暑い。
今月は、中盤以降にいきなりコロナが急増した。なんということだろう、落ち着いていたと思っていたのに。
私は毎日記録をつけているのだけれど、
6月下旬に国内1万人台だったのが2万人を超えて「?」と思ったのが6月30日。
7月5日36189人
7月6日47977人
7月8日50107人
7月12日76011人
7月13日94493人
と、あれよあれよと増えていき、
「な、なに!?」と目をひん剥いたのが
7月20日の152536人
という数字。「じゅうごまん?」という声がでる。
7月21日には186246人
7月23日には、ついに20万人を超えた。世界一になってしまった。
そして、残念ながら歌舞伎座も17日には丑之助クン、18日には知世ちゃんが休演となり、その後出演者スタッフの中に感染は広がったようで、18日から1部、19日からはすべて休演となった。その後せめて千穐楽はとの願いもむなしく、千穐楽まですべての演目休演となった。最終的には66人もの感染が確認されたそうだ。
ナウシカは、千穐楽に生配信という企画があったがそれもなし。その代りに「疑似生配信」があった。休演に追い込まれるまでに収録ができていたことは本当によかった。
8月からは、歌舞伎座全席開放というこのタイミングでのコロナ急増。ツライ。
7波が収まったら、コロナを現状の5類から2類にするという話もあるらしいが、本当だろうか?そうなったら、演劇界はどうなるのだろう。「インフルと同じ扱い」でいいなら、PCR検査もせずに、熱が出たらお休み。という体制にするということか?
さて、歌舞伎座が大変なことになった一方で、7月の国立劇場歌舞伎鑑賞教室は、歌舞伎座休演の流れもあってか連日大いににぎわった。歌舞伎鑑賞教室の「紅葉狩」がとてもよかったのだ。
もちろん、歌舞伎座休演の流れというだけにとどまらない。松緑、梅枝、萬太郎、左近、他の皆さんの連日の熱演が客を呼びこんだのだ。すばらしい。
また、上方も大いににぎわったようだ。仁左衛門が休演となり、心配されたがその後復活。大阪松竹座のコロナを吹き飛ばすような熱気が、TLを通じて感じられた。
京都では、玉三郎が踊りの公演。8月には「東海道四谷怪談」だ。
大阪京都、いずれも私は行けなかったが、名優お二人の元気なご様子ほど勇気づけられるものはない。
8月はどうか下火になりますように。無事初日が開き、千穐楽を迎えられますように。祈らずにはいられない。