明けましておめでとうございます。
昨年は、未曽有のコロナ禍で思ってもみない1年となりました。昨年の今頃のことを思うと夢のようです。
私は昨年、仕事も減ったし、多くの名舞台となるはずだった舞台を観ること能わず、涙をのんだわけですが、しかし実は得たことも多かったのです。
多くの役者たちが様々な手段を使って発信を始めたことで、思わぬ役者の素顔を知ることができたり、芸談を聞いたりすることもできました。家にいながら名舞台を観ることもできましたし(生の舞台にはかなわないとしても)、新たなご縁を得ることもできました。
またツイッターの皆さんたちには、テレビやラジオの情報をマメにお知らせいただいたり、さまざまな情報を教えていただいたりして、大変ありがたかったです。
今年は、誰もが昨年得たよかったことを糧にして、日常に少しずつ戻って行くことを切に望みます。
とはいえ、状況は決して甘くはありません。昨日大晦日に東京では新規コロナ陽性者がいきなり1337人となりました。
さすがの私も、「行こう!行こう!歌舞伎座へ」と、大声では言えない状況ですし、幕見ツアーはずっと実現しないままです。
このままだと、いったいどうなってしまうのだろう。そんな不安がよぎります。しかし、不安を不安なまま抱えていてもあまりいいことはないので、できることをコツコツ続けようと思います。
一つにはブログの更新です。昨年、歌舞伎が見られなかった間はずっと書けなかったけれど、後半から書くように気持ちを上げていきました。
できるだけ発信は続けたい。そう思っています。
歌舞伎も、できるだけ観に行きたいと思っています。そのためにも、感染しないよう、させないよう、今まで以上に気を付けていきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。