こんにちは。宗像陽子です。
オールアバウトの「シネマ歌舞伎と上映スケジュール」の記事、2018年度版にリライトしましたので、見てくださいね。
画像も「玉三郎丈の二人藤娘」とやじきたの「歌舞伎座捕物帖」の画像を新しく提供していただいたので、記事も一新!した感じです (^^)/
シネマって、歌舞伎好きな人にはだいぶ浸透してきましたけれど、まだまだ知らない人多数。ぜひたくさんの人に見ていただきたいですね~。
ちなみに、今年度、新しく登場したのは、「東海道中膝栗毛歌舞伎座捕物帖」と「沓手鳥孤城落月/楊貴妃」です。
やじきたは、第1作より、第2作である「東海道中膝栗毛歌舞伎座捕物帖」のほうが面白かったんですね。ですので、これがまたシネマでどうなっているのかちょっと楽しみです。(シネマにする場合は、モノによっては多少短く編集されます)
■「沓手鳥孤城落月/楊貴妃」
「沓手鳥孤城落月」は、玉様の狂気が、見るものを震えさせますぞ。
落城する直前の大阪城での淀君(玉三郎)、次第に正気を失っていき、乱れていくのにその乱れた髪の毛すら計算されている?と思わされた素晴らしい演技でした。
今コクーン歌舞伎で「立ち役」が話題の七之助さん、この芝居で豊臣秀頼を演じています。これまたすっきりとりりしいお姿♪
大野修理亮治長は松也。
千姫が米吉クンです。
「楊貴妃」は、とにかく玉三郎丈が美しいのですよ。ただただしゃなりしゃなりと踊るだけですが、魂抜かれないよう、ご用心です。
ゆっくりと完璧に踊るって、むずかしいと思いませんか?シャッとやって、スピードでごまかすことができませんからね。その手の動き、視線、歩み、すべてに完璧な踊りを御覧じろ。
相手役は中車、言わずもがなの香川照之さんです。がんばってる~!
その他、初心者の方におすすめの、わかりやすく面白い演目といえば。
「日本振袖始」は、おもしろいんじゃないかな。見たときにこれは外国の人にもウケるぞ!と思ったから。でも玉様が、こんな役なのはイヤって人もいると思います(私(;'∀'))
「法界坊」と「野田版鼠小僧」は、平成中村座だからわかりやすく面白い。
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」 は、新派から来ていますからふつーにお芝居です。わかりやすいです。玉三郎がいい。
あら、ほとんど見るべしになっちゃいましたね。
反対にあんまりお勧めしないのは、大江戸リビングデッドです。あまり勧めないものは書かない方針ですが、これはちょっとひどい。宮藤官九郎は好きなんですけれども。なぜまたシネマに出したんだ、と文句を言いたいくらいです。(´・ω・`)
ところで、シネマは歌舞伎の舞台に比べてどういうところがおすすめなの?と思う人は、また前にもどって、ぜひこの記事を読んでくださいね♪
ではでは~。