「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

歌舞伎座5月演目のご紹介 

5月は毎年、團菊祭。團十郎家と菊五郎家の競演が華やかな5月です。

「團菊祭」というのは、明治時代に活躍した九代目團十郎と五代目菊五郎の偉業を顕彰する公演です。

いつも2階ロビーに飾られている九代目團十郎と五代目菊五郎の胸像がこの「團菊祭」のときだけは1階に移されます。

これは去年の画像です。今年も多分1階でお出迎えかと。

そのうえ今年は辰之助襲名披露が重なり二重にめでたい團菊祭です。辰之助襲名はとてもうれしいのでそれはまた別稿で。

 

昼の部

南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)

滝沢馬琴原作の『南総里見八犬伝』は日本の古典文学中最も長い物語で60年にもわたる話で完結するまでも28年かかりました。私は、もっぱらNHKの連続人形劇「新八犬伝」を夢中になって観ていた程度の半可通。だからいまだに「さもしい浪人左母次郎」なんてすらっと出てくるくらい強烈な印象が残っています。坂本九さんがナレーターだったんですよねえ。

長い話ながら起伏に富んでいるので上演されるたびに様々な台本で違う視点で脚色され演出されてきました。

今回は、「芳流閣」と「利根川」という場1幕のみ。どのようになるのでしょうか。

「芳流閣」というのは、犬塚信乃と犬飼現八がまだ仲間同士だとわかっていない時点。犬塚信乃と、信乃を捕まえにやってきた犬飼現八が芳流閣の大屋根の上で対決。大勢の捕手と信乃の立ち回りが見ものですね。そして最後には現八と戦うのですが、二人は真っ逆さまに利根川へ落ちていきます。

 

迫力がある立回りと大道具が堪能できるのではないでしょうか。がんどう返しもあり。

がんどう返しとは、屋根など立体的に飾られている大道具を90度後ろに楽して行く方法。はじめは底になっている面が垂直になり、場面が転換する。屋根ががんどう返しになると、あたかもドローンで高度の空から撮影して視点が下へ移っていくよう。

白浪五人男の記事で、がんどう返しについて説明しています。

munakatayoko.hatenablog.com

 

犬塚信乃が右近。犬飼現八が巳之助。利根川に落ちた後に全員が集まり、仲間であることがわかり、幕。という感じでしょうか。

ずらりとならんだ八犬士、早く見たいです!

六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)

一人で何役も踊って見せる変化舞踊(へんげぶよう)です。5人の歌人が小野小町に思いを打ち明けますが結局誰の恋も成就しないという構成です。5人の歌人は、僧正遍正 文屋康秀 在原業平 喜撰法師 大伴黒主。すべて八代目菊五郎が踊ります。

想いを打ち明ける相手の小野小町は 時蔵♪

喜撰は、シネマ歌舞伎にもなっており、文屋とともにたびたび上演されますがそのほかはあまり見たことがないので、八代目菊五郎の踊りを堪能したいと思います。

喜撰はこちら。感想 いいですよねえ。喜撰。

munakatayoko.hatenablog.com

シネマ歌舞伎の喜撰の感想

munakatayoko.hatenablog.com

寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)

歌舞伎のおもちゃ箱といった趣の対面。いろいろなキャラが出てきて、舞台を見るだけで楽しいですよ。

 

あらすじみどころはこちら

munakatayoko.hatenablog.com

 

今回は

曽我五郎 左近改め辰之助

曽我十郎 八代目菊五郎

化粧坂少将 新悟

小林妹舞鶴 萬壽

 

工藤祐経 七代目菊五郎 ガッチリ締めてくれます!

夜の部

鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)菊畑

『鬼一法眼三略巻』は、「義経記」をもとにして描かれた物語です。つまり源氏再興に心を尽くした人々の物語です。

あらすじみどころはこちら

munakatayoko.hatenablog.com

 

今回は

奴虎蔵実は源牛若丸 左近改め辰之助

皆鶴姫 時蔵

笠原湛海 亀蔵

吉岡鬼一法眼 彦三郎

奴智恵内実は吉岡鬼三太 松緑

助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)

江戸の歌舞伎の真骨頂。でももともとは上方生まれの演目なんですね。

 

あらすじとみどころはこちら

munakatayoko.hatenablog.com

 

今月は、

助六 團十郎 今回で11回目でしょうか。この人ならではのパワフルな助六、見逃せませんね。

揚巻 八代目菊五郎 美しく艶と品と色気があり、天下の揚巻です。見逃せません!

意休 男女蔵 お父様の左團次の意休が当たり役でした。昨今ますますお父様に似てきた男女蔵。満を持しての意休、見逃せません!

 

おおらかにゆったりと楽しみましょう。

上演スケジュール

初日2月1日(日)→千穐楽2月26日(木)

休演日9日(月) 18日(水)

チケット金額、売り場

特等席20000円

1等席18000円

2等A席15000円

2等B席14000円

2等C席9000円

3階A席6500円

3階B席5000円

1階桟敷席20000円

チケットは、歌舞伎座下木挽町広場チケット売り場、または

チケットWeb松竹

 にて購入できます。

歌舞伎座アクセス

◯ 東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅[3番出口]

◯ 東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅[A7番出口]徒歩5分

◯ JR・東京メトロ 東京駅 タクシー10分

ではお楽しみに~♪

 

いよいよ明日初日です!