この稿では、上の巻のストーリーを紹介します。 桜姫東文章が楽しみな理由を3つこちらに書きました。 こちらもぜひ読んでくださいね。 munakatayoko.hatenablog.com 桜姫東文章自体は、それほどむずかしくありませんから、必ず予習が必要というわけでもない…
さて、4月歌舞伎座で一番の注目は「桜姫東文章」です。私も楽しみで仕方がありません。残念ながら今までに見たことがないのですが、なぜこれほど楽しみなのか。理由は3つあります。 一つは玉三郎だからです。もう一つは、仁左衛門と玉三郎だからです。なんの…
昨日、「【速報】 歌舞伎俳優中村吉右衛門さん倒れる、搬送時心肺停止の状態」という衝撃的なニュースを初めてみたのは、千穐楽の2部を観るために東銀座の歌舞伎座へ向かう地下鉄の中だった。 速報・心肺停止という強烈なワードに思わず「えっ」と声が出る。…
国立劇場3月の歌舞伎、時今也桔梗旗揚(ときはいま ききょうのはたあげ)は、歌舞伎初心者や、子どもにもおススメですよ! 題材は、明智光秀。テレビの大河ドラマで昨年度人気となった「麒麟がくる」も明智光秀でしたね。世間的に注目を浴びている明智光秀で…
木ノ下歌舞伎を観に行った。見たことない人は、ネタバレ含むので、読まない方がいいかも。 木ノ下歌舞伎というのは、木ノ下裕一さんが主宰する団体で、既存の歌舞伎に現代的な解釈を与え、独自の作品を上演している。今までに、義経千本桜、黒塚、三番叟、娘…
三寒四温で、今日は暖かいのか寒いのか、この時期は何を着ていいかよくワカラナイですね。春風が吹くかと思えば、雪の降ることもある。そんなときにこの芝居。 雪暮夜入谷畦道 こちらは、ゆきのゆうべいりやのあぜみち と読みます。ユキクレヨルじゃないです…
2月27日は人形町のよし梅芳町亭に行ってきた。 樋口一葉原作の「十三夜」を新内節と義太夫節で聴かせてくれ、なおかつお料理付きという二重三重のおススメにひかれてイベントに申し込んだのがいつだったか。11月か12月か。 とにかくコロナが感染拡大している…
こんにちは! 2月は逃げる。3月は去るといいますが、本当ですね。あっという間に2月は逃げ去ります。 コロナウィルスの騒ぎからちょうど1年。そろそろ落ち着いてくれるでしょうか。 千穐楽まで無事終えられ、関係者のみなさんお疲れ様でした。ありがとう…
昨日は千穐楽の前日。2部に行ってきた。 奇跡のにざたま。これを奇跡と言わずして何を奇跡と呼ぶのか。 もちろん歌舞伎界には、にざたま以外にも大御所はいっぱいいる。そしてそれぞれ素晴らしい演技を見せてくれる。白鸚、吉右衛門、菊五郎。みな素晴らしい…
不思議なものだ。 原作を読んだ。あまりにも今月2月歌舞伎座で演じる松緑と巳之助にぴったりな(そして、とてもいい)芝居じゃないかと、びっくりした。 松緑と三津五郎 松緑と巳之助 「泥棒と若殿」 NHKでタイミングよくドラマ仕立てで放送 あまりにもピッ…
12月にブログでもちょこっと紹介した江戸糸操り人形結城座。 munakatayoko.hatenablog.com こちらの、取材記事がアップされました。 smtrc.jp ぜひ読んでくださいませ♪
続いて連獅子。 勘九郎・勘太郎の連獅子 勘太郎という人 勘九郎・勘太郎の連獅子 ここ2,3年で何度もかかっている連獅子。私が見たものでは、2018年国立劇場歌舞伎教室。又五郎、歌昇親子2019年歌舞伎座。幸四郎、染五郎親子2020年歌舞伎座。猿之助團子、こ…
2月2日にあけた歌舞伎座。2日目になる4日(木)に、歌舞伎座3部を観てきた。 意外。と言っては失礼だが、2月大歌舞伎の袖萩祭文が大変よかった。 寒くて暗くて悲しい話だけれど 演技うまい軍団 家族の愛 中村屋という家族愛 中村家を支える観客の愛 寒くて…
これも時代物の長いお話全5段の3段目なので、予習して背景押さえておこうっ! しかし、特に前半は「暗い。寒い。哀しい」と3拍子揃っていますので、初めてみる歌舞伎としてはあまりお勧めしません(;^_^A だって、ヒロインの袖萩、ずっと泣きっぱなしですよ…
『本朝廿四孝』は、長いお話。十種香とそれに続く奥庭はその中の一部なので、背景を押さえておきましょう! 登場人物。前説がらみ 簡単なあらすじ 詳しいお話。見どころを混ぜて 十種香 切腹した勝頼を想い、悲嘆にくれる八重垣姫と濡衣 どっこい生きていた…