「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

鯉つかみ

こんにちは。今日は気持ちのいい日でした。

今月も、一幕見ツアーを開催します。今月はこちら!

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あら?これじゃわかりませんね(^_^;)

染五郎さんの「鯉つかみ」です。

来年、幸四郎染五郎・金太郎が3代襲名を行います。今月は、幸四郎染五郎・金太郎としての最後の歌舞伎座

最後をいとおしむような演目が多い中、鯉つかみは楽しくて派手で、初心者でも大いに歌舞伎を堪能できる演目です。

 

染五郎さんが、実に生き生き。こういうの大好きなんじゃないでしょうか。

早替わりがあり、宙乗りがあり、本水があります。→なにそれ?

 

早替わり→二役が素早く入れ違うこと。新橋演舞場でやっている「ワンピース歌舞伎」のルフィとハンコックみたいに別人に入れ替わるわけではなく、志賀之助とニセ志賀之助が入れ替わるので、それほど「おおおお~」という感じではないかもしれませんが、それだけに早くて、最後はちょっとわからないかもですよ!瞬き厳禁で見てくださいね!

 

宙乗り

ワイヤでぶら下がって、ブイーンと移動するので迫力満点。

 

本水

本物の水を使って、鯉の精と格闘!昔は暑い夏場に、水を使った演出で涼を呼んだそうですけれど、今はそんなことはなく、1年中本水OKですね。でも、大変そう~~。

水をあたたかくすると、却って出たときに寒いので、やっぱり冷たい水でやるそうですよ(((゚Д゚)))ガタガタ

 

プロジェクションマッピング

あり。障子の向こうに志賀之助かと思いきや、鯉の精が…!

 

登場人物

★志賀之助(染五郎)お家の宝刀・龍神丸を探して旅に出ている

★志賀之助、実は鯉の精 昔根絶やしにされた恨みを持つ鯉の精が志賀之助に化けて恨みを晴らしに来る

★小桜姫(児太郎)志賀之助の許嫁。旅に出た志賀之助を待っているので、すっかり志賀之助の偽物、鯉の精にだまされちゃう。

 

あらすじ

志賀之助を待つ小桜姫のもとに現れたのは、ニセの志賀之助。久々に出会ってすっかりうれしい小桜姫とニセ志賀が、しっぽりしけこんでいるところに現れたのは、龍神丸を探し当ててもどってきた本物の志賀之助。

龍神丸を持って、滝で鯉と格闘し、やっつける。

 

というお話です。これは、ニューヨークでも上演されて、好評だった演目です。ニューヨークではもっともっとプロジェクションマッピングを使ってど派手にやりましたが、今回はさすがにそこまではやらず、鯉もなんだか間抜けな顔でかわいいです。

明治座で、愛之助さんが何年か前にやりましたが、その時よりさらに鯉が小さいのでは?という噂もありますが、真偽のほどはわかりません。

 

一幕見は、小学生から見られますので、どうぞお気軽にご参加ください。