ちょうど時間があいたので、ふらっと入って観たのがこちら。
ドリーム・ホース
まずまず面白かった。
お話は、イギリスのウエールズで起こった実話で、一人の主婦が発起人となって村全体で育てた馬がイギリス最高峰のレースで優勝しちゃったという夢物語みたいな本当の話。
ハッピーエンドで楽しい気持ちで帰れた。
一番よかったところは、とにかく馬が美しいこと。
走っている姿は最高に美しいし、じっと見つめている目もとてもきれい。
ちょうど大河ドラマが始まったばかりで、疾走しているシーンが本物ではないCGで、パカラッパカラッという遊園地のお馬さんに乗っているみたいなものを見せられたばかりだったこともあったので、「本物はこれでしょう!」という疾走感に圧倒された。なんという美しさだろう。
全編を通してどうやって撮影したのかと思うくらい迫真のお馬さんたちの演技が素晴らしかった。特にケガが治って、走っていくところは本当に全身で走れることを喜んでいるようだった。
難を言えば、話がうまくいきすぎで、ストーリーとしては「実話ですから!」で問答無用。こんなのフィクションとしては採用されそうもない。
13人の村の仲間が次第に仲間割れしてしまい、挙句の果てに殺し合いとなったら「鎌倉殿の13人」だ!と思ったけれど(笑)、実際問題いろいろな思惑が錯綜してそうそううまくいくものではないと思うけれど、実際はどうだったのかなあ。
2時間にまとめるとああなりますけれど、本当は大変だったんですよ。ってな裏話の方がおもしろそうだ。
でもまあ、肩も凝らずに楽しかったな。