「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

ジーザス・クライスト=スーパースター in Concert

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行ってきました。

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まず最初に、私が行った7月20日の2日後の22日から、コロナ感染により公演が中止、その後25日より再開となったということがあった。

ネットニュースで知ったときには本当にびっくりした。たとえていうなら映画館から満足して出てきて、ふと振り返ったら、映画館に爆弾が落ちてまる焼けになっていた、みたいな感じ。

 

中止になったことで、突然この舞台が見られなくなったたくさんの人たちが、いつか必ずまたこの素晴らしい舞台を見られますように。

そして、25日より無事再開になったこと、おめでとうございます。こんな不安定な情勢のなか、粛々と舞台を続けられている皆さん、引き続き31日からの大阪公演、何事もありませんように祈るのみだ。

 

なぜジーザス・クライスト=スーパースターを観たいと思ったのか。

ミュージカルを観たくなった。

ことのおこりは4月ころ。レ・ミゼラブルを観たかったのだ。

原作も映画もテレビも見ていて、舞台の評判もよかったので見たかったのだが、どうも歌舞伎以外のチケットを取ることがあまりなく、勝手がわからずチケ取り失敗。そんな時に目についたのが「ジーザス・クライスト=スーパースター。抽選であたるかもよ」という内容のメールだったので、応募。当たったのだった。

 

ジーザス・クライスト=スーパースターと言えば、私がはじめて見たのは中学生の時。それまで見たミュージカル最高峰はウエストサイド物語で、その甘く切ない物語に中学生の私はすっかりと酔いしれたものだった。

 

その後、観たのがジーザス・クライスト=スーパースターで、この時に衝撃をくらった。ウエストサイド物語なんて、いわばヤンキーの縄張り争いの喧嘩だから、ストーリーは単純だったが、歌と踊りで魅せた。でもミュージカルなんてそんなものだと思っていたから、ジーザス・クライスト=スーパースターの歌、踊り、そのうえストーリーと3拍子揃っていることに感銘を受けたのだ。そのジーザス・クライスト=スーパースター。その後、映画は何度か観たことあったけれど、劇団四季の舞台も観ていないし、まったく40年ぶりという感じ。

 

柿澤勇人が見たかった

私が最近気になるといえば柿澤勇人である。その理由についてはまた稿を改めるとして、並み居る外国人の中、柿澤勇人クンが出ると聞き、ぜひにも行きたいと思った。

 

この二つかな。理由は。

 

チケット当たったので行くことにしたものの、気になるのは「、ジーザス・クライスト=スーパースター」のあとの小さな字、in consert 。ストーリーや大道具なく、ただ歌なのかしら?でもまあいいや、久々にジーザス。聞こうじゃないの。しかし、ストーリーがあるとしても映画じゃないのだから、英語でわかるのかしら。などなど、いくばくかの不安は抱えつつ、渋谷東急シアターオーブへ。

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行ってみるとすべては杞憂。

 

すばらしかった~。幼き頃に聞いた名ナンバーの数々がそのまま(当たり前か)。そして心配だった「英語なのにストーリーはわかるのか問題」も、あっさり字幕付きで解決。

 

すべて歌でストーリーをつづってくれるので、(そういえば映画もそうだった)、最初のオーバーチュアからもうすべて完璧。何がどうしてどうなったは明瞭にわかる。あっという間にジーザスの世界へいざなってくれた。

 

中学生の私を感動させたあの映画、この名作を作ったアンドリュー・ロイド=ウェバーと作詞ティム・ライスが今回も参加。

全く古臭さを感じさせないすばらしい音楽!

ソーミドー。ラーファド―。シ(♭)ソシ(♭)ラーソファソーミドー♪

という子どもでも簡単に口ずさめるシンプルなメロディー。

あー。なつかし~。

そして次から次へと繰り出されるナンバーが、すべて、そうだった!こんなメロディーだった!と思い出されて、なおかつ新鮮。

 

不思議だな。50年前の言葉って覚えられないけれど、メロディーって記憶に残っていてちゃんと口ずさめるのだな。ホーザナ、ヘイザナザナザナホ~、ザナヘイザナザ~ナ~ホ~のリフレインが止まらない。

 

歌は、みな素晴らしかった。

最初は「地味なジーザスかな?」と思ったけれど、どんどんその存在感を増していった苦悩の人ジーザス(マイケル・K・リー)。

ある時は挑発的、ある時は嘆き悲しむユダ(ラミン・カリムルー)。

傷心のジーザスを包み込むような歌声、マリア(セリンダ・シューマッカー)。

低音を響かせるカヤパ(宮原浩暢)、貫禄のピラト(ロベール・マリアン)。

そして、柿澤勇人クン演じるジーザスに心酔するペテロの歌もよかった。

酔わせる圧巻の美しいアンサンブル。

 

観客は、私のような年齢層の人も結構多かったけれど、案外ノリノリで体をゆすっていた。かと思えば、何度も来ているのであろう、一発目のオーバーチュアからハンカチで目をぬぐって感激している人や、ここではこう手を振る、ここでは大いに拍手するとわかっている人も多数いて、ガチファンが多いことも感じられた。みんな好きなんだな~。歌舞伎と同じだな。

 

そうそう、パンフレットによれば、アンドリュー・ロイド=ウェバー氏は、コロナ禍でYouTubeでは自身の作品を毎週無料公開、さらにSNSでは自らピアノを弾き、リクエストを募り、一緒に歌ってくださいと呼びかけ、世界中の人たちが歌ったものを動画編集して映像公開したりしていたそうだ。御年73歳。すばらしい。

ジーザス・クライスト=スーパースターのほかにもキャッツやオペラ座の怪人も彼なのですね。すごいな。

 

歌舞伎ばかりでなく、世界中の演劇に携わる人たちがそれぞれ自分のできることをポジティブに発信していたのだなあと改めて感動する。

 

ジーザス・クライスト=スーパースター

また機会があれば観たい。

 

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↑シアターオーブの席って、入れ子になっているので、前の人が邪魔にならなくていい。