2日は長野県飯山に初めて行ってきました。
身近なじいちゃん、ばあちゃんを愛情たっぷりに創作
まずは高橋まゆみ人形館。親戚に誘われてまったく先入観なしで行ったのだけれど、想像以上によかった。
人形といえば、「美しい」「みやび」というようなものを想像していたけれど全然違って、ここのお人形は
「いた!こういうばあちゃん。畑のそばにいるよね!」というような親しみのあるじいさん、ばあさん、子ども、おっちゃん、おばちゃん。そして田舎の風景。
(実際、帰り道に農道を歩いているばあさんは、人形館から抜け出たようなばあさまだった!(^^)/)
人形が身に着けている服もとても丁寧に作られていて、なおかつ「こういう服着てるばあちゃん、いる!」ってなつかしくなるものばかり。
長野出身の高橋まゆみさんは、通信教育で人形について学び、洋風のお人形を作っていたけれど、飯山にお嫁に来てからは、おかあさん、おばあちゃん、おじいさんの身近な人物の人形を作るようになったそう。
どの人形も、表情が豊かで、笑顔が素晴らしく、観ている我々も思わず笑顔になってしまう。
制作過程のビデオも観られる
館内では高橋さんが制作途中の映像も観られるので、ぜひ。
しわくちゃのお顔は発泡スチロールの芯に粘土を作って表情を作り、曲がった腰や丸い背中は針金を芯にしている。とても興味深く見た。
館内で写真は撮れず、残念だけれど、外にあるフォトスポットはこちら。
「大衆食堂」
今回は、大衆食堂というコーナーがあって、昭和の大衆食堂がそのまま。テーブルにジュースをこぼして泣いている子、慌てて拭くお母さん、酔っぱらって千鳥足のおっさんなど、もうその世界そのまんま昭和にワープしたようだった。
「はなちゃん」
「さあ、おでかけだ」とばかり、野良着よりちょっとマシな格好にブローチをつけて意気揚々としているばあちゃん「はなちゃん」。どこにおでかけに行くのかなあ!
切ないものも。
楽しい人形もあれば、切ないものも。
悲しいことがあった時慰めてくれたやさしいおかあさんやおばあさんの手を思い出すような人形だ。
実際に高橋さんが辛い時に、寝たきりのお母さんに言葉もなく慰められた時の思い出だそう。
定期的に中の展示の入れ替えもしているので、何度いっても楽しそう。
▲絵葉書買った
カフェあり
館内には素敵なカフェもあり、くつろげる。
リピーターが多いというのもうなずける癒しの空間だった。
<高橋まゆみ人形館>
■開館時間:4月~11月 9:00~17:00
12月~3月 10:00~16:00
■休館日:水曜(祝日の場合は開館)、年末年始、臨時休館あり
■入館料:一般620円 小・中学生410円 おやつ入館券 入館料プラス480円
■住所 飯山市飯山2941-1
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