先日しらたまやに行ってきました。
実に1年ぶり。今年に入ってはじめてのしらたまやでした。前回行ったときは、ナウシカ歌舞伎が始まる直前で、ナウシカの予習会というイベントに参加したのでした。
私はそれほど常連というわけではありませんが、季節ごとには行っていたので、1年ぶりになったのは、とても残念でした。
1年ぶりとなった理由は、もちろんコロナ禍でなんですが、もう少し理由を分類すると、以下の4つ
(1)外食を控えるようになった。
(2)コロナ禍で、家族が自宅で食事をすることが増えたために行きづらくなった。
(3)しらたまやの営業日が木曜~日曜になったことなどで、都合が合う日がなかなかなかった。
(4)しらたまやはいつも熱気がムンムンで、がやがや話しているうちに、カウンターのあっちの方の席の人と意気投合したりしてしまうことがあったりして、それが魅力でもあったのだが、今この時期に行って、密なのでは…と躊躇した。
そんなこんなで1年ぶり。ようやく行けました。
1年ぶりで行ったしらたまやは、席も空けてのご案内にしているので全然密ではなく、(1)~(3)はいかんともしがたいのだけれど、(4)の心配は完全に払しょく。
座席ごとにビニールシートが天井からぶら下がっていました。最初はなんだかカプセルに入るみたいだな~と思いましたが、慣れたら全然平気。おかみとおしゃべりもできるし、むしろ普通の店より、よほど安心安全だなと思いました。
今まで、それほどおかみと親密に話せることはなかったけれど、今なら、少人数しかお店に入れていないので、ビニールシートとマスク越しに案外じっくり話すこともできそうです。(いつも、どうかはわかりませんけれど)
私が行ったのは、歌舞伎座の3部「ども又」と4部「日本振袖始」を観た後。芝居の感想を話し、おかみは京都南座から帰ったばかりだったので、京都の様子を話してくれました。
おかみは中村屋、特に勘九郎が好きなので、3部の感想を聞きたくてうずうずしているみたいでした。
後ろを向いて、うつむいて料理の用意をしながら「で、3部。どうでした?」と聞いたのが、かわいかったです。前のめりに聞かないところがかわいいですよね。ごめん。あまり勘九郎の感想言えなかった💦
いつもながらの心づくしのメニューは、心があたたまってとてもおいしい。ビールと日本酒を1本だけいただいて、1時間いるかいないかで、心もお腹もとてもあたたかくなって、店を後にしました。
大体私は酒好きなため、調子こいて長居をしがちですが(;^_^A、こんな風にさらっと行って、ご飯をおいしくいただいて、1時間くらいお話して帰るのって、とてもいいなと思いました。
ちょっと密なんじゃない?と思って敬遠している方いたら、ぜひ行ってみて。ほのぼのじっくりあったかなしらたまやです。
私もまた行きたい。しかし、今年はもう行ける日はない。
明後日26日までの営業です。
来年は、時にはワイワイガヤガヤ、時にはしんみりできるしらたまやに、何度も何度も行けるといいな。