「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

「なごみ」~茶のあるくらし 特集茶の湯で楽しむ歌舞伎

お茶の心得もないのに、「なごみ10月号」をポチりました。

 

 

それは大特集が「茶の湯で楽しむ歌舞伎」だったから!

 

巻頭ページが「音菊名残初点(おとにきくなごりのはつだて)」

菊之助と丑之助親子がお茶会体験。

 

写真も大きく、何より丑之助クンの所作が美しい!

もう慣れているのかと思ったら、初めてのお茶ということで驚きです。

日本舞踊を習っていると、こんなにもきちんとしているのですね。姿勢よく、お茶を点てる姿も堂に入ったものです。

 

歌舞伎の中に出てくる茶の湯の場面の解説も丁寧にはいっており、とても見ごたえがあります。有名なところでは『伽羅先代萩』。鶴千代君が毒殺されることを恐れて、政岡が自分の茶道具を使ってご飯を炊くシーンがあります。そこのシーンについて細かく解説が入っています。

 

菊之助・丑之助親子のほか、時蔵、米吉、囃子方田中傳左衛門、藤浪小道具さんなどのお茶の楽しみ方などにもページが割かれていますし、演目の中で使われる茶道具の説明も興味深く、大変充実していました。

 

圧巻は「忠臣蔵」を趣向とした「忠臣蔵茶会のこころみ」。忠臣蔵をテーマにしての茶会って、こんなこともできるんですね。なるほどお茶の世界は奥深い。

なんだかお茶の世界に一歩足を踏み入れたくなりました。