「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

1月の振り返り

希望に満ちて2022年が明けた。しかし、みるみるうちにコロナ感染者が増え、また綱渡りのような毎日が始まってしまった。 いつまでかかるのだろうか。12月まで50%の席で上演し、満を持して1月より68%とした歌舞伎座だったのに。こんなに慎重であったのに。 …

元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿 理知的な殿さまと、愛すべき忠義者の対決 

昭和15(1940)年が初演。てことは、割と最近の作品ということですね。作者は真山青果で、全10編の「元禄忠臣蔵」の中の5編目です。新作ですからセリフもわかりやすいし、おもしろいです。真山青果ってセリフが膨大なので、役者さんは覚えるの大変だと思いま…

NHK古典芸能への招待。「中村吉右衛門の至芸・熊谷陣屋ほか」

昨日のNHK古典芸能への招待。ご覧になりましたか? 「中村吉右衛門の至芸・熊谷陣屋ほか」 名シーンのダイジェストをいくつかと、熊谷陣屋のノーカット版。無駄のないたっぷり2時間でした。 仮名手本忠臣蔵~大星由良之助 まねるのは外見ではなく、芸のここ…

2月の歌舞伎座、演目見どころ、チケット、スケジュールなど

3部制が定着した感もある歌舞伎座。2月も一つの部には舞踊ひとつと、お芝居ひとつです。1月に若干値上がりした料金はお正月のためかと思いきや、2月も据え置き。うーむ。松竹さんも大変厳しい状態であることを考えると仕方がないとはいえ、こちらの財布も…

今回絶品! 猿之助を堪能 義経千本桜 ~川連法眼館(かわつらほうげんやかた)

「義経千本桜」は、前の年にできた「菅原伝授手習鑑」、翌年の「仮名手本忠臣蔵」と並んで三大名作と言われています。作者はいずれも竹田出雲、三好松洛、並木千柳の合作。 登場人物 それまでの話 あらすじ 義経登場。忠信と話がかみ合わない そこに静、登場…

松也か猿弥か。岩戸の景清

岩戸の景清は、河竹黙阿弥作。神話の天照大神の話がベースにありつつも頼朝と景清の話がないまぜになっていて、こういうしっちゃかめっちゃかなところが歌舞伎は面白いですね。 外題は「難有御江戸景清」です。 7代目市川團十郎お帰り!!と江戸市民が熱狂し…

文覚ってどんな人? 鎌倉殿の13人に登場

今年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。面白いですね。 源平合戦のころで、歌舞伎にもまつわる話はいっぱいあるので、歌舞伎クラスタは大喜びです。ここで一気に歌舞伎ブームを起こしたいものです。 配役も、さっそく大評判の北条時政の坂東彌十郎、北條宗時…

大河への道~志の輔らくご

行ってきました。志の輔らくご。面白かった! どれも新作落語です。 「はんどたおる」は、夫婦のすごく日常的なあるある会話で、私は自分の家を見ているようでおかしくておかしくて笑いっぱなし。ダイエットとは何ぞやとか、何をもって「お得」と感じるかと…

お正月は国立劇場「南総里見八犬伝」

みなさんこんにちは!今年も東京では、歌舞伎座、国立劇場、新橋演舞場、関西では南座、大阪松竹座と無事に初日が明けました。めでたいことです。 ▲国立劇場 ▲歌舞伎座 私も、今週歌舞伎座の2部と国立劇場にて観劇。有り余るパワーをいただいて帰ってまいり…

2021年私のベストテン歌舞伎。そしてベスト1

明けましておめでとうございます。 今年も楽しくおせちを作りました。 皆さん。どうぞ宜しくお願いします。 12月後半にブログをさぼっていたため遅くなりましたが、私の2021年ベストテンを発表いたします。 1月 国立劇場 四天王御江戸鏑 菊之助の蜘蛛の精の…