!ヽ(・∀・)ノ宗像陽子です。 魚屋宗五郎はとても面白いので、ぜひ多くの人に観ていただきたいです♪予習はいらないんじゃないかなー。 魚屋宗五郎を見ちゃいけない人もいる!? 登場人物 あらすじ なぜ、「新皿屋舗月雨暈」という外題なの? 見所 …
6月にインタビューした坂東彌十郎さんの記事を「大人未来」サイトでアップしました。 第14回 坂東彌十郎(歌舞伎俳優) 脇役に人生あり。与えられたお役に真摯に向かい、より高みを目指す|大人未来 オトナが語る大人未来のメディアサイト 平成中村座に出演…
「能と歌舞伎」までARの時代。これってやりすぎなの?という記事をアップしました。https://citrus-net.jp/article/32092 能や歌舞伎もますます面白く、楽しめる時代になっています。今回、この記事を書くために、以前録画しておいて見ずにいた超歌舞伎「花…
こんにちは!むなかたです。今日は、一幕見ツアーでした。生憎のお天気ではありましたが、天気の悪い日こそ歌舞伎で遊ぶ!これ、鉄板ですね!一幕見の行列も並んでいる人が少なくて楽チン。 いつもは、歌舞伎座の前で写真を撮るポイントなどをお教えしますが…
6月の歌舞伎座、昼の部の二つ目の演目は「澤潟十種の内 浮世風呂」です。 楽しくて、粋で、素敵な舞踊劇です。 概況 配役 お話と見どころ 概況 「澤潟十種の内 浮世風呂」は舞踊劇。昭和12年に二世猿之助(今の猿之助のひいおじいさんです)によって初めて演…
5月には歌舞伎座において寺島しのぶさんの長男寺嶋眞秀(てらじままほろ)ちゃんが初お目見えしましたね。そのどんぐりのような可愛らしいお目々に悩殺された人も多いのでは? 千秋楽まで無事に演じ上げたのも立派でしたね。 眞秀ちゃんだけではありません。…
みなさん。こんにちは~。 通の方はもちろん、歌舞伎初心者の方にはぜひぜひ一度は行っていただきたいのが、「シネマ歌舞伎」です。 なぜオススメなのか、その理由と2017年度の上映スケジュールをオールアバウトでアップしましたので、ぜひ参考にしてくださ…
みなさん、こんにちは~。 「うちの子は、まだ小さいから歌舞伎は無理」なんていう人がいますが、実はそんなことはないんですよ。小さい子の方が、まっすぐな感性で捉えられたりするので、ぜひ小さな時から見せてあげて欲しい。とはいえ、子供料金がないから…
5月28日(日)Eテレで夜9時から、2月に歌舞伎座で上演された「猿若江戸の初櫓」と「梅ごよみ」が放映されます。とてもすばらしいので、可能な方はぜひご覧下さい。 「猿若江戸の初櫓」は、明るくて楽しめます(30分)。 この演目は、中村座の創始者であ…
こんにちは! 4月も中盤になってしまいました。 今月の歌舞伎ツアーは、20日に行います。 昼の部の一番最初の演目「醍醐の花見」です。 今のこの時期に、満足に花見ができなかったというかた、歌舞伎座で花見はいかが? 慶長3年に実際に豊臣秀吉が催した花…
昨日、一幕見ツアー終了しました。 ゲストさんもとっても歌舞伎を楽しんでくれたので、私もうれしかったです~。 「これからの人生の楽しみがひとつ増えました」なんてコメントをいただき、私も感激です。 昨日のスケジュールは、チケットとってから一幕見ま…
今月の歌舞伎の一幕見ツアーは、昼の部最後の演目、「どんつく」を観ます。 3月24日に行います。一幕見のチケットをとったら、歌舞伎座の周りをブラブラまわり、歌舞伎座ギャラリーで遊んでから、心ウキウキと「どんつく」を観ましょう。ぜひ、ご一緒に♪…
歌舞伎座昼の部、明君行状記・渡海屋 大物浦・どんつくを観てきました。 【明君行状記】 血気盛んな青地善左衛門(亀三郎)のハリのある声のいいこと。殿様を尊敬しているんだけれど、本当に尊敬に値する殿様なのか本心を知りたいという随分一本気な若者。 …
こんばんは。 桃太郎が大変な話題で、先日の特番テレビ出演のあとは、あっという間にチケットは完売しましたね。 今日は、勘九郎さん、勘太郎クン、長三郎クンが「徹子の部屋」、「NHKスタジオパーク」と連チャンで出演していたので、またチケット争奪がヒー…
平成29年2月猿若祭。夜の部。「梅ごよみ」。これは、為永春水の人情本「春色梅児誉美」、続編「春色辰巳園」を原作としたもので、昭和2年に歌舞伎座で初演されたときの台本をもとに上演されています。粋な辰巳芸者「仇吉」と「米八」、「お蝶」が、いなせ…
さて、1月が終わりました。歌舞伎ファンにとって1月は興奮の坩堝。財布と時間のやりくりを考えつつ、嬉しい悲鳴をあげながらどこへいつ行こうか迷ってしまうのです。東京の場合、新橋演舞場・国立劇場・浅草公会堂、そして歌舞伎座と4つが4つとも「これは…
歌舞伎というと「上演時間が長すぎてツライ」「チケットが高い」と遠ざかる人が多いようですが、約1000円で見られる一幕見。 そのものはなんとなく知っていても、チケットの取り方などを知らない人も多いので、メリット・デメリット、チケットの買い方、そし…
こんばんは~。歌舞伎座ギャラリーのお話です。 歌舞伎座ギャラリーは、歌舞伎座の後ろにそびえる高いビルの中の5階にあり、なかなかおもしろい施設なんですよ。 先日歌舞伎座で観劇をしているとき、お隣に座っていたご婦人が 「あとでいきましょ。ここの5…
今日は歌舞伎ツアー、4人参加していただきました。 スケジュールは、こんな感じ 11:00 集合 歌舞伎の話、今日の演目の筋や見所についてレクチャー 11:15 一幕見チケット売り出し開始・購入 歌舞伎座のまわりをブラブラして、歌舞伎俳優の行く店などを案内・…
国立劇場で仮名手本忠臣蔵を観てきました。仮名手本忠臣蔵は、10月から12月まで3ヶ月かけて通しで行われるということで、私も気合が入っております! 「仮名手本忠臣蔵」は、ご存知松の廊下で吉良上野介に切りつけた浅野内匠頭が切腹となり、家老大石内蔵助…
こんばんは。宗像陽子です。 歌舞伎記事のために、俳優たちがおすすめするお店を取材、1月にアップの予定だったのですが…。 その中に、有名なナイルレストランも入れていたのですが、今日電話したところ、ナイルレストランは、1月2月お休みなんですって。 …
去年のことなので少し前の話になりますが、「ワンピース」を観ました。 スーパー歌舞伎ははじめてだったので、なかなか衝撃的でした。 私が感じたのは、歌舞伎役者たちの演技力の確かさ、というか体ができているというか、腰がしっかりしている、フラフラし…