「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

6月歌舞伎座 期待値高まる♪ 演目紹介

6月歌舞伎座の演目紹介です。6月は国立劇場の鑑賞教室もあるので追ってお知らせします! 1部 澤瀉屋で歌舞伎of歌舞伎を楽しもう 菅原伝授手習鑑~車引 澤瀉十種の内 猪八戒 2部 高麗屋ファン・鎌倉殿の13人のファンはこちらを 信康 勢獅子 3部 原作よし、脚…

澤瀉十種の内 猪八戒

【注】こちらは、95年前の台本をもとに書いたもので、今回の猪八戒のストーリーとは違います。比較検討のために読んでいただくのは結構ですが、 「内容がデタラメじゃねえか」とクレームつけないでね。 今回の観劇レポはこちら munakatayoko.hatenablog.com …

5月の振り返り

桜が散って5月。新緑のパワーが盛り上がるように出てくる季節。歌舞伎で5月といえば團菊祭だ。今年は3年ぶりの團菊祭で、新緑のパワーに負けじと盛り上がった。でも舞台は歌舞伎にも文楽にも桜吹雪がいっぱい!な5月だった。 5月の観劇記録 歌舞伎 文楽 …

歌舞伎 時代ものの魅力その1 金閣寺を例に

時代物の魅力がたっぷり味わえる金閣寺。今回あらためて歌舞伎の魅力に感じ入った。なんというか、おおざっぱなところと緻密なところ。きらびやかなところとそうではないところ、相反するものが混然と一体になっているところに魅力があるのだなと感じた。 た…

信康~あらすじとみどころ

染五郎が歌舞伎座で初の主役を演じると話題の「信康」。「鎌倉殿の13人」に勝るとも劣らないシンドイ展開なので、お覚悟あれ。 登場人物 あらすじ ・一場 岡崎城本丸書院 信康をめぐる不穏な空気。 ・不穏その1 ・不穏その2 ・不穏その3 ・不穏その4 ・…

義経千本桜 文楽~ 華やかで、広がる多幸感

5月の国立劇場文楽公演の1部は義経千本桜だった。今回は、鳥居前、吉野山、河連法眼館、と続いてあるので、話の筋が通ってわかりやすくなっていた。1月の歌舞伎座での河連法眼館や2月の大物浦を観た人も、今テレビで「鎌倉殿の13人」を観ている人も、「はは…

祇園祭礼信仰記~金閣寺 あらすじとみどころ 

これ、予習なしで行くと、ちょっと難しいかも。しっかり予習をして、細部まで楽しみましょう~♪ 登場人物 あらすじ 雪姫捕らえられて「天井絵を描くか、自分の物になるか」と脅される の巻 東吉登場の巻 碁の勝負と、雪姫の思いとが重なり合うの巻 東吉、大…

仁左衛門6月休演 演目差し替え「切られ与三郎」→「ふるあめりか」

またまた残念なニュース。片岡仁左衛門丈、病気のため6月は休演となりました。 仁左衛門休演 演目差し替え「ふるあめりかに袖はぬらさじ」へ 仁左衛門休演 6月は、にざたまの「与話情浮名横櫛」が予定されており、今回「源氏店の場」だけではなく、「木更津…

鏑木清方展2022~明治時代の生活を細やかに描く。芝居絵もたくさん♪

とても素晴らしくて、2回観に行った。 私の印象に残った絵を中心にご紹介。 生活をえがく 鰯(昭和12年) 明治風俗十二ヶ月(昭和10年) 6月 金魚屋 8月 氷店 9月 二百十日 10月 長夜 12月 夜の月 墨田河舟遊(大正3年) 築地明石町 物語を描く 芝居絵十二…

中野土びな館〜歌舞伎に出てくるキャラがいっぱい!

あかり博物館の隣にひっそりとあるのが中野土びな館です。 観光客はソフトクリームを食べながらどんどん中野土びな館の前を通り過ぎていきます。 土人形つくりは、江戸時代後期に農閑期の副業として京都伏見人形をルーツとして全国に普及、伏見から奈良家に…

日本のあかり博物館~夜の暗さを知る

北斎館のすぐ近くにあるのが、日本のあかり博物館です。今回、「浮世絵に見るあかり」という展示をやっていたので、観てきましたが、常設展示も面白かったので、おすすめです。 日本のあかり博物館とは 古代からのあかりの歴史 工夫を凝らした油さし 旅枕あ…

小布施の街と北斎館

GWに突入する少し前、長野に行ってきました。 小布施 北斎館 小布施 小布施では街のあちこちで民話が読めるんです。本のように、ページをめくることができ、お話を最後まで読めます。 街のそこここにはお花がいっぱい。オープンガーデンで自由に入れるお庭も…