「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

今月の振り返り 「挑戦」と「盤石」な手ごたえ

梅雨が明けた!?マジか。7月20日過ぎに3日雷が鳴る日が続いて、パーッと夏空になる…というパターンはもはや思い出の中にしかないのか? それにしても6月中に梅雨明けとは早すぎないか?どんな夏になるのだろう。 今月は各劇場、充実していたなあ。私が行…

菊之助の「鷺娘」が最高だった件~博多座にて

博多座昼の部。二つ目は、菊之助の鷺娘。 最初の出は舞台全体が雪げしきの中、ぼーっと出てくる白無垢の菊之助。舞台も白、衣裳も白。襟と裾から出ている赤、そしてぽっちりと口にひいた紅にはっとさせられる。 菊之助で「鷺娘」を観たのは、2019年すみだト…

菊之助の魚屋宗五郎~新皿屋舗月雨暈(しんさらやしきつきのあまがさ)~博多座

菊之助の魚屋宗五郎。よかった! けれどどうしても菊五郎と比べると、いや比べたらかわいそうなのだけれど。 どこが違うのかなあ。 菊之助は美しくて綺麗すぎるから 「ええっと。君は魚屋だよね」という気になる。若いのをいっぱい従えた鳶頭みたいになっち…

團十郎襲名が歌舞伎界にもたらすもの

オールアバウトにて、こちらの記事アップしました。 襲名興行ってなに? 市川團十郎ってそんなにすごい名前なの? 海老蔵は、襲名にふさわしいの? という疑問に答えて 襲名とは「名を受け継ぐこと」 2年半延期された襲名披露公演 江戸歌舞伎の荒事を創始し…

橋弁慶 絵本のような美しさ

まるで昔の絵本をみているような美しい舞台だった。書き割りが芸術的に美しく、彦三郎弁慶、萬太郎牛若丸のピタリとはまった絵面。 美しく笛を吹きながら登場の牛若丸。人を斬るのが趣味らしいから、ずいぶんサイコな牛若丸という設定だから、よく知る設定と…

博多座終演から福岡空港までは、どのくらい時間をみておくか

最後の日はチケット取っていなかった。でも、あとで昼の部取れるような時間に飛行機のチケットを取ったつもりだったのに、ミスった。 歌舞伎座の3部制に慣れていて、遅くとも1時15分には終わるだろうと踏んで、3時の飛行機をとってしまった。 実際には昼の部…

アニメージュとジブリ展

博多座に早くつきすぎたので、向かいにある福岡アジア美術館に行ってきました! 今、アニメージュとジブリ展やっていて、アニメファン、ジブリファンにとってはものすごい情報量の充実した展示です。 私のお目当ては、これ ナウシカ。 米吉くんも予習に訪れ…

博多座

念願の博多座にやってきた! よく、役者さんたちがずらっと階段のところに並んでいる図。のとこ。 そしてよく言われているように空港からのアクセスもよく、博多座の中も素敵で、スタッフも感じが良く、とてもいい気持ち。 そして不思議なことがあった。 私…

作者と劇評家のコトバで読み解く「歌舞伎のセカイ」第4回 受付開始

作者と劇評家のコトバで読み解く「歌舞伎のセカイ」いよいよ次回のチケも売り出しになりました! 今回は劇評家編。 そしてテーマは、満を持しての 「寺子屋」で探る松王丸と源蔵の苦悩 です。 寺子屋も、熊谷陣屋と同じく我が子を身代わりにして殺してしまう…

猪八戒  ふわふわ感とダイナミック感で楽しい♪観劇レポ~♪

先日書いた「猪八戒」は、95年前の達筆で書かれた台本を元に書いたが、今回の「猪八戒」はずいぶん変わっていた。 澤瀉十種の内 猪八戒 - 「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog なので、観劇レポをば。 あらすじ、すなわち 「人々を困らせている…

今年も始まった♪ 国立劇場歌舞伎鑑賞教室 演目紹介とおススメの理由

今年もやってきました国立劇場の「歌舞伎鑑賞教室」の季節♪ 毎年6月7月に国立劇場で行われる歌舞伎鑑賞教室は、「チケット代安い」「わかりやすい」「短時間」と3拍子揃ったおすすめの企画です。 安い わかりやすい ストーリーを重視したいなら 6月「毛谷…

歌舞伎って、いつどこでやっているの?

歌舞伎ってなんだろう?難しそうと思う人も多いですね。値段が髙そうと思う人も多いです。でも意外と敷居は高くない!思い立ったが吉日。ぜひ、一歩を踏み出してみてください。 いつどこでやっているの 歌舞伎座はほぼ毎日やっている 東京の歌舞伎座以外の劇…