一昨日は、昭和女子大学人見講堂でおこなわれた、立川志の輔一門・ふきよせの会に行ってきた。
抽選でやっと取れた席は2階の隅っこ。あーあ。と思ったけど、通路の後ろだし、傾斜のある会場でよく見えて(トイレも近くて)よかった♪
志の輔は、2020年に「大忠臣蔵・仮名手本忠臣蔵のすべて/中村仲蔵」、2022年1月に「大河への道」を聴いて以来の3度目。
今回は、一門全員登場の3時間。弟子の中で面白かったのは志の太郎「湯屋番」と志の八「時そば」かな。
ぶっ続けの8人の落語で少々疲れて2回目の仲入り後にやっと志の輔師匠の登場。
演目は「ねずみ」。時計を見ると、5時40分。終演予定時刻は6時10分だったので、30分やるのだなと理解した。
マクラから一言一言全部面白い。なんというか間が絶妙。伯山先生もそうだったけれど、話のうまい人は、語りが一本調子ではなくて、緩急の間がいいのだ。
一本調子で、早口だとすぐに眠くなっちゃう。飽きちゃう。苦しくなっちゃう。こちらの呼吸ができないから脳に酸素がいかずに眠くなるのだろうな、きっと。しらんけど。
だから、落語を聞いて寝ちゃったときは、全部噺家が悪いんだと思っていい。
「ねずみ」。ボロボロの宿に泊まることになった男が、その宿の因縁を聞いて救っちゃう話。前にも聞いたことがあり、大体30分のネタだ。最初は笑わせておいて、途中人情話からの手に汗握って最後は晴れやか。
やんややんやで終わって時計を見たら、45分くらいたっていてびっくり。あっという間だった。時間とは…?となった。面白い話、上手い語りはあっという間だ。
やっぱり志の輔はすごいや。
なかなか志の輔のチケットは取れないので、ぴあなどで志の輔を登録しておくと、次々メールで先行チケットの案内が来る。それを見ていると、年がら年中日本全国を回っていることがわかって驚く。今日は熊本だってさ。
1月のパルコ劇場の独演会、また行きたいけれどチケット取れるかな~。