GWに突入する少し前、長野に行ってきました。
小布施
小布施では街のあちこちで民話が読めるんです。本のように、ページをめくることができ、お話を最後まで読めます。
街のそこここにはお花がいっぱい。オープンガーデンで自由に入れるお庭もあり、とても雰囲気のいい街です。
東京より少し遅れて八重桜が満開でした。
こちらは小布施駅。
北斎館
北斎館では、6月12日まで「読本が結ぶ縁~馬琴と種彦」が開催中です。北斎は絵描きさんですが、読本の挿絵を多く描いており、当然読本作者との交流があったんですね。
頑固者の北斎と馬琴はどうしてもぶつかりがちでしたが、種彦とは、年齢差が20歳以上あったことや、種彦の穏やかで気弱なこともあり、相性がよかったようです。残念ながら1842年種彦が60歳で亡くなってしまい、そのあと、北斎は小布施に発ったと伝えられているので、江戸から小布施へと旅立ったことは種彦の死が影響したかもと、企画展は伝えています。
面白かったのは馬琴と北斎の我の強いもの同士の喧嘩でした。こう描いてほしいと作家の方が下絵を渡すのですが、挿絵を描く方が「そんなのはよくない。こう描く」と言って喧嘩になるわけですね。
「北斎は素直に描かないので、あらかじめ右の人物を左に、左の人物を右に描いて下絵を渡す」と馬琴は言っていたそうです。どんだけ~~。
今回も楽しく見て回りました。
前回の北斎館の様子はこちらに書いてあります
すぐ近くにあるから寄ってみて! 日本のあかり博物館~夜の暗さを知る
お隣にある 中野土びな館〜歌舞伎に出てくるキャラがいっぱい! はこちら