「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月の振り返り

もう胸がいっぱい! 歌舞伎座では7月に続き8月も休演が相次ぎました。しかし7月と違い、すぐに代役をたててなるべく休演日を減らし、できうる限り幕を開けるという方向に楫を切ったようでした。観客も元気をもらいました。ありがとう。 観劇の記録 個人的な…

9月の歌舞伎座演目紹介 秀山祭復活!

大波乱続きの8月納涼歌舞伎も終わり、9月は少し心穏やかに観劇をしたいものです。たのんます。 秀山祭とは 第1部 11:00~13:40 ・白鷺城異聞11:00~11:45 ・寺子屋~菅原伝授手習鑑12:15~13:40 第2部 14:30~16:59 ・松浦の太鼓14:40~15:59 ・…

弥次喜多流離譚 感想レポ

今までそれほど弥次喜多に思い入れがなかったので、今回も見るのはどうしようか悩むくらいでしたので、後半にチケット取って、まあ見られなくても仕方がないかな程度だったのですが、結果落涙する始末(;'∀') 感想を書いておきます。 良かったところ ちょっと…

寺子屋~菅原伝授手習鑑 ずっしりくる感動の名作をじっくり味わおう!あらすじ&みどころ

さあ。いよいよ秀山祭。 寺子屋は、名作中の名作。そして2代目吉右衛門は、第1回の秀山祭(平成18年)に先立つ平成15年の「初代中村吉右衛門五十回忌追善狂言」でこの「寺子屋」で武部源蔵を演じています。それだけ思いのこもった「寺子屋」。じっくりと味…

歌舞伎のブロマイド(お写真)あれこれ

推しが出来たら今も昔も「ブロマイド」。ですよね。 歌舞伎にもありますよ。「お写真」なんて言い方もします。 木挽町広場で、月の後半に売り出し 楽しい写真選び 保管の仕方 木挽町広場で、月の後半に売り出し 歌舞伎座のブロマイドは、大体20日過ぎにその…

筋書あれこれ(歌舞伎のパンフレット)

観劇につきもののパンフレット。歌舞伎にもあります。 歌舞伎座では「筋書」と言います。 大阪、京都では「番付」と言います。 この歌舞伎座の筋書についてご紹介します。 月の前半と後半では、筋書の中身が違う 前半観劇して、写真入りの筋書をゲットするの…

おかえりなさい。男寅、鶴松、福之助、歌之助

本日25日(木)より、市川男寅、中村鶴松、26日(金)より中村福之助、歌之助が無事復帰できるというニュースが入りました。 いつも淡々とした歌舞伎美人のニュースではありますが、休演のお詫びのときは哀しそうに見えるし、こうやって復帰のニュースの時は…

8月の歌舞伎座に、歌舞伎の底力をみる

8月の歌舞伎座にまた試練が訪れている。 休演、代役にて再開の嵐 本役を超えてやろうという心意気がすごい 猿之助、勘九郎らの気迫が、座を引っ張る 心配はあるけれど。 私たちを勇気づけてくれた8月の歌舞伎座 穏やかな日々を願う さて、どうなる。私の観…

中村時蔵後援会 舞踊とランチの会に行ってきた【帝国ホテル】

今日は、中村時蔵後援会に入っているお友達に誘われて、帝国ホテルで行われた「舞踊とランチの会」に行ってきました。 かなり充実した内容で、しびれました。 プログラムは以下 舞踊 第1部 1. 玉兎 大晴クン 2.白酒売 梅枝 ランチ トーク 3月盛綱陣屋篝…

第28回 稚魚の会・歌舞伎会合同公演レポ

毎年夏のお楽しみ。稚魚の会・歌舞伎会合同公演初日に行ってきました。国立劇場小劇場にて8月12日~16日 稚魚の会・歌舞伎会とは 双蝶々曲輪日記 俄獅子 稚魚の会・歌舞伎会とは 国立劇場の研修修了者による「稚魚の会」。そしてそれ以外の一般出身者の名代…

歌舞伎ツアー開催!2年半ぶり

昨日、なんと2年半ぶりにガイドツアーを開催しました。 一幕見ツアーと言って長くainiでは体験ツアーを行っていましたが、コロナになってからは幕見はなく、歌舞伎座ギャラリーも規模を縮小したままなので、なかなかツアーをできなかったのですが、体験内容…

新選組 観劇レポ

納涼歌舞伎第1部。 手塚治虫原作の「新選組」を歌舞伎化。 原作をみてから観劇をしたので、思ったよりずっと原作寄りで、しかも手塚治虫へのオマージュがすごくて驚いた。 大道具、小道具、セリフ、ストーリーすべて。 のっけから舞台脇に漫画のコマワリ。 …

東京以外で歌舞伎を上演している主な大劇場【名古屋・大阪・京都・博多】

この稿では、地方で歌舞伎が行われる大劇場について紹介いたします。 東京で歌舞伎を上演している主な劇場はこちら! munakatayoko.hatenablog.com さっそくいってみましょう。 【御園座 】 名古屋では唯一、大歌舞伎の本興行が行われる大劇場です。2018年に…

歌舞伎ってなあに?

そもそも歌舞伎は、庶民の娯楽 歌舞伎は、今でこそむずかしいイメージでとらえられることも多いのですが、もともとは庶民の娯楽です。 歌舞伎がネタの落語を聞いていると、小僧さんが主人の目を盗んで歌舞伎を観に行ったり、歌舞伎のマネごとをしたりといっ…

子どもと行く歌舞伎

8月5日に8月の歌舞伎座の初日があけます。夏休みなので、子ども達に見せたい方もいるかもしれませんね。いつから歌舞伎を見せられる?行くならどこの席がいいのかな。 子どもはいつから歌舞伎を観られるか? 子ども料金はあるか おすすめの席はどこか 子ども…

いがみの権太は、いつもどったか

義経千本桜の「すし屋」の場。とてもおもしろいですね。 もどりとは 不審を感じる 2回目の出のときには性根は入れ替わっていたか 2回目の出のときには、まだ入れ替わっていないともいえる? 仁左衛門に見る上方の権太 munakatayoko.hatenablog.com もどり…