「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

ガラスの動物園 消えなさいローラ 

f:id:munakatayoko:20231130113022j:image

これは残念ながらちょっと私には合わなかった。芝居も俳優陣も全く悪くなかったのだが、とにかくアマンダという母親が(渡辺えり→俳優自体は全然悪くない)過去の思い出の中に生きていて、昔の好かった時の話ばっかりしながら日常細かく口うるさくて、しかも明るい。(いや、暗くても嫌だけれど)ああこういう人苦手だわ~と思ってしまって、心が閉じてしまった。

 

膨大なセリフ量に絶望したという松也もそつなくこなしていたし、ローラ役の吉岡里帆も、はかない感じがよかった。特に「消えなさいローラ」では演技力爆発でアマンダだかローラだか入れ代わり立ち代わり分裂症のようになるローラを好演。

 

アマンダはもっと暗いイメージだったのを渡辺えりさん演じることで明るい、どこかかわいらしいキャラにしたのだと思うが、ちょっと。後半の「消えなさいローラ」はよかった。二つの作品をつなげたのは成功だったと思う。

 

松也演じるトムの父親の肖像画が舞台の部屋の真ん中に飾られているのだけれど、それが松也(そっくり)で、ニカッと笑っていておかしかった。

 

これ原作読んでみると、また印象変わるだろうなあと思ったら劇場は紀伊国屋ホールだったので、劇場出たらすぐ本屋さん。さっそく売っていたので買ってみた。

積んどくになっちゃうかなあ~?