ついに、国立劇場、歌舞伎座、明治座、新橋演舞場、3月中の上演中止が決まってしまいました。東京以外でももちろんたくさんの公演が中止となりました。
どれも楽しみなものばかりだったのに。
国立劇場は義経千本桜を菊之助で、AプロBプロCプロにわけて上演。菊之助は忠信、知盛、いがみの権太と三役完演。
夜の部は、幸四郎の高坏と、幸四郎白鸚の沼津。白鸚丈の気合の入り方を耳にしているだけに、本当に残念です。
明治座は、中村屋。勘九郎七之助の桜姫東文章が私としてはとても楽しみでした。
ああ、こうやって並べてみても全くもって残念でたまりません。どれをとってみても豪華でしたねえ。今月は…。
ここまでの騒ぎになるとはお正月のころには露とも思いませんでした。そして、芝居を楽しく安全に観られることの幸せを、再確認する次第です。
4月はどうなるのだろうか。歌舞伎座は4月はお休みですから、新橋演舞場ですが、どうなるのか心配です。
次に歌舞伎座に入れるのは5月となります。
どうかみなさまご無事で。このお休みが何か少しでもいい副作用をもたらしますように。
疲労していた人が体を休めることができ、本をたくさん読めて、ゆとりのある時間で考え事ができて、前に進めることができますように。
一日も早く収束しますように。
ジワジワと延期になっていたこともあり、すぐチケットを取り直したり、発券していなくてどうしたんだっけとわからなくなったり、やっぱり取っておこうかなと真夜中にぽちったり、ぽちったかどうだかわからなくなったり、カオスな1カ月。2020年3月を忘れないぞ。
筋書とか全部無駄になるのでしょうか?ハー。関連するすべてのことに想いをいたすと、それだけで心がシンと冷たくなります。