「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

朗読劇「青空」

 

朗読劇「青空」を観た。朗読劇だから観たとは言わないのかな?聴いた?

 

6月17日から27日までの上演で、4人の出演者は毎日日替わり。

私は歌昇クンがお目当てだったので19日(土)に行った。彼以外の出演者は、酒井敏也、Dream Ami そしてなんと白石美帆ちゃん。なんと!お懐かしや。って別に知り合いではないけれど(;^_^A、昔スーパーサッカーで毎週見ていたので。

 

実物の白石美帆ちゃんは顔が小さくてとてもおキレイでした。

4人ともとてもよかった。Amiちゃんは声がきれいでよく通る。酒井敏也さんはリーダー的な役割もきっちりこなしていたと思う。美帆ちゃんも優しいワンコ麦ちゃんをよく演じていた。

そして歌昇クンもよかった。どんな役かと思ったら、まさかの野良猫小太郎クン。

 

飼い犬麦ちゃんが好き。。だけれど素直に言えないちょっとアウトローな小太郎クンがかわいかったなあ。朗読劇だけれど、歌昇クン、顔が一生懸命で、かなりいろんな顔をしていました。

 

どういう話かと思ったら、戦争中に供出までされた犬や猫の話だった。なんて馬鹿な時代なんだろう!本当に信じられない。

ずっと何十年も犬や猫を飼っている我が家としては、本当に許せない時代ですね。昔柴犬飼っていたし!今は猫を飼っているし!

でもつい75年ほど前のことなんだなあ。

子どもが次第に軍国主義になっていく様もとてもリアルだった。

怖い。

でも最後は希望があってよかった。

 

そして、最後に、実際の戦争中の犬や猫たちの写真が出て、うう!ってなったけれどそのあとに「ペットは最後までかわいがりましょう。頭の後ろを撫でると喜びます」みたいなナレーションになって「?」となった。そのテーマもいいけれど、戦争中の犬と猫の話なのだから、戦争中供出されて死んだ猫や犬たちは何頭ですみたいなデータをずっと流すのでもよかったのではないかなあと思った。最後の最後でテーマがちょっとずれたぞみたいな感触でした。

 

毎日日替わりでいろいろな役者さんが演じたので、色々見ることができたらそれはそれで面白かっただろうな。

 

方南ぐみ企画公演

朗読劇 青空

 

作・演出 樫田正剛

6月17日~22日

6月25日~27日