『リア王』を観たあとで、同じビル内の地下で東京空襲資料展が行われていたので寄ってきた。
3月10日って、昭和20年に東京大空襲のあった日。昭和16年12月に始まった太平洋戦争は17年の4月18日に初空襲を受け、昭和19年以降は空襲も本格化していった。特に昭和20年3月10日の東京大空襲は、2時間あまりで約10万人が亡くなり、8月15日までに100回を超える空襲が続いた。
次第にそのころのことを知っている人も減ってきたので証言などを聞く機会があれば積極的に聞くことが必要だと思う。
私も親世代がもろに戦争を経験しているので、これからは少しずつ聞いていることなども書いていきたい。小学校のころは夏休みの宿題が「親に戦争の話を聞くこと」だったが、今はおじいちゃん、おばあちゃんも知らない世代だろうなあ。
ここは小さなスペースだったが、証言などをビデオで聞くこともできた。東京都内の空襲被災日一覧を見ると、こんなに多くの空襲があったのかと改めて驚く。
今もなお、ガザでおこなわれていること、ウクライナでおこなわれていることがどれほど恐ろしいことか、また2時間で10万人が亡くなったという事実がどれほど衝撃的なことか、改めて思い知らされる。
戦争になったら負け。肝に銘じておきたい。
▲これ、銀座ですって
3月13日まで。
東京芸術劇場地下1F