「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

7月歌舞伎鑑賞教室「日本振袖始」

 

「歌舞伎を観に行きたい」というお友達をご案内するために、7月4日に、国立劇場に急きょ行ってきました。お昼に待ち合わせ、ランチを食べてからゆっくりのんびり国立劇場へ。2時開場。2時半開演です。

 

今月は、歌舞伎座は大変な賑わいなので、一幕見を観るのもかなりの行列を覚悟しなければいけない。それならば、国立劇場でのんびり歌舞伎鑑賞教室を楽しんだ方がずっといいとの判断です。間違っていないと思います!

 

前月に続けての歌舞伎鑑賞教室。今月は前半の「歌舞伎の見方」の解説が坂東新悟くん。後半の演目が「日本振袖始」でした。

 

巳之助君ほどのパフォーマンス力はないとはいえ、まじめで誠実な新悟クン。とてもよい解説でしたよ。

 

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「見得というのは、大切なシーンのクローズアップであったり、ストップモーションのようなものなんですよ」という説明はわかりやすくて、うんうんとうなづく中高生。

 

驚いたことは、義太夫の歌詞の説明でした。

義太夫とは、行動や気持ちを役者と一緒に演じているんですよ」と説明をしたあとで、

「万古目前の境界、懸河びょうびょうとして、巌峨峨たり」という部分を、竹本が謡ったあとで

「難しそうですね。でも実はそれほど難しいことを言っているわけではないのですよ。では現代訳でもう一度うたってもらいましょう」。

 

「はるかな景色が広がり、川が伸び、岩が切り立っている~~」と、再度竹本が唸ります。

なるほど。わかりやすい。そこまではわかったのですが、なんとそれでは終わらなかった。

 

「ではもっと現代風にポップなメロディでやってみましょう」と

照明もポップなものにかわり、「ミッキーマウスマーチ」で「今でいうなら島根県!川は広がり、山は急!」とテンポよく歌ってくれたではありませんか!

 

これには観客も大うけ。心なしか竹本さんは恥ずかしそうでした。

 

これだよね。たしかにそうだ。わかりやすくて、意味を考える前から拒否反応を起こさずにすみそうだ!と思う反面、ここまでやらないと今の若い人たちにはわからないんだろうなあ。主催者側の苦労がしのばれるという気持ちも少々。

 

でも、とても腑におちる解説だったと思います。どっと観客席が引き付けられたのもわかりました。

 

そのあとは、休憩のあと「日本振袖始」になりますが一幕だけなので、そこに至る話をわかりやすく、新悟クンも舞台、通路、と走り回って観客を飽きさせず、説明してくれました。ご苦労様!

 

新悟クン以外にも、村の男たちが出てきてくれていろいろとセリフを言う中で、私の連れも「マイクなしで朗々と聞こえる生の声がとても気持ちがいい」と言ってくれました。

 

20分ほどの休憩のあとは、いよいよ日本振袖始。一幕なのであっという間ですが、斬新な衣裳、岩長姫が酒をどんどん飲みほして、寄っぱらっていくところ。ドロドロドロとヤマタノオロチに変身してしまうところ。スサノウノミコトと戦うところなど、見どころはたくさんです。子どもでもわかりやすいですし、どんどん見せてあげてほしいなと思います。

 

お話

ある村ではヤマタノオロチに、毎年美しい娘を生贄としてささげています。

今年の生贄は、稲田姫です。

夜が更けると、岩長姫が現れて生贄の稲田姫に襲い掛かろうとします。

ところが、8つの甕に入った酒の香りに気づき、グビグビ飲み干してしまいます。それでも稲田姫を一飲みに飲んでしまいます。

そこへ、稲田姫と恋仲のスサノウノミコトが現れます。岩長姫はヤマタノオロチとなって激しい戦いを繰り広げますが、ついに破れます。稲田姫は、ヤマタノオロチが飲み込んだ宝剣を探し出し、ヤマタノオロチの背中を切り裂き、飛び出て助かります。

カンタンに言うと、こんなお話です。

 

 

台本は300円で、大きな文字でわかりやすく、注釈もあるので親切。

私は、岩長姫が「やあん。◎◎。やあん◎◎」と言っているところが何と言っているのかわからなかったのですが、台本を見てみると

「やあん。楊柳枝、楊柳枝、やあん、鉄仙花、鉄仙花」というセリフでした。

何じゃらほい?と思って注釈を読んだところ、「楊柳枝は柳の枝のこと。鉄仙花は、つる植物鉄線のこと。大蛇は酔いがまわり、植物や花の名前を挙げ連ねて歌っている」と書いてありました。

 

えー。そ、それはつまり、酔っ払いが、「梅は咲いたか~、桜はまだかいな。あ、ちょいなちょいな」とうたっているようなものでしょうか!? なんだか親しみを感じてしまいました。

 

笑ってしまいますね、丁寧な注釈でとても深く楽しめますよ。

 

ついに毒蛇は「毒酒の酔いによろ、よろ、よろ。落ち来る木の葉は、はら、はら、はら」とよろよろしながらも戦いますが、スサノウノミコトにはかなわず倒れてしまいます。

 

演じるのは、稲田姫が先ほど解説をしてくれた新悟クン。

岩長姫が時蔵丈。スサノウノミコトが錦之助丈。時蔵さんと錦之助さんはご兄弟です。そんなことも知っていると尚楽しいですね。

 

今日の連れは、歌舞伎は2回目。きれいな衣裳やちょっと破天荒な展開をまっすぐに受け止めてくれて、とても楽しかったと言ってくれました。

「ん?なぜ、背中から出てくる?と思っても、それでいいんですね」

「うん。それでいい。あまり、むずかしく考えないで!」といったら納得してくれました。

そのあと、伝統芸能情報館で、千両箱を担いで記念写真も撮りました

 

先月も書きましたが、鑑賞教室は本当の役者の解説付き一幕見ツアーのようなもの。4000円で安くて、短時間であるのも魅力です。

3時半には終わり、お茶をしてあーだこーだと感想を言い合って帰りました。時間的余裕がうれしいですね。

 

7月24日まで。国立劇場にて。

7月26日・27日は神奈川県立青少年センター

 

日によってある「親子で楽しむ歌舞伎教室」は、お値段もお得です。

ぜひ小さいお子さんのうちから歌舞伎に親しんでみてくださいね!

 

http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_l/2018/3072.html

2018.7.6沢田研二 70YEARS LIVE「OLD GUYS ROCK」武道館 ライブレポ

 

ジュリーの古希コンサートに行ってきました。

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50周年コンサートは一人で行ったので、今度は友達と。

50周年コンサートのレポはこちら。

 

munakatayoko.hatenablog.com

 

2018年7月6日武道館。発売初日にチケット取ったのに、武道館のてっぺんですよ、本当にどれだけ人気があるんだか。ぶつぶつ。

何人入るか知らないけれど、武道館は満杯、そして1曲目から、ほぼ総立ち。私たち一番てっぺん組以外は、ほぼずっと総立ちだったといっていいです。

 

改めて言うまでもないですが、観客はシニアが多いです。てか、ほぼシニアです。なんとお元気なこと。しかもみなさんノリノリで、新しい曲もよくご存じの様子でした。

 

最初はスクリーンにはじける若きジュリー。徐々に年取るジュリーへ。

 

かっこ悪くなったという人もいますが、私はそうは思わない。たぶん美しいことで面倒なことも沢山あっただろうジュリーは、今の自分自身が一番気に入っているんじゃないかなとさえ、思います。

 

そして登場するジュリー。黄色い歓声!

なんとピエロの格好でした。

「体型隠しじゃないの?」という元ジュリーファン、T子。

「いやいやきっと『所詮人生はピエロさ』みたいな美意識では?」と私。

 

オペラグラスでのぞくと、かなりいろいろときらびやかな装飾がついており、凝った衣裳でした。途中で紫の襟巻を取ったり、片肌脱いだりすると、少しずつ印象の変わっていく衣裳でした。

 

ちょっとばらしちゃうと、最初の1曲目を歌う前に紫の襟巻が取れてしまい、「なんでお前、1曲歌う前にとれちゃうんだよ~」とボヤキながら、再度付け直す場面が。それがなかなかつけられず、ちょいかわいかったです。

 

1曲目は、懐かしの歌。

 

60過ぎたら爺さんとして地道に歌い続けようと思ったジュリー。大好きなギタリストと二人だけで全国を回りたいと思っていたそうです。

「構想12年。練習10日。お休み4日」って言ってたけれど、ほんと?笑。10日なの?笑

 

大好きなギタリストの柴山和彦さんと、全国を回るという夢をかなえ、今日のこのステージに。満員の武道館へ。

 

「二人で小さいところでやっていたらみじめやでー。だから武道館」って、あーた、みじめがいやだから、武道館でやるって言っても、満杯にできる人、なかなかおらんでー。

 

このギタリスト柴山さんは、30年もジュリーの傍らでギターを弾いていたんですね。

こちらの方のブログに詳しく載っていました。

https://blog.goo.ne.jp/chacha-sirius/e/e66b182fcb41514e99e5cb422694750c

 

この日も、かなり柴山さんへのリスペクトが強い感じでした。

 

ジュリーは、60歳以降は、「言いたいこと言わなくちゃ」と、反原発や環境問題を毎年新曲に乗せて歌ってきました。が、「わが窮状」くらいは知っていたけれど、それ以外は知らなかったへっぽこの私たち。

 

武道館のてっぺんでは歌詞がよく聞き取れなかったので、甘く伸びやかな変わらない声は満喫したものの、歌詞がよくわからなかったのが、とても残念でした。たぶんこれからいろいろと聞いてみて、「ガーン。こんなすげえ歌を歌っていたんかい!」とショックを受けるであろう私たち(;’∀’)

 

ものすごくメッセージ性が強く、とぎれとぎれにわかるワードに共感するものの、隔靴掻痒の感まぬかれず。

「君の笑顔はもう…」

「ロイヤルピーチは君のよう」

「君が育てた…」

 

「もしかして、福島の桃のこと?そうなの?福島の桃のこと、歌ってくれているの?」みたいな。

「バイバイ、原発って言った?今言った?」みたいな。

「福島.広島って言ってる」みたいな。

 

まさにロックだ。真の意味でのロック歌手だ、ジュリー。

 

 前回のコンサートで、「ありのままの君でいいんだよ」と教えてくれたジュリー(妄想です)。

その流れで、懐メロを期待した私たちは、今度はジュリーに「ダメダメ。前向かないと。時代はどんどん変わっているし、君、今何を感じているの?てか、今の世の中に何も感じないの? いーの?それで。ダメダメよ」と怒られてしまったようでした。

 

「俺は信じる。歌の力を。」と力強く歌うジュリーは

「お前はきっとやってくれる」と私たちのことも信じてくれるようです。

 

「ありがとさーん」

「ありがとうございました」

「どうもね」

「ありがとね」

「ようおこし」

 

前回は、歌のたびに3方向にお辞儀をしていたけれど、今度はバックにもいるから4方向を向いて、いろいろなポーズで謝意を表していたジュリー。

 

ちょっと上を向いて体を揺らすジュリー。口に水を含んでプハっと水しぶき。ああ懐かしい、昔のままのジュリーもやっぱりうれしい。

 

後半着替えてきた衣裳は、「え?なんでその恰好?」というまさかのスコットランドの民族衣装みたいなキルトみたいな恰好でしたが、あれはどういう意味があるのだろう?

 

きっと何か意味があるのだろうなあ? けれども今の私にはまだよくわからない。

 

甘いジュリー。

深いジュリー。

強いジュリー。

いい具合に力の抜けているジュリー。

ここだけは譲れないぞを持っているジュリー。

 

すてきでした。

 

何回も言うようですが、「懐かし」だけを期待して今回行く人は、ぜひ2012年以降の歌もしっかり聞きこんでいくことをお勧めします。自戒を込めて。

 

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シニア向けに考えてくれているのか、まだ日の明るい7時には終わったジュリーのコンサート。ぽつぽつ降る雨を避けながら私たちは神保町まで歩き、深夜まで飲み、しゃべり、笑い、まだまだ元気でいたいねと、やれ今度はアフリカに行こうだの、とりあえず宝塚を観に行こうだの、めっぽう元気に語り合ったのでした。

 

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ジュリー、今日もありがとう。「OLD GUYS ROCK」万歳!

インバウンド歌舞伎ツアー開催!

昨日は、インバウンドでの歌舞伎ツアーでした。

ご参加いただいたのは、カリフォルニアから来たご一家。お子さんもとっても楽しんでくれてよかった!

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先日のツアーと同じ「妹背山婦女庭訓」を見て、歌舞伎座ギャラリーに回るというツアーでした。

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▲決まってる!

 

先日のツアーと同じとは言え、先日は日本人だったので、インバウンドですと大幅にカットをする部分もありますし、逆に丁寧に説明する部分もあり、演目の説明も全く通常とは異なります。そのため、人物相関図を作ったり、英語を調べたり、準備をしてきました。

 

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これが結構楽しくて、はまりそうです。本来はパワポとかでやるべきなんでしょうけれど、とりあえず、アナログで。でも好評!

 

 

英語は、以前「やるぞ」決心したにも関わらずおざなりにしていたため、今回はかなり冷や汗をかくはめに…。

 

というのは、通訳さんが来る前にゲストさんが現れてしまったのです。当然そういうこともありうるわけで、まったく恥ずかしい限りですが、ハローのハの字も出ず、ただただスマイルのみ(苦笑)。頭の中真っ白でした!

 

これほど通訳さんが来るのを待ちわびたことはありません。もうちょっと英語を頑張ってやろうと反省しきり。

 

妹背山については、今月でかなり私も読みこんだので楽しく観劇しました。

 

あとでゲストさんに感想を聞いたところ、「すごく面白かった!!」。顔を見ると、嘘じゃないってわかります(^^♪ よかった。

 

Greenお三輪とRed橘姫とどっちがよかった?と聞いてみたら橘姫のほうが人気でした!新悟くん、きれいだったものね。

おひとり、「豆腐買いのおむらがコミカルでよかった」と言ってくれた人も!

 

美しいこと、コミカルな要素もあったことなどがよかったみたいです。

 

それから、小さな女の子と一緒だったので、飽きちゃうんじゃないかなと思ったのですが、ちゃんと最後まで観ていましたよ~。親もあまり子どもにおもねずに、自然に一緒に観ていたのがうれしかったです。

 

子どものうちに歌舞伎を見せるのは大賛成。頭で観ないで、感性で観るので、子どものほうがむしろ向いているんです。どんどん日本の方も子どもを連れてきてほしいなと思います。

 

今回のゲストは、大の日本びいきで実は浮世絵が大好きなんだそうです。2年ごとに日本を訪れており、今回も東京の後日光、北海道と回るそうです。

 

浮世絵から歌舞伎に興味がわき、今回初めての歌舞伎体験だったとか。なかなか歌舞伎のチケットを取ったりするのはハードルが高かったけれど、思い切って来てよかったと言ってくれました。

 

字幕のイヤホンガイドもとても助かったみたいです。(英語のイヤホンガイドは字幕のみ)

 

外国人とはいえ、歌舞伎を観たいと思う方は非常に日本文化に精通しており、積極的に質問もあり、むしろ普通の日本人より日本文化についてよく知っているということもありがち。よく外国から帰国した人が「日本文化をまったく知らなかったことに気づいて歌舞伎に興味がわいた」と言いますが、よくわかりました。

 

今回のゲストも浮世絵が好きだとおっしゃるので、太田美術館を教えてあげようとしたら「昨日行ってきました」とのことでした(笑)。浮世絵の原画も持っているらしい!

 

歌舞伎座4階に、1階ロビーに敷いてあるじゅうたんについての説明があるので、教えていると、「OH.宇治平等院ね、以前行きました」ですって。すごいなあ、私より良くいろいろなところに行っている~。

 

本当に、もっと深く、もっとわかりやすく、勉強しようと思いました!

大変刺激的で楽しいツアーとなりました。通訳の方、ありがとうございました。

ゲストさん、ありがとうございました。そして楽しい旅を続けられますように!

 

ツアー申込は、こちらから!

exp.wow-j.com

濃厚すぎる1日、インバウンド、せごどん、七段目、セネガル戦

こんばんは。宗像陽子です。

昨日は、実に濃厚な1日でした。

10時集合でインバウンドの歌舞伎ツアー。アメリカからご参加のご一家4名をご案内しました。これについては後ほど書きます。

 

家に帰って、爆睡しました。(夜に備えて!)

 

夕ご飯を食べた後に、8時から大河ドラマ「せごどん」。昨日も胸が詰まる展開!グッときた!

 

9時からEテレで「七段目」!!あの2月の奇数日のっ!?仁左玉の!!!

とりあえず、録画!

でも、ちらっと見たろ。そしたら全部見ずにはおられなくなった!というわけで11時までかぶりつきで観てしまいました。本当に素晴らしいの一言です。

仁左衛門玉三郎が完璧すぎて、この録画は永久保存版ですね。

かわいくて、軽はずみなお軽がたまりません。

じゃらじゃらじゃらじゃら。

おっちょこちょいで、好奇心丸出しで、おだてられたらすぐに調子に乗るかわいいお軽がたまりません。

妹思いで、主人思いの平右衛門がたまりません!

ねいねいねいねい。

息の合った、仁左衛門玉三郎がたまりません!

いつか我が家で「7段目」カフェをやるというのはどうでしょう。

仮名手本忠臣蔵の説明をざっと話してから、この録画をみんなで観る。

観た後、わいわいと酒を飲む。あ、観ながらでもいいけれど。いや、だめ。

ふわ~。楽しそうです。

 

おっと、のんびりしてはいられません。

七段目のあと、あわてて、お風呂にはいる。もっと余韻に浸りたいけれど、その後があるんだ!

 

12時からワールドカップ第2戦のセネガル戦!

つまらなかったら消して寝ようと思ったのに、またまたあの展開!寝られるわけもなく、最後まで観てしまいました。2度も追いついてエライ!よくがんばった!

 

いや、よかった。勝ち点とって。

 

就寝2時過ぎ。

 

もうね、頭の中大混乱。

 

濃厚すぎないですか?この1日。仁左玉のあとのセネガルですよ?なんなの?

全部アドレナリンがグワっと上がり、心臓がバクバクになり、右脳がフル回転、左脳も結構がんばった!というものばかり。

こんな毎日が続いたらボケないだろうけど、心臓と血管が持たないかも。もう少し…どれか一つずつの毎日がいいな…と思った、今日は静かな月曜日です。

 

静かな月曜日は、しかし、恐ろしい原稿締め切りの足音が近づいてくるのが聞こえてきます。

ヒタヒタヒタヒタ。

 

しくしく。それではさようなら。

6月の一幕見ツアー本日でした

今日は、一幕見ツアーでした。

リピーターが3人、私のツアーも歌舞伎も初めてという方がおひとり。計4人でした。ありがたいことです!

 

初心者向けのツアーなので、いつも演目の説明のほか、歌舞伎座の周りを回ったり、チケット売り場を案内したり、歌舞伎座ギャラリーを案内したりしています。リピーターが増えてくると、演目の説明以外は、同じことを2回聞かされちゃうことになるので、どうしたものか。今後どうしようか模索中です。

 

たとえば、リピーター枠で募集して、演目の解説のほか、終わった後に演目についていろいろ話し合っても面白いかも。午後の部を観た後だと遅い時間になってしまうのでむずかしいけれど。

 

今日は9時半集合。お天気が怪しかったので、歌舞伎座の周りをご案内して、お弁当を調達してから、10時前に行列。8番だったので余裕。そのうち、ダーっと降ってきたので、早めに外を回っておいてよかったです。

 

妹背山婦女庭訓は、松緑さんがだいぶこなれてきた印象。鱶七が舞台に一人でも大きく、見応えがありました。お三輪ちゃん(時蔵さん)は、かわいくて不憫。4月のうんざりお松があんなにはまっていたのに、お三輪ちゃんもまるではまり役?ってくらいかわいい。

 

橘姫の新悟くんが美しいです。

 

ツアーの最後に、1階の売店に寄りました(木挽町広場ではなく、歌舞伎座内1階売店です。今月は2時20分~3時20分に入れます)。今月のお写真がすでに出ていたのですが、少な目。蘇我入鹿が何枚もあるのに、橘姫がないのはなぜだ!とブーイングがでました笑。

 

先月の写真は、5階の売店でゲット。先月もツアーに参加してくれた宝塚大好きママンが「先月買いそびれたから」と眞秀ちゃんの写真をゲット! 

「お友達に、『富司純子の娘の寺嶋しのぶの息子の眞秀ちゃんだよ~ん!』といっておしゃべりのネタにする」んだそうな笑。いいですな。かわいいかわいいと大変なお気に入りでした。

 

さて、6月の一幕見、実はもう一回あります。これが初のインバウンドなんで、相当考えて作らないといけない。なんで「妹背山」なんだよ~と恨めしいですけれど。

昼の部の最初の演目と決まっているため、妹背山で決まりです。

 

 

来月は海老蔵オンパレード。チケットの売れ行きがすごかったので、たぶん幕見も大変なことになりそうです。しかも宙乗りがあるので、鳥屋の関係で幕見席は減るでしょう。親子宙乗りだと鳥屋がさらにビッグになるので、さらに幕見席はへるのです。

 

というわけで、やらないかも…。10時半売り出しで8時から並ぶとか?

 

ちょっと考えちゃいますよね。。う~む。

今月の一幕見ツアー「妹背山婦女庭訓」です

今月の一幕見ツアーは「妹背山婦女庭訓」です。

 

これは、まったく予習なしではなかなか手ごわい時代物ですから、チケット売り出しまでの行列をしている時間を使って、たっぷり予習をしますよ。

せっかくお金を出して観に行くんだもの、わからなかったら面白くありませんよね。

 

このほか、歌舞伎座ギャラリーに行ったり、歌舞伎座売店にも行きます。

申し込みはこちらまで!

tabica.jp

 

 

 

6月歌舞伎座 昼の部 見どころ

6月の歌舞伎昼の部のご紹介です。

時間はこんな感じ。

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★妹背山婦女庭訓

三笠山御殿

 

妹背山婦女庭訓は、1771年(明和8年)1月に大坂竹本座で人形浄瑠璃で初演。

作者:近松半二・松田ばく・栄善平・近松東南ら。後見:三好松洛。歌舞伎での初演は同年8月

 

大化の改新(645年)が題材。

三段目の「吉野川」と四段目の「三笠山御殿」が上演回数が多いけれども、今回は「三笠山御殿」です。

 

時代物で、予習しておかないとちんぷんかんぷんになりがち。しっかり予習しておきましょうね。その場合も「三笠山」で予習しましょうね。「吉野川」は和製ロミオとジュリエットなんて言われていますが、今回のは見てても見ててもロミオとジュリエットになりません(;’∀’)

 

カンタンに言うと、悪人蘇我入鹿をやっつける話です。蘇我入鹿は超人的パワーを持つ悪人なので、そんじょそこらのやり方でやっつけることができません。必殺アイテムが必要です。ひとつは手にいれたけれど、もう一つのアイテムを手に入れるのが、今回のお話。

恋愛も絡んできます。しかも三角関係。しかもアイテムがらみで一人は死んじゃいます。

おもしろそうでしょう?

 

詳しくは別記事で書きました。こちらです。上の部分は重複しています。

妹背山婦女庭訓 三笠山御殿 - 「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

 

六歌仙容彩 文屋  舞踊です

1831年初演。六歌仙というのは、平安時代の代表的歌人6人が登場する舞踊なのですが、今は全部一遍にやらず一人ずつ独立した舞踊として行っています。先月は菊之助さんで「喜撰」でした。今回も菊之助さんで「文屋康秀」。

出から、菊之助さんひょんひょんひょ~~んと飛ぶが如く軽やかに登場。しゃれっ気たっぷりで楽しいですよ。

三笠山御殿でも、女官がずらりと出てくるのですが、なぜか文屋にも女官がずらり。

小野小町に会おうとするけれど、女官たちに取り囲まれてなかなか会えずあえなく退散します。

 

★野晒悟助 世話物です。

 

先日、歌舞伎夜話で米吉さんが言っていたストーリーが

米吉「モテ男がいて、金持ちの女の子と、貧乏な女の子がどっちも好きになるんですけれど、タッチの差で、金持ちの女の子が勝つって話でーす!僕が金持ちの女の子。貧乏な子は児太郎クン。たぶん児太郎ファンから、いやがらせが来るんではないかと。本当はあっちが金持ちだけど」笑。

 

ってことだけど、まずまずその通り笑。ただ、仁三郎ってのが仕返しに来たけれど、その日は悟助の母親の命日なので喧嘩はイカンと我慢をし、翌日やっつけるというお話です。

 

タッチの差で金持ちの女の子と結婚を決めるのはいいけれど貧乏の子に「お前とは来世な!」と約束するのは、ちといただけねえな笑。

 

そして、見どころは菊五郎劇団の最後の立ち回りです♪

これがもう、本当にいつもながらすばらしいんですよ。音羽屋の傘がズラリと並んでクルクル回るところは、圧巻ですよ~。

 

名優尾上菊五郎6代目は昭和24年に亡くなり、これからどーしよーとお通夜の席の会場の物干し場で一座のメンバーは緊急会議を開いたそうです。そのときに「菊五郎はいなくても、菊五郎劇団の名前は残して再出発しよう!」と決めたそうです。「物干し場会議」といって有名なエピソードです。

その時、今の菊五郎さんはまだ7歳ですよ。その後、今の菊五郎さんが「菊五郎」の名前を襲名するまでに24年かかったのですが、その間、しっかりと菊五郎劇団は伝統を残していたんですよね。

すばらしい国の宝だ~!

 

というわけで、昼の部、どれも見逃せませんな。「文屋」と「野晒悟助」は、特に予習も必要ないと思いますよ。

 

夜の部については、また後程。