歌舞伎ってなんだろう?難しそうと思う人も多いですね。値段が髙そうと思う人も多いです。でも意外と敷居は高くない!思い立ったが吉日。ぜひ、一歩を踏み出してみてください。
いつどこでやっているの
歌舞伎座はほぼ毎日やっている
常時歌舞伎を上演している世界で唯一の劇場。開場は1889年。火事、地震、戦災にもあい、2013年に建てられた現在の歌舞伎座は5代目です。
歌舞伎座では、毎月、初旬から27日ころまで、毎月欠かさずやっています。意外じゃないですか?
つまり、行こうと思えば月末月初以外は、いつでも行けるということ。思い立ったが吉日。歌舞伎座に行ってみましょう!
住所:東京都中央区銀座4-12-15
客席数:1800席
東京の歌舞伎座以外の劇場
国立劇場
皇居にもほど近い閑静な環境にある国立劇場は、1月3月、6、7月、10月~12月と歌舞伎が上演されていました。しかし2023年からしばらく建て直しのため休館。そして再開場は2029年の予定。その時には歌舞伎の上演が少し減るかもしれません。
6年間閉じてしまうのは、私個人にとってもとても寂しいこと。2029年にはホテルなどが併設された劇場に生まれ変わり、一大文化観光拠点となる予定です。
歌舞伎座との違いは、民営である歌舞伎座と違って国営なので、上演されなくなった演目の復活狂言だったり、長い狂言を通しで上演するなど、とてもありがたい存在です。
住所:東京都千代田区隼町4-1
座席数:大劇場1520席。小劇場590席
浅草公会堂
浅草は、江戸時代にいくつも芝居小屋があった歌舞伎と所縁の深い街です。雷門からすぐのところにある浅草公会堂は、歌舞伎の若手俳優たちがお正月に行う浅草歌舞伎で独特の盛り上がりを見せます。
歌舞伎見物の前後に、浅草で遊んでもらいたいという意図もあって、昼の部夜の部どちらも短めで設定されているのも初心者にはありがたいかも。お年玉といって、若手が毎日日替わりでご挨拶するのも恒例です。
歌舞伎見物のあと雷門から仲見世を通って浅草寺にお参りして、初詣。楽しいものです。
また浅草寺の境内では、不定期に中村座も開かれます。中村家にとっても縁の深い浅草です。
住所:東京都台東区浅草1-38-6
アクセス:東京メトロ銀座線「浅草」駅徒歩5分
座席数:1082席
新橋演舞場
歌舞伎座のすぐ近くにあって、1月はほぼ海老蔵歌舞伎が行われるほか不定期で歌舞伎も上演されます。歌舞伎座が建て替えなどのときに代替として使われたり、新作歌舞伎がよくかかります。ワンピース、NARUTO、ナウシカいずれも初演は新橋演舞場でしたね。
東京にいる限りは、見ようと思えばいつでも見られると言っても過言ではないのです。
このほか、シアターコクーン、明治座などが不定期で上演される劇場です。
東京以外の劇場
地方の劇場については、また後日。