「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog

すばらしき日本の芸能、歌舞伎。初心者にわかりやすく説明します♪

中野土びな館〜歌舞伎に出てくるキャラがいっぱい!

あかり博物館の隣にひっそりとあるのが中野土びな館です。 観光客はソフトクリームを食べながらどんどん中野土びな館の前を通り過ぎていきます。 土人形つくりは、江戸時代後期に農閑期の副業として京都伏見人形をルーツとして全国に普及、伏見から奈良家に…

日本のあかり博物館~夜の暗さを知る

北斎館のすぐ近くにあるのが、日本のあかり博物館です。今回、「浮世絵に見るあかり」という展示をやっていたので、観てきましたが、常設展示も面白かったので、おすすめです。 日本のあかり博物館とは 古代からのあかりの歴史 工夫を凝らした油さし 旅枕あ…

小布施の街と北斎館

GWに突入する少し前、長野に行ってきました。 小布施 北斎館 小布施 小布施では街のあちこちで民話が読めるんです。本のように、ページをめくることができ、お話を最後まで読めます。 街のそこここにはお花がいっぱい。オープンガーデンで自由に入れるお庭も…

4月の振り返り

比較的落ち着いた月 月末に飛び込んできたニュースあれこれ 7月ナウシカ。 大向こう問題。 比較的落ち着いた月 春だ。日は明るく、花は色とりどりに美しい!そして、案じられたよりもコロナは下火になり、平和な兆しの春。(しかし、かの国はいまだ平和は訪…

「並木宗輔」を深掘る ~作者と劇評家のコトバで読み解く 歌舞伎のセカイ 第3回

4月17日国立劇場伝統芸能情報館レクチャールームにて、「第3回 作者と劇評家のコトバで読み解く 歌舞伎のセカイ「並木宗輔」を深掘る」 が開催されました! ▲木ノ下さんと田中さん。田中さんの装い、今回は洋装で素敵でしたー。 皆さんは、歌舞伎の作者と言…

團菊祭5月大歌舞伎 みどころ紹介

久々の團菊祭。團菊祭というのは、成田屋と音羽屋にゆかりのある演目をゆかりのある人たちが演じるもので、ずっと5月に行われていましたが、ここ2年はそれもなし。今年は久々です。海老蔵の歌舞伎座出演も久々ですね。 なんとなく、チケットをとるにも気合が…

弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)

人気演目、白浪五人男!今までにもブログでも紹介していますが、バラバラしているのでまとめました。 ■あらすじ 「浜松屋店先の場」←2022年5月上演します♪ 南郷力丸と弁天小僧菊之助が、浜松屋にゆすりに入るも失敗する 「蔵前の場」弁天小僧菊之助の実の親…

桜姫東文章 シネマ歌舞伎に登場

昨年の狂乱!を思い出します(;^_^A あの興奮が戻ってまいりました。 舞台には適うまいと思いつつ、初日(4月8日)に上の巻を観てきましたが、とてもよかったです。 冒頭のにざたまのインタビューからして圧巻ですし、何しろ大画面。 多彩なカメラワーク、高…

「土蜘」 「土蜘蛛」 「蜘蛛絲梓弦」 違いは?

なんだか魑魅魍魎的なタイトルになってしまいましたが…(;^_^A 2022年5月、團菊祭の2部でかかる「土蜘(つちぐも)」は、音羽屋にとって大切な演目です。 音羽屋にとって大切な演目 あらすじ みどころ 太刀持ちに注目 畜生口の見得に注目 出てくる土蜘の精に…

お祭り

以前、にざたまの神田祭を見たけれど、今回の「お祭り」は、玉三郎のみ。もともと「お祭り」は鳶頭のみで踊っていたらしい。それが芸者に変わったり、人が増えたりその時によっていろいろではあるけれど、今回は玉三郎の芸者さんのみ。 仁左衛門の鳶頭は出て…

感涙 ぢいさんばあさん(2) 仁左衛門&玉三郎

もう何回もぢいさんばあさんは見ているのですが、今回はとどめ!という感じでした。 仁左衛門、玉三郎の「ぢいさんばあさん」です。あまりにも素晴らしかったので、もうほかの役者での「ぢいさんばあさん」は見るのをやめようと思うほど。なので、あらすじ見…

ぢいさんばあさん(1) 究極のファンタジー あらすじとみどころ

森鷗外の短編を宇野信夫が昭和26年に劇化したものです。新作だから言葉もわかるし、理解するための予習はいらないですけれど、森鷗外の原作はネットで読めますのでぜひご一読ください!短いのですぐに読めます。とてもいい短編です。 伊織の癖、桜の存在、甥…

天一坊大岡政談(2)~お三のキャラの違いについて。

天一坊大岡政談も、いよいよ中日を過ぎてますます盛り上がっているようです。 コクーン天日坊と、今回の天一坊大岡政談を見て違いなどを楽しんでいましたが さらに、お三のキャラでも、前回の天一坊大岡政談と今回の天一坊大岡政談では違いがありました。 お…

勘九郎七之助 陽春特別公演2022

2005年から毎年全国を巡業しているという中村屋の陽春特別公演(昨年は中止)。初心者でも楽しめるよう考えられている。春暁、陽春、新緑、錦秋と季節によって多少名は違えど、中村屋が様々な工夫をもって全国を回る公演という軸は変わらない。昨年から勘太…

3月の振り返り

2月の終わりから突如、大きな戦争が勃発した。ロシアがウクライナを侵攻したのだ。まさかまさかの連続の日々が続き、いまだに収束の糸口は見えない。 どうか一日も早く平和が戻りますように。 何とか無事に千穐楽 吉右衛門の後を追う人。 菊之助の配信 歌舞…