気になるお菓子。気になるけど、ちょっと手が出なくて食べたことない。 そんなお菓子ありませんか? 私にとって切腹最中もそんなお菓子の一つでした。 忠臣蔵大好きだから、切腹というネーミングは気にならない。むしろそそられる。 でも、このどっちりとし…
泉鏡花と『天守物語』 玉三郎 亀姫 異形の人。偉業の人 七之助 富姫 受け継ぐ人。やり抜く人 すっぽんの使い方 はてしなく広がる空と天空から見下ろす視線で空間無限大 青獅子 観劇終えて。 おまけ ちょっとしたハプニング 泉鏡花と『天守物語』 泉鏡花原作…
▲2022年のお正月の画像です 昼の部 めでたく、人情味もあって、初笑いも。11:00~15:15頃 当辰歳歌舞伎賑 荒川十太夫 江戸みやげ~狐狸狐狸ばなし(こりこりばなし) 夜の部 華やかに。晴れやかに。新春を愛でる 16:00~19:40頃 鶴亀 寿曽我対面 息子 京…
あらすじ 今回の爪王。原作を読みながら ★余裕で鷹をいたぶる狐が憎い ★最後の鷹匠のプライドが勝利を呼ぶ ★雪舞う平原に、空高く舞う鷹が見えた 平成22年の爪王との違い ★老いた鷹匠 ★わかりやすく誇張した部分も なんの説明もいらないので、とにかく観てほ…
「作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎のセカイ」 第9回の詳細です。 2023年6月より「近松門左衛門」をテーマにした3回シリーズ。いよいよ最終回の詳細です。 3回目は「近松門左衛門」シリーズの集大成として、木ノ下さんが近松について「世話物」を中心…
やゑ亮健闘 巳之助の思い 立師・坂東八重之助『影の名優』 『岡崎猫』は45分ほどですが、もとは長いお話の中の一部分です。そのお話というのは長く上演の途絶えていた鶴屋南北原作の『獨道中五十三驛』。先ごろ亡くなった市川猿翁が1981年に復活させました。…
昨日は、3部を観たあとしらたまやに行ってきました。 久しぶりに女将とのおしゃべり、おいしいお食事、楽しかった~。 わたしの好きなお豆。 今月の歌舞伎座の演目にちなんだメニューが、じわりと感動を呼び覚ましてくれます。 俵星玄蕃にちなんで、おいし…
昨日のツアーの参加者の方から嬉しい感想が届きました。 「歌舞伎は筋もわかるし、コミカルな面も!大衆の娯楽だった」 「歌舞伎は敷居が高いというイメージは払拭されました」 昨日の様子はこちら→ munakatayoko.hatenablog.com 「歌舞伎は筋もわかるし、コ…
今日は一幕見ツアーを開催しました。 今日ご案内をしたのはお二人。いずれも歌舞伎は初めてです。 4階の幕見席に上がると「歌舞伎座って広いんですね!」 岡崎猫を観終わった後は、「あっという間だった!」 「もっとわからないかと思ったけれどもセリフも…
16日に渋谷セルリアンタワーでおこなわれた「逸青会」に行ってきました。 15回目となる今回も盛況で、私はチケットを取りそこなって「しまった!」と思っていたところ、東京の最後の公演のあとで追加公演が行われることになり、滑り込みで行くことができまし…
12月は、新橋演舞場で『流白浪燦星』が上演されています。 先日の「笑ってコラえて」見ましたか? 見逃しはこちら! tver.jpとても構成がよくて、歌舞伎の「こんなところ気になる」「これどうなっているの」がたっぷり紹介されていましたね! さて、その中で…
能楽堂で、15日に能・宝生流の『七人猩々』を観た。 12日には歌舞伎座で『猩々』を観ている。 能は、狂言の『六地蔵』とともに、「演出の様々な形」という企画の一環で、11月と同じ演目で演出が流派によって違うもの。『猩々』は、今月歌舞伎座でもかかって…
先日、盛況のうちにおわった「作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎のセカイ」第8回ですが、次回の日程と場所が決まりましたので、速報でお送りします。 「作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎のセカイ」第9回 ■日にち:3月11日(月)18:30~20:30 ■…
昨日は討ち入りの日でした。 討ち入りと言えば、忠臣蔵。浅野内匠頭が無念の切腹をしてその後大石内蔵助以下47士の赤穂浪人たちが吉良上野介の屋敷に討ち入り、主君の仇を取ったという日です。もちろん旧暦なので今のカレンダーで言いますと、12月14日という…
コロナが明けて、歌舞伎座でも一幕見が再開しました。当日売りだけだった一幕見ですが、コロナ明け以降は、前日からネットで予約ができます。 当日売りもあるので、便利になりました。 ここから予約できますhttps://www.e-tix.jp/shochiku_makumi/詳しい説明…
国立劇場がいったん閉場したため(怒)、文楽公演はこれからあちこちでやることとなります。それがいい意味で活性化につながるとよいですね。(至芸員さんたちは大変だけど) 盆も近く、真下の席は迫力ありそう! さて、そういうわけで昨日初めてのシアター1…
なんともう11月。ひと月が過ぎるのが早すぎて追いつきません! 歌舞伎座昼の部、夜の部。充実していました。 昼の部 munakatayoko.hatenablog.com munakatayoko.hatenablog.com munakatayoko.hatenablog.com 夜の部 munakatayoko.hatenablog.com 鎌倉三代記…
最後の日、昼の部を観ました。 夜も見たかったけれど、別件あり断念しました。秋空に千穐楽の幟が映えます。 その1 菊之助の「月」のようなスター性 その2 菊之助は、前に立ちはだかる壁を芝居に昇華する これからのマハーバーラタ戦記 マハーバーラタにつ…
都民半額観劇会に応募して当たったので、若い人と東急シアターオーブへ。 天使にラブソングといえば、我が家は大好きでテレビでオンエアされるたびに何度も観たものです。 話の内容は、歌手のデロリスはある日、ごろつきの恋人が殺人を犯す現場を目撃してし…
だいぶ時間が空いてしまいましたが、長野の続きです。 こちらから続きます munakatayoko.hatenablog.com 一度行った須坂クラシック美術館でしたが、もう一度行ってきました。というのは、11月3日に「きもの日和」のイベントをやるというので、ちょっと行って…
12月は3部構成となります。3部構成のいいところは時間が短いこと。だからお値段も1部だけなら少しお安めで楽しめる。さくっと観てさくっと帰る。あとは銀ブラもよし、ゆっくり食事もよし。何かとあわただしい師走なので、あちこち買い物に走り回るもまた…
本日11月28日、2代目中村吉右衛門が亡くなってまる2年たちました。 日がたつにつれ、その存在感は私の中で増すばかり。 もっと観たかった。もっと知りたかったという思いが募ります。 亡くなったという発表は2021年12月1日。すぐはブログも書けずに、やっと…
11月歌舞伎座夜の部の最後は『顔見世季花姿絵』 踊り3種で、これでもかこれでもかってくらい見どころ満点の気迫あふれる3種に、 昼の部に負けておらんぞという心意気を感じました。 (すみません、特にそんな気負いは皆さんないと思います。ただ昼から通し…
結論。歌舞伎座の中で、無料で配布してくれています コロナ禍も少し落ち着いて、街中でマスクをしている人は徐々に減っていますね。 私の体感では、電車の中でも4.5割の方はマスクをつけていない感じです。 そんな中で、歌舞伎座はどうでしょうか。 観劇時間…
先日、マハーバーラタ戦記の観劇レポを書きました munakatayoko.hatenablog.com その続きです♪ みどころ その6 花道と仮花道 通常の歌舞伎の芝居は花道を使います。時々反対側の上手側にも花道が作られます。それを仮花道といいます。 仮花道を使う芝居は、…
11月の能の定例公演を観に国立能楽堂に行ってきました。 定例公演〇演出の様々な形 六地蔵 乱 置壺・双の舞~観世流 定例公演〇演出の様々な形 狂言 六地蔵 能 乱 置壺・双之舞 を観てきました。 流儀や家の違いで能狂言の演出はさまざまに変化します。特殊…
早稲田大学演劇博物館主催の「没後130年 河竹黙阿弥―江戸から東京へー」というイベントに早稲田大学大隈講堂まで行ってきました。 没後130年の展示の関連イベント第1弾として、「黙阿弥と寄席芸」というテーマでおこなわれたものです。 ゲストが神田伯山さん…
お正月の菊五郎劇団の予定が出ました。 www.ntj.jac.go.jp いつもは、国立劇場で復活狂言を通しでおこなうのが慣例。それもお正月らしい華やかさもありつつ、ばかばかしい時事ネタなども投入。肩肘張らずに楽しめるお楽しみだったのですが、それも2023年の正…
6年ぶりに再演された「マハーバーラタ戦記」。 簡単なあらすじ みどころその1 菊五郎の第一声 みどころその2 歌舞伎らしさとインドらしさと ・衣裳 ・歌舞伎らしさを交えた演出 ・音楽 みどころその3 芝のぶのヅルヨウダ王女 みどころその4 数々の立ち回…
「作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎のセカイ」 「近松vol.2劇評家編」は、木ノ下裕一さんを聞き手に田中綾乃さんが解説します。 12月7日ですので、いよいよ1ヵ月を切りましたね。 munakatayoko.hatenablog.com 12月は近松3回シリーズの2回目です。 …
これは残念ながらちょっと私には合わなかった。芝居も俳優陣も全く悪くなかったのだが、とにかくアマンダという母親が(渡辺えり→俳優自体は全然悪くない)過去の思い出の中に生きていて、昔の好かった時の話ばっかりしながら日常細かく口うるさくて、しかも…
munakatayoko.hatenablog.com →真田邸から続きます。 真田邸から数分で到着するのが松代藩文武学校です。 松代藩文武学校 松代藩士の子弟が学ぶ藩校として開校したのは、1855(安政2)年のこと。 文学書、教室、剣術所、柔術所、弓術所、槍術所などすべてが…
→長野旅、前後しますが続きます。 munakatayoko.hatenablog.com 別日ですが、長野の松代に行ってきました! 松代には、町のいたるところに真田氏由来の六文銭が。 小山田邸 いきなり出ました大きなお屋敷小山田邸。なんと初代の小山田氏は、武田信玄薫陶を受…
11月は芝居の世界では、お正月。江戸時代には、これから1年このメンツでこんな世界でやっていきますよという顔見世の月でした。今はそんな風に役者と1年契約ってことはないのですが、なんとなく顔見世月は華やかです。 昼の部 ・マハーバーラタ戦記 簡単なあ…
munakatayoko.hatenablog.com 高橋まゆみ人形館を後にして、次に向かったのは「道の駅 花の駅千曲川」です。 モンベル飯山店も含めたグランドオープンが2023年11月1日です♪ 道の駅 花の駅 千曲川 野沢菜がたくさん売られていました!地元の人はこれから漬け…
長野その3,善光寺と東山魁夷館はこちら munakatayoko.hatenablog.com 2日は長野県飯山に初めて行ってきました。 身近なじいちゃん、ばあちゃんを愛情たっぷりに創作 まずは高橋まゆみ人形館。親戚に誘われてまったく先入観なしで行ったのだけれど、想像以上…
10月をまとめると、やっぱり一番のトピックは国立劇場の閉場だろうか。 歌舞伎はよかったけれど、閉場はいかん。 どうしても納得できないのだ… munakatayoko.hatenablog.com しつこく言う munakatayoko.hatenablog.com しつこくしつこく言う munakatayoko.ha…
お戒檀めぐり~真の闇にドキドキ 経蔵~お手軽に功徳を得る びんづる長者~人々の苦痛を長くしょって、つるっつる 城山公園~明るく広々 東山魁夷館~かけがえのない宝 今日は長野の善光寺と長野県立美術館東山魁夷館へ。 お戒檀めぐり~真の闇にドキドキ 平…
歌舞伎「ファイナルファンタジーX」が上演されたのは、今年の3月~4月。 配信が10月まで観られるということで、10月なんて想像もできないほど遠い先のこと(そんなことはありませんが)だと思っていたのですが、ついに本日が最後です。 この時この芝居を観…
今日発表されたニュース。 しばらく休演が続き心配していた菊五郎さん。11月に「マハーバーラタ戦記」に出演とのことです。 俳優祭にも出られず、最後の国立劇場にも休演でしたので大変心配していたのですが、よかった。よかったけれど、大丈夫なのかな。…
落語をもとにしたいつもの人情噺文七元結とは一味も二味も違う文七元結物語でした。 いつもの文七元結はこちら! munakatayoko.hatenablog.com 寺島しのぶさんが出るということで話題となった今回の文七元結ですが、彼女も父菊五郎が何度もやっている文七元…
→長野その1から続きます。 munakatayoko.hatenablog.com こちらでは着物の展示などをしているらしいとのことでフラリと入ってみました。 「祖父龍子~川端龍子と岡信孝」という企画展をしていました。 川端龍子! 歌舞伎座に通いなれている人ならピンとくる…
10月夜の部の水戸黄門。遅まきながらの観劇レポです。 黄門にぴったりはまった彌十郎 回り舞台を使った演出が効果的 虎之助、二役で大活躍 歌昇、苦悩しつつ成長する殿さまを好演 助さん格さんのキャラ設定は? 最初、水戸黄門の役を彌十郎と聞いてちょっと…
長野県の須坂市に来ています。須坂市は長野駅から10キロほど。小布施と長野の間にあります。小布施に比べては地味な印象ですが、なかなか味わい深いです。 明治・大正・昭和初期に製糸の町として栄えたので立派な蔵造りの家などがあり、なんともレトロな雰囲…
昨日、国立劇場が大千穐楽を迎えました。 千穐楽っていつも一抹の寂しさはあるものですが、こんな寂しい気持ちはめったにあるものではありません。何しろ同じ会場での次の初日が見えないのですから。 とはいえ、これは見逃すわけにはいかんと今月2回目の「妹…
ついに昨日、国立劇場が大千穐楽を迎えました。 57年の歴史をいったん閉じ、しばらく閉場となります。 寂しくてたまりません。それは、建物を作り直して再開場をするということですが再開のめどはついていないからです。 当初、2029年再開の見込みとのことで…
谷村新司さんが亡くなりました。 その功績は素晴らしいものなのですが、私はずっと昔、好きでした。 70年代、アリスの歌が売れる前のことです。 深夜放送です。チンペイのセイヤングを中学生から高校生にかけて夢中になって聞いていたなあ。 何より、声がい…
10月6日はこちらに。浅草公会堂にて「翔の會」 中村富十郎さんの13回忌。お子さんである鷹之資くんと愛子さんが、自主公演「翔の會」で富十郎さんにゆかりのある演目をつとめました。 「矢の根」 2世市川團十郎が初演。7世が「歌舞伎十八番」に選定した「矢…
私が歌舞伎と焼酎を好きなことを知っている人が鹿児島に行った折にお土産を買ってきてくれました。 その名も「白波五人男」。私としては「白浪」としてほしかったところですが(;^_^A 焼酎の名前が白波が多いのですね。 異なる味の焼酎が5種類。かわいい一升…
歌舞伎座お好み券とは、なんぞ? 歌舞伎会会員のみなのですが、10月と11月に、観劇キャンペーンとして「歌舞伎座お好み券」というものがあります。 昨年から始まった「観劇パスポート」はありがたいのですが、友達や家族を誘いづらいなというのが難点で…