お正月の菊五郎劇団の予定が出ました。
いつもは、国立劇場で復活狂言を通しでおこなうのが慣例。それもお正月らしい華やかさもありつつ、ばかばかしい時事ネタなども投入。肩肘張らずに楽しめるお楽しみだったのですが、それも2023年の正月でおしまい。どうなるのか気になっていました。
発表される内容を見ると、場所は新国立劇場で。いつものような復活狂言ではなくガッツリとしつつなじみのある古典。新作が多くてちょっと辟易している向きには喜ばれるかと思います。こういう演目をしっかり引き継いでいこうという心意気が感じられてうれしいですね。
梶原平三誉石切、通称石切梶原
菊之助が初役で主演を勤めます。
芦屋道満大内鑑~葛の葉
平安時代の陰陽師・安倍晴明といえば聞いたことのある人も多いはず。その安倍晴明の母親が実は狐であったという伝説からできた作品です。
葛の葉では、安部保名に助けられた狐が葛の葉姫に変身して保名の子ども(後の安倍晴明)を宿し平和に暮らしていますが、本物の葛の葉姫が来たことにより狐の世界へ帰っていくというファンタジーあふれる作品です。
葛の葉姫は梅枝。安倍保名は時蔵。時蔵が葛の葉姫を何度も勤めていますから、梅枝は時蔵にしっかり教わることでしょう。
勢獅子門出初台(きおいじしかどでのはつだい)
正月らしくめでたく華やかに踊りはじめというところでしょうか。
丑之助くん、眞秀くんら子ども達も出てきて華やかに踊ってくれるとうれしいけれど、まだ発表にはなっていません。発表されれば追記します。
勢獅子は、曽我祭(または山王祭)のお神酒所の前で、鳶頭、芸者、若衆たちが集って踊るという趣向ですが、ひょっとこ踊りあり、ぼうふら踊りあり、後半は獅子舞あり、芸者のクドキあり。にぎやかで華やかに打ち出しとなることでしょう。
出演者に、菊五郎の名前もありました。初春歌舞伎。やはり親父様の存在なくしては語れません。楽しみです。
上演スケジュール
■初日1月5日(金)→千穐楽1月27日(土)
■休演日11日(木) 22日(月)
■1時開演 4時50分終演予定
■チケット金額、売り場
1等席 12,000円 (学生 8,400円)
2等席 8,000円 (学生 5,600円)
3等席 4,000円 (学生 2,800円)
売り出しは12月13日から。
■新国立劇場中劇場
新国立劇場
〒151-0071 東京都渋谷区本町1丁目1番1号
TEL : 03-5351-3011(代表)
■京王新線「初台駅」中央口直結
(都営新宿線乗入れ。京王線は止まらないので気をつけて!!)
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ではお楽しみに~♪