お釜を見た後は、車でさらにその先へ。ダムの噴水を観ると友達がいうので、「ダム?噴水?いや別にもう特にほかに寄らなくてもよいよ~」と言ったのですが、「いや時間的に見られるかどうかもわからないし、ごにょごにょ」というので、ますます「?」となっておりました。ダムと放流ならわかりますが、ダムと噴水という言葉がどうも頭の中で結びつきません。
ちょうど4時過ぎに月山湖、寒河江ダムの近くを通ることができ、(友達、計算していたのか?すごい。時間ピッタリ)いきなり左手に、ご~~~という音量とともに、水しぶき。
文字通りの大噴水で、聞きしに勝る迫力でびっくりしました。
なんと、112メートルもの高さで日本一だそうな。なんなの?その意味(;’∀’)
後で調べてみました。月山湖の大噴水がある西川町は清らかな水資源に恵まれていて、水にこだわった街づくりのシンボルモニュメントとして(!)西川町によって設置されたそうです。なんかあっけにとられる感じです!
「世界にむけて、あらゆる生命の源である“水”の大切さを問いかける願いが込められている」そうです。
https://www.thr.mlit.go.jp/mogami/sagae-info/gassan-lake.html
噴射高は、112メートル。
平日は10時~4時までの間に1時間ごと。日祭日は5時まで。期間は4月29日から11月3日まで。見られる方はぜひチャレンジしてみてください。今から思えばすごくラッキーでした。
なぜ、112メートルかといえば、
寒河江ダムの高さが112m
ダム建設のために移転した方々の戸数が112戸
ダムの横を通る国道、月山花笠ラインが112号
寒河江ダムの竣工式の日時が11月2日 11時20分
だそう。なにか、とてつもなくすごいこだわり。
とくに移転した方々の気持ちにまで寄り添っているのだということを知って、とても胸が熱くなりました。
降りたり昇ったりカーブしたりする華やかな噴水ではなく、とにかく天をめがけて一直線にブオーと1時間に1回、何分か噴き上げる。シュルーと下がって、終わりかなと思ったら、もう一度ブオーと吹きあがりました。その前にも何度か噴いていたのかどうかわかりません。季節ごとに打ち上げパターンは変わるそうですが、とにかく愚直、まっすぐ、天に向かって一直線!
しっかりと心に残る大噴水でした。
駐車場のようなところで見た私たちの隣には自衛隊の隊員らしき人が、やはり呆然と見ていました。
さて、噴水も静まったので、二日目のお宿へ向かいます。
山形旅行その4 志津温泉 つたや
蔵王のお釜はこちら
かみのやまはこちら