コロナで延長となっていた十三代目市川團十郎白猿・八代目市川新之助襲名。
2022年11月7日(月)よりいよいよ襲名興行がはじまります。
いよいよですね。滞りなくすみ、歌舞伎界全体が盛り上がることを祈念いたします。
市川團十郎襲名に関してはこちら!
さて、初日に先立つ10月31日、11月1日に市川團十郎白猿襲名記念、歌舞伎座特別公演が行われます。その公演より、コロナ禍で禁止されていた大向こうが復活することとなりました。
大向うは決められた人のみ
★4階下手最後方にアクリルパネルで間仕切りをした「大向うエリア」で、劇場が指定した人が2名のみマスク着用の上、行う。
★大向う発声者と、観客の観客は2メートル以上確保される
とのことです。つまり、誰もかれもやっていいわけではなく、決められた人が決められたエリアでやるということです。
大向うはバシっと決まるととても気持ちがいいもの。再開はとても喜ばしいことですが、気になる点もあります。
それは。
★いくら劇場側がルールを決めても、大向こうが聞こえれば「お?やっていいの?」と勘違いして一般の人が大向こうをかけてしまう恐れがある。そういう人に限って、大向こうが下手であり、最悪の大向こうを聞かされてしまう。
下手な人の大向うのせいで、上手い人まで批判にさらされたり「もう大向こうなんてなくてもいい」と思う人が増えるのは、本当に残念です。
ルールを守って、盛り上げたい
私は、大向うがすべて禁止となるのはいいとは思っていないので、今回の一歩前進は歓迎しています。
昔の映像では、あちこちから大向こうがまさに「降るように」かかり、舞台全体が盛り上がる様を見ることができますが、それはもう難しいことなのかもしれませんが、
まずは大向う復活。どうぞルールを守って、團十郎襲名にふさわしい素晴らしい大向こうを堪能したいものです。
初日の口上は、500円で配信
初日(11月7日)の夜の部には、十三代目市川團十郎白猿、八代目市川新之助の襲名を寿ぎ、口上が行われますが、これがなんと生配信されるそうです。
500円とのことなので、襲名って気になるけれど、高いし、席とれないし、でもちょっと覗いてみたいな!と思っている方は、ぜひ生配信をご覧ください。
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