「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

中村時蔵後援会 舞踊とランチの会に行ってきた【帝国ホテル】

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今日は、中村時蔵後援会に入っているお友達に誘われて、帝国ホテルで行われた「舞踊とランチの会」に行ってきました。

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かなり充実した内容で、しびれました。

プログラムは以下

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舞踊 第1部

1.  玉兎 大晴クン

踊りは一人ずつ、素踊りで。
最初の玉兎は、小学校1年生の大晴クンが長い踊りをきっちりと。とても上手で驚きました。間違えずに堂々と舞台度胸も満点で、すばらしい。(どうやら練習では間違えていたらしいですが、本番の強さも頼もしいですね)

本当に歌舞伎が大好き!みたいです(^^)/

2.白酒売 梅枝

手慣れたものという感じでしたが、意外にも初めての演目だそう。ご宗家に相談をして演目を決め、雀右衛門さんの映像を観て、自分なりに工夫をしたとのことでした。ちょっとはじらいながら白酒売りが言う言い立てのセリフも、声を聴けて良かった。
白酒売りというのは、江戸の春の風物詩だったそう。ひな祭りが近づくと、天秤棒をかついで甘い甘い白酒を売り歩いたそうです。そういえば今でもひな祭りに甘酒を飲んだりしますね。

こんなに色っぽい白酒売りさんが来たら、思わず買ってしまいそうです。

ランチ

踊りがふたつ終わって、ランチとなりました。帝国ホテルお手製の洋風弁当、もちろん味は二重丸。

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トーク

第1回目のトークは、大晴くんとパパ梅枝。白酒売りの選んだ経緯や、今年演じてきたお役についてなど、軽やかに語ってくれました。

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3月盛綱陣屋篝火

篝火というお役はセリフも少なくどう作っていくか難しい。人間像が作れてもどう表現していいか悩んだそう。
とはいえ、2月から5月まで、大晴くんがともにいたので、自分のことはそっちのけで大晴くんのことが気になっていたようです!

大晴クンがいただくご褒美

大晴クンは、公演が終わるとご褒美をいただきます。
2月の安徳帝のときは、仁左衛門さんからなぎなたを。
3月のときは菊之助さんから弓矢を。
5月の土蜘は、梅枝、菊之助とともにとった隈取と、蜘蛛の糸を音吉さんに。

もはや一部屋武器庫になっているらしいです(^^)/

一番楽しかったのは、5月の石神だったそうです。

舞踊 第2部

3 まかしょ 萬太郎

萬太郎のまかしょ。
この演目は、あまり歌舞伎座にはかからないとのことでしたが、私は去年種之助の自主公演で観ているのでなつかしかったです。

願人坊主というのは、いいかげんなやつなので必死に踊ると役から外れてしまうと教わったそう。いい意味で力を抜いて、軽やかに踊ってくれました。

4. 助六 時蔵

最後は時蔵助六
え?助六時蔵さんが立役の踊りを?と思いましたが、悠々たるものでした。実はどしどしと足を踏ん張る立役の踊りは、楽しいんですって。楽しみながら踊ってくれました。

トーク

時蔵さん、今年は7月8月は教えることが多く、自分でも伝統芸能若い人たちに伝えていくという使命を感じているとのこと。
ビデオでいくらでも映像を観ることができるけれども、直接先輩に教わるということは、それだけではないことをたくさん教わる。「あの先輩は、こうやったよ」とか「あの先輩は、こんな失敗をしたよ」といった話が大切で、時蔵さんもそれを感じているので若い人たちに積極的に教えているそうです。

そういえば、お役を教わるときに「ちょっとその鬘をもう少し上げたほうがいい」と言ったアドバイスが直接もらえるのはすごく貴重だとある方に伺ったことがあります。映像だけではわからない、そういった細かなアドバイスが、歌舞伎役者の血となり肉となるのですね。

7月の国立では、左近君にいろいろ教えたけれど、非常に素直でしかも教えるとすぐにできるので将来が大変楽しみだということをおっしゃっていました。

左近君!いいですね!

 

さらに4人そろってトークは続きます。

夏休み

夏休みに大晴クンは、丑之助くんとディズニーランドに行ったとか!想像するだけで癒されます。プーさん好きの吉右衛門さんも天国からついていったかも!

7月紅葉狩

梅枝の7月紅葉狩にも話が及びます。
鬼女というお役、どう空間をうめていくか、緩急をつけるか考えたということですが、何より扇を落としたくなかったらしく。これ、よほど悔しいんでしょうね、紀尾井町家話でも言っていたので。1ヵ月終わって、46回の扇投げのうち、13回落としてしまったそうです。

それに対して時蔵パパ。
「軽業師じゃないんだから、落としたかどうかは結果であって、落としたとしてもどう見せるかが大切(意訳」)と諭していました。

わかっちゃいるんだけど、ってところでしょうか。梅枝さん。

時蔵パパ、フォローしてくれたかと思いきや、でも姫の間に鬼が出てしまってはいけない、時々鬼がでていたよとチクリ。さすが厳しい先輩です。

その後抽選会で、その紅葉狩のときの梅枝の隈取、萬太郎の橋弁慶(だったっけ?)の隈取がそれぞれ3枚ずつ提供されました!

当たった方、おめでとうございます。

最後に時蔵パパのご挨拶があり、〆かと思いきや、どうしても大晴クンから皆さんにプレゼントということで、何かドキドキしたところ。

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大切な蜘蛛の糸をシャーっと投げるやつをやりたいということで、豪華3連発でシャーっとやってくれました!上手に弧を描いて蜘蛛の糸が客席にまで届きました。


さすが!と思ったのは、シュルシュルと回収まで上手だったこと(笑)。クルクルと回して手際よく、回収。蜘蛛の糸を投げた本人が回収までやるって初めて見ました(笑)。

大晴くん、最後に写真撮らせてもらいました!

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うれしいもしゃもしゃの回収済みの蜘蛛の糸を持って。

こりゃ応援せずばなるまいて。


お土産はおいしいお饅頭とかわいいステッカー。

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顔は描いていないけれど、どれが誰だか一目瞭然。付き人さんが描いてくれたそうです。上手ですね!

 

踊りとランチとトークで大満足の会となりました。