「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

子どもと行く歌舞伎

8月5日に8月の歌舞伎座の初日があけます。
夏休みなので、子ども達に見せたい方もいるかもしれませんね。
いつから歌舞伎を見せられる?行くならどこの席がいいのかな。

 


子どもはいつから歌舞伎を観られるか?

私は、小さいうちからぜひ見せてやってほしいと思っています。
頭で理解しようとする大人と違って、子どもは感性で観るので、思っているよりずっと楽しんでくれると思いますよ。子どもの個性や演目にもよりますが。それについては、また書きたいと思いますが。

小学校高学年なら座ってみていられると思いますが、低学年や未就学児ですと、飽きてぐずる可能性も考えておいた方がよいです。

子ども料金はあるか

歌舞伎座に子ども料金はないので、大人と同じ料金がかかります(ただし膝に乗せているなら料金はかかりません)。


1等席なら16000円。子どもと二人で行ったら32000円。出せる方はどうぞどうぞですが、飽きてしまって途中で席を立つようなことがあれば、ちょっと金額がもったいないですね。

おすすめの席はどこか

初めて歌舞伎を観るとき、なるべくいい席で。と聞いたことがあります。インパクトが強い良席で見せたほうがよい。という気持ちもわかりますが、子どもの場合はどうでしょう。

以前1階の良席で、おばあちゃんとおかあさんと孫二人の4人連れが観劇をしているのを見かけました。あっという間に下の子がぐずりだし、お母さんが下の子を連れて退場、がらーんと開いた二つの席のあっちとこっちにおばあちゃんと娘。そのうち娘さんも横になって寝てしまいました。ぽつんと見ているおばあちゃん。なんだかかわいそうになりましたが、これでも64000円ですものね。

 

幼稚園児くらいだったら、おすすめは3階東席です。全体が見渡せ、特に花道が良く見えます。また1列なので、前に大きな人が座って見えなくなることもありません。飽きてしまって途中で退席するときにもあまり人の邪魔になりません。5500円。

 

團菊祭で眞秀くんがお目見得のとき(2017年)、幼稚園のお友達とお母さんたちがずらりと3階の東席に並んでいました。熱心に見ている子もいたし、飽きてしまって途中でサヨナラする子もいたけれど、だからこそ3階の東席は、子どもの観劇には正解だなと思いました。