「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

天使にラブ★ソングを~シアター・アクト

都民半額観劇会に応募して当たったので、若い人と東急シアターオーブへ。

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天使にラブソングといえば、我が家は大好きでテレビでオンエアされるたびに何度も観たものです。

話の内容は、歌手のデロリスはある日、ごろつきの恋人が殺人を犯す現場を目撃してしまいます。そこで警察の力を借りて、身を修道院に隠すことになります。その修道院には聖歌隊があったのですが、めっちゃくちゃ皆さんへたくそ。そこでデロリスがコーチをして、どんどんうまくなっちゃう。教会に来る客も増え、次第に評判となり、身売り寸前だった教会も身売りせずに済むことになったのはいいけれど、目立ちすぎてギャングたちに見つかってしまい…てな感じのお話です。

 

大ヒットしたのは1992年だそうで、うちで観たのはそれより何年か後だと思うけれど。

その映画がミュージカル化されたのが2006年。2020年のロンドン公演では修道院長役でウーピー・ゴールドバーグが戻ってくることとなっていたそうですが、それは実現しなませんでした。その理由は、コロナ。全く全世界に猛威を振るっていましたからねえ。

 

さて、日本上陸は2014年。そして今回は5回目だそう。

 

デロリス役は、朝夏まなと森公美子ダブルキャスト。ウーピーの雰囲気なら森公美子で観たい気持ちもあったけれど、都民半額見学会対象公演は、朝夏まなとだったのでした~。

 

ただ、私朝夏まなとは好きなのです。いつぞや見た芝居で、それまでなんとなく退屈だった芝居が、朝夏まなとが出てきたらぱあっと芝居が天然色カラーになって、動き出したというそんな経験をしたので、好きです。今回もパンチは効いているし、めっちゃかっこいいし、よかったです。

 

一緒に行った若き人も、「イメージでは森公美子かなあとおもっていたけれどお芝居を観たら、ストーリーには朝夏まなとの方が合っていると思いました~」といっていました。確かにね。

 

映画とちょっと雰囲気は違うけれどもウキウキワクワクする感じは同じ。そして、か細い声の小さいシアター・メアリー・ロバート、太っていてソプラノで声をガンガン出しすぎて他を圧倒しちゃうシアター・メアリー・パトリックなどは、映画のイメージのまま。

 

シアター・メアリー・ロバートが本当に小さくて、まさか子どもか?と思ったら、ななんと元AKBの梅田彩香さんなのでした。がんばっているんですねえ。152cmだそう。

 

対して貫禄なのは、憎いモラハラカーチスを演じた大澄賢也。なんかもういやらしさもうまさも憎らしさも踊りや所作も一分の隙もないのに、余裕しゃくしゃくなところが「むむ、さすがやな」という感じでした。そして鳳蘭さまですね。最後の歌も圧巻でした。

 

楽しく3時間。アンコールタイムには何やら皆さん総立ちとなり、ふりをつけて一緒に踊りました~。

 

終演後、若き人とおでん屋へ。お店はシアターオーブの入っている渋谷ヒカリエ内だったので半券を出してちょっぴり安くなりました。

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日本酒飲み比べ🍶

 

楽しく過ごした夜でした。