久々の明治座です。実は明治座は東京で一番古い劇場。今年明治座は150周年を迎えるとのことで、コロナでしばらく途絶えていた歌舞伎公演を2ヵ月続けて上演します。
4月は壽祝桜四月大歌舞伎
5月は市川猿之助奮闘歌舞伎公演
とのこと。ものすごく気合が入っているのが感じられますね!期待大です。
では4月の演目をご紹介します。
昼の部 華やかで楽しい♪
義経千本桜~鳥居前
義経千本桜の通しが国立劇場でかかったのが、まだ記憶も鮮明な半年前。菊之助がきれいでしたねえ。今回明治座で愛之助が演じます。
あらすじはこちら!
今回の配役
弁慶 歌昇 3月の国立に引き続き弁慶!もはや弁慶役者ですね!
静 千之助 可憐でかわいい静ですが、凛としたところもあるのが魅力ですね。
逸見藤太 種之助 バッチリ!安心して見ていられます。
弁慶役者として変わらない歌昇も魅力なら、変わる種之助もまた魅力なんです。国立劇場3月のきりりとした女方ぶり、美しい牛若丸から、ガラリと変わって逸見の藤太。これがこの人の魅力です。
大杯觴酒戦強者(おおさかづきしゅせんのつわもの)
大酒飲みの足軽才助が、大酒飲みの井伊直孝の接待をするように命じられ、すっかり気が合い、出世をするというお話。明治14年が初演だそうで、河竹黙阿弥が初代市川左團次にあてて書いたそう。
足軽才助 芝翫 おおらかで楽天的な酒飲みの役ですから、楽しく演じてくれそう。
内藤紀伊守 幸四郎 才助の上司。
小姓木村采女 莟玉 若衆。
井伊直孝 梅玉 接待相手の酒豪。豪傑というよりは優しそうですね。
お祭り
いなせな鳶頭といきな姐さんの踊り。華やかでかっこよくて、江戸の世界に触れられます。今回は、「大杯觴酒戦強者」のあとに、再び梅玉と莟玉という親子共演。莟玉は、一般家庭出身の歌舞伎役者です。歌舞伎好きが高じて梅玉の部屋子になり、さらに養子となりました。血はつながっていませんが、信頼しあう親子として息の合ったところを見せてくれるのではないでしょうか。
夜の部 悪い奴がバンバン人を殺します~
絵本合法衢
左枝大学之助と立場の太平次という顔がそっくりのワルのお話です。幸四郎が二役。すごワルとちょいワルのふたりの演じ分けが楽しみです。通しで観られてうれしい。
今回の配役は
左枝大学之助と立場の太平次 幸四郎 仁左衛門の跡を継いで、美しい殺人者になって!
うんざりお松 孝太郎 安心です!間違いなし。
うんざりお松なんて、ネーミングを聞いただけでワクワクしちゃいますね。
昼の部、夜の部、どちらもおススメですが、殺しが嫌いだったり、華やかな気分になりたい人は昼の部を。
鶴屋南北のドロドロとした世界にどっぷり浸りたい人は夜の部を。
どうぞお楽しみください。
私ですか?私は両方見ますよ~。
上演スケジュール・チケット
4月8日(土)~25日(火)17日休演
開演 昼の部11:00 夜の部16:00
チケット
一等席(一階席 二階席正面) 15000円
二等席 (二階席左右)7500円
U25チケット(一等席エリア内)9800円
三等A席(三階席正面)5000円
三等B席(三階席左右)3000円
【追記】
明治座で小学1年生から18歳未満の子対象に無料招待日が発表されました。
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